IllustratorデータをAfter Effectsに読み込む手口と効果

フルタニ
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。

After Effectsでアニメーションを作る時、細かな作業が結構多く手間がかかると感じたことってありませんか。

After EffectsはIllustratorと連携できるということは意外に知られていません。そこで二つのソフトを連携させ、作業の手間を省く手順をまとめました。

Illustratorの手順

写真の上に文字を置いたこの画像。Illustratorでつくりました。グラフィックを作る時よく使うソフトがIllustratorです。

バナーやポスターやチラシなど静止画でつくったグラフィックコンテンツは様々なシーンに一石二鳥で使えます。

動画を作る際も、あらかじめ静止画のイメージを作っておいた方が生産性や経済効率があがります。

IllustratorはAfter Effectsとも連携が効くので、作った画像をレイヤーごとAfter Effectsに読み込むと、静止画コンテンツと寸分たがわないアニメーション動画をつくることができます。

二つのソフトでコンテンツを作り分ける際、注意するのはサイズです。あらかじめ縦横サイズを合わせておくと修正の手間が格段に減ります。

illustratorのアートボードサイズは、After Effectsと同じサイズにします。YouTube動画などで標準的なフルHD(HDTV1080)である1920×1080に合わせましょう。

【重要】レイヤー分け・下準備

After Effectsではレイヤー単位でアニメーションを行います。そのためillustratorでもアニメーションさせたい素材をレイヤーごとに分けておく必要があります。

レイヤーとは書類をまとめたクリアーファイルのようなもの。それぞれの場面で使うパーツをまとめておくと見落としがなくなる上に直感的に作業ができるようになります。

[ウインドウ][レイヤー]でパネルを表示して、パネル右下のプラスマークを押してレイヤーを追加することで分類できます。

仕分けが終わったら、ファイルを保存します。保存の際忘れてはならないのが使った素材を含むにチェックを入れること。こうすると容量は増えますが素材もまとめてillustratorに保存できます。

After Effectsインポート

次に、After Effectsを起動します。最初にいったようにサイズを同じにすることがミソです。[新規コンポジション]の設定時、幅と高さが一致しているか確認しましょう。

illustratorでレイヤーごと区分けして保存したデータを、After Effects側でレイヤーごとに読み込とき注意するのは[フッテージ]として読み込むのではなく、[コンポジション]として読み込むことです。

フッテージとして読み込むと、せっかく分類・整頓したレイヤーがまとめて一枚の画像として読まれてしまいます。

コンポジションとして読み込むと、レイヤーごとに区分けして読み込んでくれるので、アニメーション化するとき超便利です。

読み込み方は、[読み込み][ファイル]と進み[読み込みの種類]で[コンポジション-レイヤーサイズを維持]を選びます。

ベクターから図形に変更するには ゜[作成][ベクトルレイヤーからシェイプを作成]を選びます。

すると、素材欄にレイヤーフォルダーに分けて保存されたillustratorファイルが出現します。

この画像の場合は、テキストの塊と、画像の塊をそれぞれレイヤーにわけたものですが、タイムラインに乗せるとそれぞれ独自に加工できることがわかります。

レイヤーが名前順になっていて上下がバラバラになっているので、レイヤーの順番を直しましょう。

画像データなど素材の位置を別のフォルダーなどに移動するとリンク切れを起こすので再加工などする場合は保存に注意してください。

データをほかの環境で使いまわすには

After Effectsに使用したillustratorファイルは、ほかの画像データと同様にまとめて保存することができます。

別記事にもまとめましたが改めて解説します。

保存方法は、[依存関係][ファイル][ファイルを収集]と進みます。

別ウィンドウが出現するので、[ソースファイルを収集:すべて]を選択します。

保存するとファイル名の末尾に[****_フォルダ]という名称のフォルダが生成されます。このフォルダは使った素材がセットになって保存された複製ファイルです。

別の環境で編集を始めても素材がそのまま保存されているのでリンク切れの心配はありません。

エンコード

別フォルダは動画の書き出しに際しても生成されます。Madia Encorderで動画変換するとできるのが[***_AME]というフォルダーです。

書き出した動画ファイルはこのフォルダーの中に作られるのであわせて確認ください。

まとめ

After Effectsを習熟するコツの一つは整理整頓です。After Effectsは作業を進める過程で膨大な保存データを作ります。保存がしっかりしていると作業のリスクが減りますが、ぼやぼやしているとデータの山に埋もれる悩みが出てきます。

データ整理の基本を身に着けるとストレスも減るので覚えておくといいと思います。




ABOUTこの記事をかいた人

元テレビ番組制作者。再就職→窓際→WEBコンテンツ制作で復活。64歳にして動画制作に自分の価値を見いだしました。目指すのは地域に根ざした"伝える系"の動画制作です。スキルアップと感謝の気持ちを持ちながら楽しく生きていきます。編集のお手伝いも始める予定です。