After Effectsを使うと、文字を消えゆく煙のように見せるクリエイティブなアニメーションが簡単に作成できます。
以下では、初心者向けに分かりやすく手順を解説します。
After Effects で「文字を煙にする」方法
準備するもの
1. After Effects(任意のバージョン)
2. 作成したい文字やデザイン
手順1: 新規コンポジションを作成
1. After Effectsを開き、新規コンポジションを作成します。
• 名前を「文字煙エフェクト」などに設定
• 推奨サイズ: 1920 x 1080px(フルHD)
• フレームレート: 30fps
• デュレーション: 10秒程度
手順2: 文字レイヤーを作成
1. テキストツールを選択して、画面に文字を入力します。
• 例: 「Smoke」
2. フォントやサイズを調整して、中央に配置します。
手順3: エフェクトを追加
文字を煙に見せるために、以下のエフェクトを使用します。
エフェクト1: CC Particle Systems II
1. エフェクト&プリセットパネルで「CC Particle Systems II」を検索。
2. テキストレイヤーにドラッグ&ドロップします。
エフェクトの設定を調整
以下の項目を変更して煙っぽく見せます。
• Birth Rate: 1.0(煙の濃さを調整)
• Longevity: 2.0秒(煙の持続時間)
• Particle Type: Faded Sphere(ぼんやりとした煙に見せる)
• Physics タブ:
• Animation: Directional
• Velocity: 0.5(速度を調整)
• Gravity: -0.1(煙が上に流れるようにする)
手順4: 文字と煙を連動させる
文字が煙に変わるようにするには、「トラックマット」を使用します。
1. テキストレイヤーを複製します。
• 元の文字を右クリックして「複製」(Ctrl+D / Cmd+D)
2. トラックマットを設定します。
• 「上位のテキストレイヤー」を選択。
• レイヤーモードで「アルファマット」を適用。
手順5: 煙の自然な動きと色を調整
1. カラーを調整: エフェクトの「Birth Color」と「Death Color」を灰色や白に設定。
2. ブラー効果を追加: 煙の滑らかさを高めるために「Fast Box Blur」を適用。
• Blur Radius: 10~20
手順6: アニメーションを追加
文字が煙に変わるタイミングを調整します。
1. 文字レイヤーの不透明度:
• 0秒時点: 100%
• 1~2秒後: 0%
2. 煙のエフェクトと同期させることで、文字が自然に煙となって消える演出が完成します。
初心者のよくある疑問
煙の動きが不自然です。どうすればいいですか?
• 解決策: 「Physics」タブの「Velocity」や「Gravity」を微調整してください。また、「Longevity」の値を増やすと煙がゆっくり漂うようになります。
煙の量を減らしたいです。
• 解決策: 「Birth Rate」の値を下げると煙が薄くなります。
煙がもっとリアルに見せたいです。
• 解決策: 「Turbulent Displace」エフェクトを追加して、煙に自然なゆらぎを加えましょう。
まとめ
After Effectsの「CC Particle Systems II」とトラックマットを使うことで、文字を煙のように消えるアニメーションを簡単に作成できます。
慣れてきたら、他のエフェクトを組み合わせて、よりリアルな煙やカラフルな煙を表現してみましょう!
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 After Effects を書きます。