【Pr】誤って削除したプロジェクトファイルを復旧する方法 | Premiere Pro

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 Premiere Pro で誤って削除したプロジェクトファイルを復旧させる方法を書きます。

Premiere Proで長時間かけて編集したプロジェクトを、うっかり削除してしまった!そんな時、焦らずに対処する方法を解説します。削除されたプロジェクトを復旧するにはいくつかの手段がありますので、順を追って試してみてください。

Premiere Proで誤って削除したプロジェクトファイルを復旧する方法

1. Premiere Proの自動保存フォルダを確認する

Premiere Proには自動保存機能があり、定期的にプロジェクトファイルをバックアップしています。デフォルトではこの機能がオンにされており、15分おきに自動で保存されるようになっています。

手順

1. 自動保存フォルダの場所を確認

デフォルトでは、プロジェクトが保存されているフォルダ内に「Adobe Premiere Pro Auto-Save」というフォルダが作成されています。

メインのプロジェクトファイルの他に「Adobe Premiere Pro Audio Previews」、「Adobe Premiere Pro Auto-Save」、「Adobe Premiere Pro Video Previews」のフォルダーが表示されています。「Adobe Premiere Pro Auto-Save」のフォルダーを開くと自動保存によって作成されたPremiere Proのプロジェクトファイルが現れます。

2. 自動保存されたファイルを探す

フォルダ内に、プロジェクト名+保存日時.prproj という形式のファイルがあるはずです。

プロジェクト名が「MyProject」であれば「MyProject-10」といった感じで保存されています。

3. 最新の自動保存ファイルを開く

自動保存ファイルをダブルクリックすると、削除する前の状態に近いプロジェクトが復元できます。

もしくは、一覧から一番最新のプロジェクトを選択、コピーしてメインのプロジェクトファイルを格納しているフォルダーにペーストします。メインで使用していたプロジェクトファイルと混同しないようにプロジェクトを「ファイル」、「別名で保存」から新しいプロジェクトして保存するのがベスト、「Recovery」または「復旧」など分かりやすい名称にしましょう。

Control(Cmd) + S」を使用して保存するプロジェクトファイルとは完全に独立しているため、直接的な影響はないものの、自動保存を行う時間の設定によってはメインで使用するプロジェクトファイルとのズレが出てくる可能性があるので、注意が必要です。

2. ゴミ箱を確認する

誤って削除した場合、ファイルがPCのゴミ箱に残っている可能性があります。

手順

1. デスクトップにある**「ゴミ箱」**を開きます。

2. 削除したPremiere Proのプロジェクトファイル(拡張子:.prproj)を探します。

3. 見つかったら、右クリックして**「元に戻す」**を選択し、元の保存先に復元します。

3. データ復旧ソフトを使う

ゴミ箱を空にしてしまった場合、データ復旧ソフトを使用して削除されたファイルを取り戻せる可能性があります。

おすすめの復旧ソフト

Recuva(無料で使える簡易復旧ツール)

EaseUS Data Recovery Wizard(高度な復旧が可能)

Disk Drill(直感的な操作で復旧可能)

手順

1. ソフトをダウンロード・インストールします。

2. 削除したファイルが保存されていたフォルダやドライブを選択してスキャンを開始。

3. 復元したいプロジェクトファイルを選び、復元を実行します。

4. クラウドストレージを確認する

プロジェクトファイルをクラウドストレージ(Google Drive、OneDrive、Dropboxなど)に保存していた場合、履歴機能で以前のバージョンを取り戻せる場合があります。

手順

1. クラウドストレージのウェブサイトにアクセス。

2. 保存していたプロジェクトファイルを探す。

3. ファイルの履歴を確認し、以前のバージョンを復元。

5. 次回以降に備える対策

プロジェクトが削除されるのを防ぐために、以下の方法を実践しておきましょう:

バックアップをこまめに保存する

外付けハードディスクやクラウドに定期的にプロジェクトをコピーしておく。

Premiere Proの自動保存間隔を短く設定

• メニューの**「編集」→「環境設定」→「自動保存」**を開く。

• 自動保存の間隔を短く(例:5分)設定する。

重要なファイルは誤削除防止ツールを利用

ファイルのロック機能やクラウドサービスを活用する。

まとめ

Premiere Proのプロジェクトを誤って削除してしまった場合でも、焦らず上記の手順を試してください。

特に、自動保存ファイルゴミ箱の確認は最初に行うべきです。それでも見つからない場合は、復旧ソフトやクラウドの履歴機能を頼ることで高い確率で復旧できるでしょう。

万が一に備え、日頃からバックアップを心がけることもお忘れなく!