タイトルや見出しによく使われるテキストアニメーション。
複雑な動きより、シンプルな動きの方が見ている人にわかりやすく伝わりますよね。
なぜかというと、人間の視野は横に広いので横移動するアニメーションは目に留まりやすいのです。
そこで横に広がるアニメーションの作り方をご紹介します。
左右に展開 するテキストアニメーションの作り方
After Effectsで文字が横に広がるアニメーションを作ります。
[新規コンポジション]をつくり、背景の色を決めます。 [新規テキストレイヤー]からテキストを入力します。アンカーポイントは文字列の中央になるよう、[Ctrl]+[Home]で調整します。字送りを使う
[テキスト]の右横にある[アニメーター]をクリックして開き、[字送り]をクリックして[アニメーター1]をつくります。この[アニメーター1]の[範囲セレクター]の[トラッキングの量]の値を変えます。
終点となる任意の場所を100として、キーフレームを打ちます。
続いてシークバーをスタートからの3フレームまで戻し、モニターの画面を見ながら数値を小さくしていくと、文字が中央に重なり始めます。ちょうど重なったところでキーフレームを打ちます。
この場合は-41となりました。フォントの大きさによって数値は変わります。
立ち上がりを透明にする
次に立ち上がりを透明にします。
[トランスフォーム][不透明度]を開きキーフレームを打ちます。さらに0フレームまでもどし[トランスフォーム][不透明度]を0にします。
これでふわっと出現して中央から左右に広がるアニメーションができました。
動かしてみると動きが少しぎこちない感じがすると思います。
スピードを調節する
そこでスピードを調節します。
タイムライン上にできた二つのダイヤのマークがキーフレームです。この二つを選んで[F9]キーを押します。するとダイヤが鼓上の形に変わります。
F9のイージーイーズを使って動きを曲線にするのはなぜかというと、キーフレームでつくった動きは加速度の変化がないのです。
加速度がない動きは私たちが普通自然界で見る動きではないため、そのままでは違和感を感じてしまいます。
※右クリックメニューから、[キーフレーム補助][イージーイーズ]からも操作できます。
[トラッキングの量]のキーフレームを選択して、グラフボタンを押すと曲線のグラフが現れるので、カーブを上の図のようにして初速を早めます。加速度をつけることで私たちの感覚に近づける狙いがあるのです。
まとめ
これ以外に、一度テキストを図形に変換して、ここの図形をアニメーションさせる方法もあります。
こちらの場合は元のテキストのままアニメーションさせているので、軸の訂正があった場合はテキストを書き換えるだけで修正できます。
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こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 左右に広がる を書きます。