チカチカ点滅するネオンサインのようなテキストアニメーションの作り方です。
ネオンサインのアニメーションは二枚の素材を使って作ります。一つは明るめのテキストです。もう一つは暗めのテキストです。
この二つが交互入れ替わることで点滅の効果が表現できます。
ネオンテキストの作り方
以前、記事「【役に立つ】After Effectsでできるテキストアニメーション14の例」で紹介した「ネオンサインのように光る」を参考にアニメーションを作りました。
まず初めに明るいテキストを作ります。
[新規コンポジション]に黒い背景を置きます。その上にテキストを配置します。テキストの色は任意。レイヤー名はTextとします。レイヤー名を右クリックして[プリコンポーズ]します。
プリコンポーズの際[すべての属性を新規コンポジションに移動]に必ずチェックを入れOKを押します。
プリコンポーズしたレイヤーには任意の名前を付け、右横の[加算]を設定します。
[エフェクト][ブラー&シャープ][高速ボックスブラー]をクリックします。
[エフェクトコントロール]のパネルに高速ボックスブラーの操作パネルが現れるので[ブラーの半径]を2とします。これで短く明るい光の部分ができました。
続いてレイヤーを複製(Ctrl+d)します。
複製したレイヤーにも同じように高速ブラーをかけます。この高速ブラーの半径は25とします。これで短く長く光る部分ができます。二つのテキストを重ね合わせることでグラデーションが表現できます。
元のテキストに戻り、このテキストも複製します。複製したら下のレイヤーを使って加工を行います。
[レイヤー][レイヤースタイル]から[光彩(外部)]を選択します。
[光彩(外部)]を開き、3つの部分を変更します。一つは色彩です。文字色より少し薄めの部分をスポイトで選ぶとテキストの色に反映されます。[スプレッド]と[サイズ]をそれぞれ20に設定します。レイヤーは右クリックして[プリコンポーズ]を行います。
プリコンポーズの際[すべての属性を新規コンポジションに移動]に必ずチェックを入れOKを押します。
[エフェクト][ブラー&シャープ][高速ボックスブラー]をクリックします。
[高速ボックスブラー]のブラーの半径を100にすると、テキストの周囲がうすぼんやり明るく光ります。さらにテキストの内側ひと手間かけると光のリアリティが増します。
[レイヤー][レイヤースタイル]から[光彩(内部)]を選択します。
カラーは文字色よりわずかに明るめの色を指定します。[サイズ]は5、[範囲]は50%とします。
光る部分にあたる素材がそろいました。これから暗い部分の素材をつくるので、テキストを複製し、残った4つのレイヤーをプリコンポーズします。
プリコンポーズの際[すべての属性を新規コンポジションに移動]に必ずチェックを入れOKを押します。
三つのレイヤーができました。最上部が明るく光る部分の素材です。真ん中がこれからつくる暗い部分の素材になります。最下段は背景色です。
画面を暗くするには、[エフェクト][描画][塗り]を使って画面を暗くします。
エフェクトコントロールパネルのカラーの[不透明度]を暗めにします。
色を調整する部分はもう一つあります。
[レイヤー][レイヤースタイル]から[バベルとエンボス]を選択し、[ハイライトのカラー]を暗めに調整します。
暗い部分ができあがりました。最後に明暗の質感をなじませるために、[エフェクト][遠近]から[ドロップシャドウ]を付けることで奥行きを表現します。
ドロップシャドウの設定は、不透明度を30、距離を5としたものをまずつくり、それを複製して不透明度を15、距離を25のドロップシャジウの二つを用意します。
この二枚を重ねることで完成です。
点滅するアニメーション
アニメーションは二つの素材のうち、明るいテキストの透明度をランダムに変化させることで表現します。2フレーム間隔をあけキーフレームを打ちます。
まとめ
After Effectsを使う人なら一度はチャレンジしてみたいエフェクトの一つがネオンサインのアニメーションです。
素材の質感、たとえばネオン管や、火花などの表現をするために多様な演出方法が研究されています。
特殊効果などスキルを磨くうえで役に立つ効果や新しい技に出会うことがあるので、研究してみてはいかがでしょうか。
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こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 ネオンアニメーション を書きます。