After Effectsではレイヤーをプリコンポーズすることでレイヤー構造が整理されて見やすくなります。
見やすくなるだけでなく、一部を修正するとその修正が同時にコピーした部分にも連動すること。
この仕組みを利用すると時短にもつながります。
プリコンポジション 連動のメリット
タイムライン上でプリコンポジションを複製すると、複製後にできたものは複製前の物と連動します。
この仕組みを利用するとこなんことがおきます。
テキストレイヤーに文字を配置します。
このテキストをCtrl+Dで複製します。
Ctrl+Dで複製したテキストは、元のテキストを変更しても影響を受けません。
当たり前のことですよね。ところが・・・・。
この二つのテキストを[プリコンポーズ]し、できた[プリコンポジション]をCtrl+Dで複製した場合。
[プリコンポーズ]の中にあるテキストを変更すると、複製したもう一つの[プリコンポジション]のテキストも連動して変更されます。
この仕組みはテキストだけでなく、シェイプもおなじ。
プリコンポーズしておくと、複製したプリコンポジションを後から変更しやすくなります。
プリコンポジションのメリット
After Effectsを操作していると作品の構成が込み入ってくれば来るほどレイヤーの数が増えます。当然レイヤーの数が増えると構造がわかりにくくなり、エラーを起こしやすくなります。構造をわかりやすくすることがプリコンポジションの最大のメリットです。
また、プリコンポーズすることによってプログラムの負荷が分散されシステムの負担が軽減されます。
コンポジション を整理・保存する方法
After Effects を使っているといつの間にかコンポジションが増えてしまい、収集に苦労することがよくあります。
整理したくもやり方はどこにも書いていないので苦労します。そんな時覚えておきたいのが「プロジェクトの整理」です。
- プロジェクトデータを開いた状態で、プロジェクトパネルから抽出、保存したいコンポジションを選択します。
- メニューの[ファイル][プロジェクトの整理]を選択します>
- プロジェクトの整理を行うと、1.で選択したコンポジションに関連する子コンポジション、データだけが残ります。
- [ファイル][名前を付けて保存]を行い別名保存します。
- 選択したコンポジションだけのaepデータ出来上がります。
テキストをひとまとめにするのはめんどくさい面もありますが、リテイクを繰り返すうちに増えてしまうコンポジションです。今回紹介した方法で整理整頓してみてはいかがでしょうか。
まとめ
豆知識にしかすぎない内容かもしれませんが、After Effectsを使えば使うほど、こうした抜け道のような方法が見つかります。知らなければ一つ一つに時間をかけることになるわけですから、知っているだけで余計な事をしなくても済むのです。
一つ一つ積み上げていきましょう。
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こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 プリコンポジション を書きます。