Premiere Proでテキストを入力したとき、「文字と文字の間が微妙に離れていて、なんか気になる…」という経験はありませんか?この文字間の調整をする方法がカーニングです。
今回は、カーニングをショートカットキーに設定して素早く調整する方法を初心者向けに分かりやすく解説します!
Premiere Proで文字間の「微妙なズレ」を解消!初心者でもできるカーニング設定とショートカット活用法
そもそもカーニングとは?
カーニングとは、文字と文字の間隔を微調整する作業のこと。
特に日本語や英数字の混在するテキストでは、入力した文字をそのまま表示すると文字間が適当に配置されるため、デフォルトの間隔が不自然に感じることがあります。
文字と文字の隙間の間隔を上手に詰めるカーニングを行うことで文字全体がバランスよく見えるようになります。
カーニングとトラッキングの違い
Premiere Proでテキストを編集する際、カーニングとトラッキングという似た操作があります。どちらも「文字の間隔を調整する」機能ですが、初心者が混同しやすいポイントです。それぞれの違いを分かりやすく解説します!
カーニングとは?
カーニングは、特定の2文字間のスペースを調整する操作です。文字同士の組み合わせによって間隔が広すぎたり、狭すぎたりしている場合に使用します。
例えば:
• 「T」と「A」など、特定の形状の文字が隣り合った場合にスペースが空きすぎることがあります。これをカーニングで調整します。
用途: 見た目のバランスを細かく整えるための微調整に最適。
トラッキングとは?
一方、トラッキングは、テキスト全体の文字間隔を一括で調整する操作です。カーニングのように文字ごとではなく、テキスト全体の均一な間隔を変更します。
例えば:
• 「WELCOME」という文字全体を均等に間隔を広げたり詰めたりできます。
用途: テキスト全体の見栄えや読みやすさを改善するために使用します。
Premiere Proでの使い分けのポイント
1. 文字ごとの調整が必要な場合はカーニング
• ショートカットキー「Option(Mac)/Alt(Windows)+矢印」で簡単に調整可能。
• ロゴや短いテキストに使うと、プロっぽい仕上がりに。
2. 全体の見た目を調整したい場合はトラッキング
• 「エッセンシャルグラフィックス」パネルで調整できます。
• 長めのタイトルやキャプションにおすすめ。
混同しないためのコツ
• 1文字ずつ調整したいならカーニング。
• 全体を均一に整えたいならトラッキング。
どちらも効果的に使い分けることで、テキストデザインの完成度を高められます。初心者の方はまずトラッキングで全体を整え、仕上げとしてカーニングで細部を調整する流れがおすすめです!
カーニングをショートカットで操作するメリット
Premiere Proのデフォルト設定では、カーニングを調整するために、一文字ずつプロパティパネルで数値を手動で入力しなければなりません。
しかし、これでは修行のように無意味な単純作業を続けることになり、編集に時間がかかってしまいます。
そこで、カーニング操作をショートカットキーに割り当てることで、次のようなメリットがあります:
- テキスト編集のスピードがアップ!
- 視覚的に確認しながら調整できる。
- プロっぽい仕上がりを簡単に実現。
カーニングに絶対的な正解はありません。「きれいに見えるように調整する」ことを意識して文字間を調整していきましょう。
Premiere Proでカーニング用のショートカットキーを設定する方法
カーニング用のショートカットキーを設定することは簡単です。
1. ショートカット設定画面を開く
1. メニューバーの「編集」をクリック。
2. 「キーボードショートカット」を選択します。
2. カーニングの操作を検索
1. ショートカット設定画面の左上にある検索ボックスに「カーニング」と入力します。
2. 「カーニングをユニット単位で増加/減少」という項目が表示されます。
3. ショートカットを割り当てる
1. 「カーニングをユニット単位で増加」には「Option(Mac)/Alt(Windows)+右矢印」を設定。
2. 「カーニングをユニット単位で減少」には「Option(Mac)/Alt(Windows)+左矢印」を設定します。
ポイント:ショートカットの競合が発生する場合、使わない機能に割り当てられているショートカットを削除してから設定しましょう。
カーニングの調整法
1. カーソルを文字間に配置
テキストツールで文字を入力し、調整したい文字間にカーソルを置きます。
2. ショートカットキーを使う
• Option(Mac)/Alt(Windows)+右矢印:文字間が広がる。
• Option(Mac)/Alt(Windows)+左矢印:文字間が詰まる。
カーニング設定のポイント
• ユニット数の調整
カーニングは「1ユニット=微調整」となっています。初期設定では1ユニットですが、ショートカット設定画面で50ユニットなど大きめに変更すると、調整が一気に進むので効率的です。
• 全体のバランスを確認
テキスト全体を見ながら、目で確認して調整しましょう。必要に応じて行ごとに調整するのもコツです。
まとめ:ショートカットを活用して効率的に文字間を調整しよう!
Premiere Proのカーニング設定は、ショートカットキーを活用することで作業効率を大幅にアップさせられます。
文字の間隔を整えるだけで、見た目の印象がプロっぽくなるので、ぜひ試してみてください!
ショートカットを上手に使いこなして、あなたの動画編集スキルをさらにレベルアップさせましょう!
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 Premiere Pro の時短術を書きます。