タイムラインに配置されたクリップが全部同じ色だと判りにくいですよね。
Premiere Proには ラベルカラー というクリップごとに着色する機能があります。
ラベルカラーを使うことでタイムラインを見やすくすることができます。
ラベルカラーとは
ラベルとは動画や音声などの素材に色をつけることで、編集がしやすくなる機能のことです。
ラベルグループを選択を使用すると、同じラベルの素材をまとめて選択することができます。
カット数やトラック数がシンプルな編集ではシーケンスを色を分けする必要はありませんが、複雑な編集になればなるほど効果を発揮する機能です。
ラベルカラーの設定方法
ラベルの設定は超簡単です。
ラベルを適用したいクリップをタイムラインに載せ、選択したまま[編集][ラベル]をクリックします。
すると色が選択できるウィンドウがひらくので任意の色を選ぶとタイムライン上のクリップが任意の色に変わります。
ラベルのついた素材は、[ラベル][ラベルグループを選択]を選択することができます。選択すると同じ色のラベルの素材がまとめて選択されます。
選択したクリップごとにまとめて移動や入れ替え、削除が簡単にできるので便利です。
一つのクリップに別々の色をつけたい場合は、クリップをトリムして複数に分け、それぞれに別の色が適用できます。
初期設定では色ごとに名前が付けられていますが、任意の名前に変更することができます。
設定は名前の部分をクリックすると、テキストボックスになるので入力することができます。
配色についても、自分好みに変更できます。ラベルのカラー部分をクリックすると、カラーピッカーが立ち上がるので好きに変更してください。
ラベルカラーの活用方法
ラベルカラーを利用するメリットはクリップが視認しやすくなることです。
- 画像とテロップの色を使い分ける
- 人物ごとにテロップを使い分ける
- 重要になりそうなクリップを目立たせる
- BGMに着色することでシーンやテンポを確認しやすくする
など、用途に応じて使い分けます。
特にカット数が多くなる長尺のドキュメンタリー編集などでは、タイムライン上のクリップが一眼で見分けられるため、必須の機能といえます。
効率的にラベルカラーを設定する方法
よく使うラベルカラーはショートカットにしておくと便利です。
[編集][ キーボードショートカット]の順に選択し[キーボードショートカット]の設定画面を開き、任意のキーに割り当て、「OK」をクリックすれば完了です。よく使われるのはファンクションキーに設定する方法です。
私はF5にローズ色に変更、F6にマンゴ色に変更、F7にセルレアンに変更、F8にアイリスに変更にしています。アイリスに変更がないと間違えたときにデフォルトに戻せないので必ず入れておきます
【Premiere】ラベル機能で編集が一気に楽になる – Ginkoの手帳
FAQ
ひとつのクリップにラベルを付けると全てのクリップに反映されてしまう(premiere v2022)
というお悩みについて。
タイムラインにあるレンチアイコンをクリックして、[ソースクリップ名とラベルを表示]で設定できます。
チエックをONにすると全てのクリップに反映されます。OFFにすると個別に設定することができます。
問題の解決策を検索すると[すべてのインスタンスのプロジェクト項目名およびラベルカラーを表示]にチエックを入れるという回答例が表示されます。
しかし、CC2022では[プロジェクト設定][一般][すべてのインスタンスのプロジェクト項目名およびラベルカラーを表示]は2021版から削除されています。
チュートリアル動画
まとめ
使いこなしている人が少ない機能ですが一度慣れると手放せなくなるのでまだの人は一度試してみてはいかがでしょうか。
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 ラベルカラー を書きます。