見えている部分の一部を半透明にする方法
動画の素材につかう静止画。
その静止画の一部だけ半透明にしたくなることってありますよね。
Illustratorで作業する場合、見えている部分の一部を隠す方法にクリッピングマスクという超簡単な方法があります。
クリッピングマスクで切り取る
画面の一部を切り取るには[クリッピングマスク]が早いです。
![](https://i0.wp.com/oiuy.net/wp-content/uploads/2022/05/101.jpg?resize=640%2C444&ssl=1)
イラストレーター上で作画します。
レイヤーが複数になったら、[グループ化]であらかじめレイヤーをまとめておきます。
切り抜きは一枚絵でもOKです。
![](https://i0.wp.com/oiuy.net/wp-content/uploads/2022/05/103.jpg?resize=640%2C448&ssl=1)
切り抜きたい形状のオブジェクトを先ほど作ったレイヤーの上に重ねます。
![](https://i0.wp.com/oiuy.net/wp-content/uploads/2022/05/105.jpg?resize=640%2C466&ssl=1)
右クリックして[クリッピングマスクを作成]をクリックします。
![](https://i0.wp.com/oiuy.net/wp-content/uploads/2022/05/104.jpg?resize=640%2C448&ssl=1)
すると指定した部分が切り抜かれました。
輪郭をグラデーションさせる 不透明マスク の使い方
一部を隠す方法にクリッピングマスク。
ワンタッチで切り抜きができるので便利です。
しかし、この方法では境界線などをボカすことはできません。
グラデーション効果をどうしてもつけたいと思ったらどうするかというと、不透明マスクを使います。
用意するのはグラデーションが入った図形です。
色は白黒。
白の部分を残し、黒の部分を透過するというアルファチャンネルの仕組みを使います。
![](https://i0.wp.com/oiuy.net/wp-content/uploads/2022/05/106-1.jpg?resize=640%2C548&ssl=1)
切り抜きたい画像を下に、グラデーションが入った図形を上にします。
![](https://i0.wp.com/oiuy.net/wp-content/uploads/2022/05/107-1.jpg?resize=640%2C654&ssl=1)
[ウインドウ]の[透明]を選択すると[透明]パネルが出現します。
![](https://i0.wp.com/oiuy.net/wp-content/uploads/2022/05/108-1.jpg?resize=640%2C686&ssl=1)
グラデーションが入った図形をかぶせたいオブジェクトに重ね、グループ化します。
[透明]パネルにある[マスク作成]をクリックします。![](https://i0.wp.com/oiuy.net/wp-content/uploads/2022/05/109-1.jpg?resize=640%2C394&ssl=1)
すると、グラデーションの黒だったところが透け、白だったところが残る結果になりました。
![](https://i0.wp.com/oiuy.net/wp-content/uploads/2022/05/110-1-1.jpg?resize=640%2C351&ssl=1)
透過しているのか見てみましょう。最背景のレイヤーを黒にしました。
すると、元画像が切り抜かれ、グラデーションの黒だった部分が透過していることがわかります。
![](https://i0.wp.com/oiuy.net/wp-content/uploads/2022/05/111-1.jpg?resize=640%2C448&ssl=1)
画面右上の操作パネルの[マスクを反転]をクリックすると、白黒の役割を逆転させることができます。
2つのレイヤーはリンクでつながっているので移動可能。
リンクを外すと透過部分をずらすことができます。
まとめ
動画編集に使う静止画素材も自由に操作することができると演出に幅が出る上、時短につながります。
余裕があったら積み上げて自分の財産にしましょう。
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 不透明マスク を書きます。