今回はですね、After Effects(以降AE)を使ってる人なら誰しもが「おい、なんでこんなに操作がめんどくさいんだよ!」って叫んだこと、あると思います。わたしもあります。というか、毎日叫んでます。
そんなあなたに朗報です!
今回は、AE歴10年超のわたしが「これはもっと早く知っておけばよかった〜!」という、地味だけど超使える小技を10個、厳選してご紹介します。
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After Effectsの小技 10選
①レイヤーの不要部分をワンタッチでトリミング【Alt + [】【Alt + ]】
たとえば…動画素材の冒頭3秒、無駄な映像が入ってる。
あるあるでしょ?
そんなとき、インジケーターをカットしたい場所に持っていって…
- Alt + [ で左側をカット
- Alt + ] で右側をカット
これだけ!

マウスでドラッグしてカット?遅い遅い!これでビシッと決まります。
②レイヤーを真っ二つに分割【Ctrl + Shift + D】

編集してて「ここからここまでだけ別演出にしたい」ってとき、ありますよね?
そんなときは、
Ctrl(Cmd)+ Shift + D

これで、パキッとレイヤーを分割できます。レイヤーが前後に分かれるので、必要な方だけエフェクトかけたり、移動させたりできるんですよ。
ちょっとしたシーンチェンジでも使えます。これ、ホント便利。
③キーフレーム間をサクサク移動【J】【K】
たくさんのキーフレームを打ってると「次どこだっけ?」って迷子になりがち。
そんなときは、
- 【J】前のキーフレームへ
- 【K】次のキーフレームへ
もうマウスでチマチマ探す必要なし。指だけでタイムトラベルできます。
④キーフレームをフレーム単位で動かす【Alt + ←→】
「あ、あと1フレームだけ後ろに動かしたいんだけど!」ってこと、めっちゃありますよね。
そんなときはキーフレームを選んで、
Alt + ←→
で、1フレームずつズレます。
もっとガッと動かしたい?そんなあなたは【Shift】も一緒に押してみてください。グイーンと移動します。
⑤吸い付く快感!スナップ機能【Shift】

キーフレームやレイヤーを他のキーフレームにピタッと合わせたいとき、ありますよね?
そんなときは【Shift】を押しながらドラッグ!
吸い付く!ピタッと吸い付く!!
これ、地味だけど超気持ちいいです。合わせたいところにちゃんとハマる快感。クセになります。
⑥ベクター素材のボケを一発解決【連続ラスタライズ】

「Illustratorで作ったのに、なぜかボケてる…」
そんなときは、レイヤーの横にある「太陽マーク(連続ラスタライズ)」をONにするだけ!
輪郭がくっきりキマる。ビフォーアフターが一目瞭然。
プレゼン用資料なんかでもよく使います。グラフィックが命の場面ではマスト。
⑦トランスフォームエフェクトで動きを独立させる
「レイヤーのスケール変えたらアニメーションが崩れた!」って経験ないですか?
ありますよね?ね?
そんなときは、
エフェクト&プリセット → ディストーション → トランスフォーム
これをレイヤーにかければ、レイヤーのアニメーションとは独立して動きを追加できます。
つまり、親の干渉を受けない思春期みたいなやつ。自由に動かせて超便利。
⑧プロパティを複数表示【Shift + プロパティキー】
位置(P)とかスケール(S)とか、ショートカットで切り替えると前の表示が消えちゃう問題、ありますよね。
Shift を押しながら別のプロパティキーを押すと、複数同時に表示できる!
つまり、
- Shift + P → Shift + S → Shift + R
で、位置・スケール・回転が全部出てくる。何が出るかな?じゃなくて、全部出します。
⑨画面全体表示で快適プレビュー【@】

画面が狭くて見づらいとき、「あ〜、これだけ拡大したい!」ってなること、ありますよね?
そんなときは、アクティブにした画面で【@】をポン!

その画面だけがドーンとフルサイズ表示になります。
パネルが多すぎてわけわかんなくなったときの救世主。見やすい=正義。
⑩Altクリックで隠れたツールを即表示
ツールバーの「マスク」や「ペン」など、同じ場所に複数あるやつ、クリック長押しで選ぶのってダルい!
そんなあなたに…
Alt(Option)+ クリック
で、次のツールにどんどん切り替えられます!
ぐるぐる回して必要なツールを即座にゲット。作業中のテンポを崩しません。
🔚まとめ:小技で、AEが好きになる。
今回紹介した10個の小技、どれも「知らなくても何とかなるけど、知ってたら超ラク」なやつばかりです。
AEって、最初は難しい。でも、こういう小技をちょっとずつ身につけていくと、不思議と「楽しく」なってくるんですよね。
最初は覚えきれなくても大丈夫。ひとつずつ、使いながら身につけていきましょう!
「あ、これ知ってたら昨日の作業もっと楽だったのに!」
そんな風に思ってもらえたら、この記事を書いた甲斐があります。
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 After Effectsの小技 を書きます。