楽曲を切り替える時や、全く異なる音声に切り替える時、カット編集のままでは急に音が変わり違和感が出てしまいます。
フェードイン・フェードアウトを使うことでショックをやわらげ、自然に音声を切り替えることができます。
Premiere Proでフェードイン・フェードアウト する方法を紹介します。
音声を フェードイン・フェードアウト する方法
Premiere Proで音声をフェードアウト・フェードインさせる方法は二つあります。
キーフレームを使う方法
タイムラインのオーディオクリップを選択して、エフェクトコントロールを表示します。
クリップの先頭にインジケーターを置きます。
オーディオを調整できる項目の[ボリューム]の中の[レベル]項目にキーフレームを打ちます。
この時のレベルの数値は-30.0dBにします。
インジケーターを少し先に進めます。
ここでもう一度キーフレームを打ち込みます。数値は元の値である0.0dBにします。
再生して確認します。
するとレベルの横にある数値が-30.0dBから0.0dBに変わっていくのがわかります。
キーフレームで音のレベルがこんとろーるされました。
音の立ち上がりがスローに感じたら、2回目に打ったキーフレームを少し前に、急に感じたら少し後ろにずらして調整します。
これで、音声のフェードインは完了です。
フェードアウトは逆の操作になります。
音を絞り始めたい場所にインジケーターを動かし、数値を変えずにキーフレームを打ちます。
次にクリップの終点にインジケーターを移動してキーフレームを打ち、数値を-30.0dbにします。
以上です。
エフェクトを使う方法
いちいちキーフレームを打つのは面倒という人には、エフェクトで一発適用という方法もあります。
この時使うエフェクトは指数フェードです。
画面左にあるエフェクトパネルの[オーディオトランジション][クロスフェード][指数フェード]を開きます。
指数フェードをオーディオクリップの両端にドラッグ&ドロップします。
すると音声のタイムラインに指数フェードと表記された斜め線の入った枠が現れます。
再生すると自然な感じにフェードすることができます。
まとめ
音声のフェードイン・フェードアウトの効果は編集全体が出来上がってから調整した方が無難です。
というのは編集中はクリップの入れ替えや尺の調整が頻繁に行われるからです。
尺が固まった後で調整することでやり直しのムダを省くことができます。