AfterEffectsでよく使うのが イージーイーズ 。動きに加速度をつけて滑らかに動かす便利な方法です。
しかし、イージーイーズにチャレンジした初心者の間からはこんな声も。
- イージーイーズ 解除
- イージーイーズ できない
- キーフレーム 解除 やめたい
付け方は教わったけど、解除方法がわからないというお悩みです。
解決方法は複数のキーフレームを簡易指定して[F9]キーを押すだけです。
「イージーイーズ(Easy Ease)」ってただポンと押すだけじゃプロの滑らかさには届かないんです。そこで今回は、おまけ情報として、プロが現場で実際使っている“ちょっとした裏技”5選を紹介します。映像が”グッと、生きる”瞬間をゲットしてください。
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プロが使う!After Effects イージーイーズの裏技 5 選
⚙️ 裏技① グラフエディターで速度グラフをカスタマイズする(ソフトイージング)
✅ ポイント:スピード曲線を動かすだけで、アニメが驚くほど柔らかくなる。
- Easy Easeを適用後、グラフエディター表示。
- 最後のキーフレームのハンドルを左に引っ張るなどでアニメの質感調整 。
- ベロシティ(速度)グラフを使って、「急スタート→なだらか→急停止」の典型的パターンを作れます。
🎬 使えるシーン例:
UIボタンを押したときの反応、テロップの入れ替わり、大事なキャッチコピーの登場演出など。
🔁 裏技②「Time‑Reverse + Easy Ease」で往復アニメを滑らかに
✅ ポイント:往復するモーションもスムーズに。
- キーフレームを複製 → Animation → Keyframe Assistant → Time‑Reverse Keyframes で逆再生。
- 両端に Easy Ease を適用し、出と戻り両方にイージングを仕込む 。
🎬 使えるシーン例:
ロゴが手前に迫り、戻る演出。オブジェクトが行って帰る動きをリズミカルに見せたい場面。
🌀 裏技③ 軸別のイージング設定(X軸・Y軸を個別制御)
✅ ポイント:動きの方向によって別々にイージングをかけると表現力が上がる。
- 位置が直線だけでなく ジャンプや横流動する場合、XとYに別々に easing をかけると自然。
- グラフエディターで軸別表示して調整するのがコツ。
🎬 使えるシーン例:
キャラクターが跳ねながら進む/横に移動しながら落ちるようなアニメーションなど。
✨ 裏技④ 「空間補間設定をLinearにして、動きの軌道を直線化する」
✅ ポイント:意図しない曲がった軌道を防ぐ方法。
- Easy Easeを使うと空間補間がAuto Bezierになり、軌道に“弧”が入る➡︎ 動きがぐにゃっと見えたり戻ったりすることがある。
- その場合、Spatial Interpolation を Linear に変更すると軌道を真っ直ぐに保てる 。
🎬 使えるシーン例:
UIアイコンが画面外からまっすぐ入り、まっすぐ出ていく動きに。パネルが直線的にスライドする演出。
🧠 裏技⑤ 拡張イージング:Velocity%を調整して“減速しすぎ”を防ぐ
✅ ポイント:イージングが強すぎて「ちょっと遅すぎる」感が出るのを防ぐ。
- キーフレームの右クリック → Keyframe Velocity。
- Ease In / Ease Out の影響を**30%〜80%**の範囲で調整すると、柔らかさとスピード感がバランスよく取れる 。
🎬 使えるシーン例:
ロゴドロップや文字フェードインの演出。遅すぎず滑らかに見える“止まる直前の緩急”を制作。
🌈 効果的なシーン別まとめ
シチュエーション | おすすめ裏技 |
---|---|
ロゴや文字がフワッと登場 | 出→入れ替わり:①カスタムイージング |
往復またはループ動き | ② Time‑Reverse+Easy Ease |
複雑な横+縦の移動 | ③ 軸別イージング設定 |
直線的に動かしたい | ④ Spatial Interpolation を Linear |
スピード感も残したい | ⑤ Velocity%調整 |
✅ まとめ:「ただ使う」から「扱える」に変える5ステップ
- F9でEasy Easeをかける(基本)
- グラフエディタで+αの滑らかさを加える(①)
- 往復の場合 Time Reverse で想定経路を簡単に作る(②)
- X/Y それぞれに調整してナチュラルな動きに(③)
- 軌道と速度を整える調整でプロっぽく(④⑤)
この5つの裏技を使えば、After Effectsのアニメーションがグッとプロ仕様に見えるようになります。

🎁 最後にひとこと
イージーイーズは、After Effectsにおける“初級者と中級者の分かれ道”。ここで紹介した裏技のひとつだけでも取り入れると、「映像作るのって楽しい!」と感じる瞬間が増えるはずです。
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 イージーイーズ を書きます。