複数の音源を使った動画編集では、音がズレていると違和感が生じますよね。特に同じシーンを別々のマイクで録音した場合、わずかなズレが気になることがあります。
そんな時に役立つのが、Premiere Proの「オーディオユニット時間を表示」機能です。この機能を使えば、音をフレーム単位より細かく調整可能。初心者でも簡単に音源をピッタリ合わせられる方法を解説します!
複数の音源をピッタリ合わせる方法
1. 「オーディオユニット時間を表示」とは?
Premiere Proのデフォルトでは、タイムラインの単位は「フレーム」です。しかし、音声編集では1フレームの間に音ズレが起きることも。
「オーディオユニット時間を表示」を使うと、**サンプル単位(1秒あたり48,000分割)**で編集できるようになります。これにより、音ズレを極限まで調整できます。
2. 「オーディオユニット時間を表示」を有効にする手順
1. Premiere Proを開く
編集したいプロジェクトを開きます。
2. タイムラインを右クリック
タイムラインの空いている部分で右クリックします。
3. 「オーディオユニット時間を表示」を選択
表示されるメニューから「オーディオユニット時間を表示」をクリックします。
タイムラインの単位が、フレームではなくサンプルに切り替わります。
3. 音源をピッタリ合わせる方法
① 両方の音源をタイムラインに配置する
音ズレを修正したい複数の音源を、タイムラインの異なるトラックに配置します。
② 波形を確認する
タイムライン上の音声クリップには波形が表示されます。波形をよく観察し、ズレているポイントを特定します。
③ クリップをサンプル単位で移動する
「選択ツール」を使い、ズレている音声クリップをドラッグして位置を調整します。フレーム単位より細かい移動が可能です。
④ 再生して確認
調整後に再生して、音がピッタリ合っているか確認します。ズレている場合は再度微調整を繰り返します。
4. より効率的に音合わせするコツ
1. 同期の目印となる音を探す
• 映像内で「手を叩く音」や「ドアの閉まる音」など、特徴的な音を基準にすると調整が簡単です。
• これらの音の波形が一致するように調整します。
2. ズーム機能を活用する
タイムラインのズームを拡大して、細かい波形を見ながら調整しましょう。ショートカットキー「+」を使うと便利です。
3. ノイズ除去や音量調整も忘れずに
音ズレがなくても、音量やノイズの違いで不自然になる場合があります。合わせた後はオーディオミキサーで音質も調整しましょう。
5. 注意点
• タイムラインをフレーム単位に戻す必要がある場合
編集作業が終わったら、タイムラインをフレーム表示に戻すと動画編集がしやすくなります。
再度タイムラインを右クリックし、「フレーム時間を表示」を選択してください。
• 重いプロジェクトでは動作が遅くなることも
サンプル単位の編集はプロジェクトが重くなりがちです。必要がない場面ではフレーム単位に戻して作業しましょう。
まとめ
Premiere Proの「オーディオユニット時間を表示」は、複数の音源を正確に合わせるのに最適なツールです。特に音ズレが気になる場面では、この機能を活用することで、プロのような仕上がりを実現できます!
初心者の方でも、このステップを参考にして、音ズレを完璧に解消してください。あなたの動画が、より自然で高品質に仕上がりますよ!
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 Premiere Pro で複数の音源をピッタリ合わせる方法を書きます。