ミニVlogって、なんかいいですよね。
ただの一日なのに、切り取って並べるだけで“ちょっといい感じの人生”に見えちゃう魔法。
でも実際やろうとすると、
「どのカット使えばいいの?」「テンプレ多すぎて選べん!」
…みたいに、編集の段階でつまずきがち。
そこで今回の主役は、プロっぽい映像が作れるCapCutのテンプレート。
「え、テンプレ使うのってズルじゃないの?」と思うかもしれませんが、
むしろ初心者こそ使った方がいい“最強のショートカット”なんです。
この記事ではCapCutのテンプレを使ってミニVlogを効果的に仕上げる方法を、
解説していきます。
さぁ、あなたの日常を、ちょっとだけ映画みたいにしちゃいましょう。
CapCut のテンプレートで30秒ミニVlogを作る方法|撮影から仕上げまでやさしく解説
まずは“ミニVlogの設計図”をゆるく決める

いきなり「どのテンプレがいいかな〜」って探し始めると、
だいたい迷子になります。笑
先に、ざっくりでいいのでテーマだけ決めておきましょう。
例:
- 「社会人の朝10分 Vlog」
- 「在宅ワークの1日」
- 「カフェでブログ書く日のルーティン」
- 「休日、カメラを持って散歩するだけの動画」
ここで大事なのは、
“1日全部”じゃなくて“切り取る”
こと。
ミニVlogは全部見せない方がオシャレに見えます。
撮影は「3秒クリップ」を量産するイメージで
テンプレートを気持ちよく使うには、
素材の数と長さが超重要です。
撮るときのシンプルなルール
- 1カット 2〜4秒くらい
- 手ブレを気にしすぎない(後でなんとかなる)
- とりあえず「動きがあるもの」を撮る
たとえば「社会人の朝ミニVlog」なら:
- 目覚まし止める手元
- カーテンを開けるシーン(逆光もアリ)
- コーヒーを淹れる(湯気が映ると最高)
- PCを開いてログインする
- 通勤の足元ショット(靴と地面だけ)
- 会社のデスクに座る瞬間
全部で6カット。
1カット3秒としても 18秒分。
テンプレ側でリピートしたりスローにしたりしてくれるので、
短めクリップをちょっと多めに撮っておくと安心です。
CapCutでテンプレートを選ぶときの考え方
CapCutを開くと、テンプレートタブから
「Vlog」「day in my life」「mini vlog」みたいなキーワードで
検索できますよね。


ここで見るポイントは3つだけです。
- 縦型(9:16)かどうか
→ Reels / Shorts / TikTokにそのまま出せる - 写真枚数・動画クリップ数
→ 自分の素材が足りそうかざっくりチェック - テンポ感
→ 早カット多め=にぎやか
→ カット少なめ+余白多め=ゆったり
たとえば「朝のゆるいミニVlog」なら、
カットが少なくて、色味がふんわりしているテンプレが相性よし。
逆に「友だちと遊んだ1日Vlog」「ライブ参戦Vlog」とかは、
ビートが効いたテンポ早めなテンプレがハマります。
実際にテンプレに素材を当てはめる流れ
ここからは、ほぼ作業です。

選択したテンプレートをタイムラインにドラッグ&ドロップします。

テンプレートをダブルクリックすることで画像の入れ替えができます。
任意の画像に入れ替えましょう。
ここで“順番”をちょっと意識するだけで、
仕上がりのレベルが一気に変わります。
① 導入(最初の1〜2カット)
一番最初のカットは、
「今日のVlogの世界観を一瞬で見せる」役割です。
例:
「社会人の朝ミニVlog」なら、
- カーテン越しの朝日
- 机の上に置かれたコーヒーカップ
- ベッドから起き上がる足元
このあたりを最初に持ってくると、
「あ、朝のVlogなんだな」と一瞬で伝わります。
② 中盤(日常の小さいカットたち)
テンプレの真ん中あたりの枠には、
- コーヒーを淹れる
- PCで作業する
- 鏡の前で身だしなみ整える
- 電車で窓の外をぼーっと見る
みたいな、“日常の断片”っぽいカットをはめていきます。
意識したいのは、
- 引きの画(部屋全体、道、カフェの外観)
- 寄りの画(手元、飲み物、キーボード)
を交互に入れてあげること。
これだけで「あれ、プロ?」ってなるくらい、
映像にリズムが出ます。
③ 締め(最後の1カット)
最後は
- 夜、部屋のライトだけになったシーン
- コーヒーカップが空になる瞬間
- 「今日もおつかれさま」と書いたノートのアップ
みたいな“今日が終わる感じ”を使うと、
短いVlogでもちゃんと物語の終わりが出せます。
テンプレの「あと一歩足す」CapCutのイチ押し機能
ここからは、CapCutの新機能を中心に、ミニVlog作りのヒントを実戦的にまとめます。
1. 色味で“映画っぽさ”を足す:カラーマッチ
テンプレに素材を入れ終わったら、
全体の色味を統一してあげると、一気に映えます。
CapCutの「調整」→「カラーマッチ」を使うと、
- ミニVlogの中で「このカットいい色だな」と思うクリップを1つ決める
(もしくは、好きな映画のスクショでもOK) - それを“基準”にして、他のクリップの色を揃える
これだけで、
- あるカットだけ妙に黄色い…
- 夜のシーンだけ浮いて見える…
みたいな“素人っぽさ”がスッと消えます。
2. 画角をあとから直せる:AI Expand
「横で撮っちゃったけど、縦Vlogにしたい…」
「テキスト置くスペースがない…顔の上にしか置けない…」
っていう地獄、ありますよね。
そんなときに便利なのがAI拡張(AI Expand)。
- 横動画を縦型に変えるとき
- 上下左右に、少しだけ余白が欲しいとき
に使うと、足りない画をAIが“それっぽく”補ってくれるので、
- 顔を隠さずにテキストが置ける
- セリフテロップを下にまとめてもゴチャつかない
みたいな、
「いやー助かった…」系の使い方ができます。
3. 自分が映るなら:Retouchで“ちょっとだけ盛る”
自分の顔がしっかり映るVlogなら、
CapCutのリタッチ機能もこっそり使ってOKです。
- 肌を少しだけなめらかにする
- 目のクマをほんのり軽くする
- メイク風の補正をうっすら足す
ポイントは「やりすぎないこと」。
スライダーをMAXにすると“盛りアプリ感”が強く出ちゃうので、
20〜30%くらいで止めておくと自然な仕上がりになります。
ミニVlogを“最後まで見てもらう”ための仕上げ
テンプレに入れて、色も整えた。
ここからがエンゲージメント(視聴維持)パートです。
1. 地味だけど効くズーム+キーフレーム
CapCutのキーフレーム+ズームは、
ミニVlogと相性抜群。
- コーヒーを淹れているシーンで
→ じわ〜っとカップに寄っていく - 電車の窓の外を映しているシーンで
→ 少しだけ引いていく
みたいに、
ゆっくりした動きを足してあげると、
- 画面が止まっている時間が減る
- 見ていて飽きにくくなる
- ちょっと映画のワンカットっぽく見える
という効果があります。
やり方はシンプルで、
- クリップの頭にキーフレームを打つ
- クリップの終わりにもう1個キーフレーム
- 終わり側だけ、少しズームイン/アウトする
これだけ。
細かい数値は気にしなくて大丈夫です。
2. キャプション(字幕)はほぼ必須と思っていい
今のSNSって、
音なしで見てる人がめちゃくちゃ多いんですよね。
だからこそ、CapCutの自動キャプションは
ミニVlogでも積極的に使った方がいいです。
- 自分の声を入れてナレーションVlogにする
→ そのまま字幕化 - テキストだけでストーリーを伝える
→ 1行ずつ短い言葉でテンポよく
おすすめの工夫は:
- 太めのフォント+白文字+黒い縁取り
→ どんな背景でも読める - 1文を長くしない
→ 1〜2秒で読み切れるくらいの長さに分割 - 大事なワードだけ色を変える
→ 「朝からバタバタ」「コーヒーだけは譲れない」とか
これだけで視聴完走率がマジで変わります。
3. Instagramの“セーフゾーン”問題を回避する
せっかく字幕やテキストをいい感じに入れたのに、
- いいねボタンに隠れる
- キャプションの下に埋もれる
っていう悲劇、よくあります。
CapCutのオーバーレイでセーフゾーンをガイドにするやり方だと、
- 画面の下の方に“ここは危険地帯だよ”ラインを表示しておいて
- テキストや重要なものはその内側に収める
という編集ができます。
慣れてくると、
「ここまでが安全エリアだな」って
なんとなく感覚でわかるようになりますが、
最初はガイドを使った方が確実です。
具体的な“完成イメージ”をひとつだけ
イメージしやすいように、
完成形の流れをざっくり文章で描いてみます。
テーマ:在宅ワークの朝ミニVlog(45秒)
- カーテン越しの光(ゆっくりズームイン)
テキスト:「AM7:30 在宅ワーカーの朝」 - 電気ケトルからお湯が注がれる
キャプション:「まずはコーヒー。これがないと始まらない。」 - キーボードを叩く手元(軽くズームアウト)
- イヤホンを耳につけるアップ
テキスト小さく:「今日もミーティング多め…」 - PC画面のぼかし+自分の横顔(Retouchでちょい盛り)
- ノートに「done」とチェックを入れるシーン
キャプション:「午前のタスク、なんとか終了。」 - 空になったマグカップのアップ+フェードアウト
テキスト:「今日もおつかれさまでした。」
全カット、色味はカラーマッチで統一。
一部の横動画はAI Expandで縦に拡張して、
テキストが顔にかからないように調整。
…これだけで、
「あ、なんかいい生活してそうだな…」感のあるミニVlogができます。
まとめ:テンプレは「ズル」ではなく「土台」
テンプレを使うと、
「なんかズルしてる気がする…」
って思う人もいるんですが、
個人的には“いい意味でのカンニングペーパー”だと思ってます。
- テンポの作り方
- カットの長さ
- 音と映像の合わせ方
これをテンプレから“盗みながら学ぶ”のが、
一番早く上達します。
その上で、
- カラーマッチで世界観を揃えて
- AI Expandで画角問題を解決して
- リタッチでちょっとだけ盛って
- ズームとキャプションで最後まで見てもらう
この流れさえ押さえておけば、
あなたのミニVlogはもう「初心者感」から卒業です。











こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 CapCut テンプレで作るミニVlog入門を書きます。