TikTok でバズる鍵!初心者でも使える分析指標9選と改善ポイント

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 TikTok 分析指標を書きます。

TikTokは“感覚”では伸びない!

TikTokはフォロワー数よりも動画そのものの質や指標(データ)が評価されるプラットフォームです。

つまり「なんとなく投稿」では伸びません。

指標を理解し、分析することが「バズり」への第一歩です。

TikTok で注目すべき9つの分析指標とその意味

① 平均視聴時間

• 1本の動画がどれくらい見られたかの平均秒数です。平均視聴時間は、TikTokのアルゴリズムが「ユーザーの興味を引きつけた良質な動画」と判断する重要指標です。平均視聴時間が長いほどTikTokにとって広告効果など収益拡大につながるからです。TikTokではその見返りとして動画をおすすめに表示しやすくし、さらなる再生数の増加につなげます。

60%以上の維持率を維持していると、おすすめ欄に表示されやすくなるとされています。

• 特に15〜30秒の短尺動画では、80%〜90%の視聴維持率を目指すのが効果的。

改善のコツ:冒頭3秒にインパクトを持たせる。テンポの良い展開を意識

② 視聴維持率

• 動画全体に対して何%視聴されたか(例:60秒中30秒なら50%)を示します。計算式は、視聴維持率 = (平均視聴時間 ÷ 動画尺) × 100 = です。。視聴維持率が高い動画ほど「最後まで見られる価値がある」と判断されて、AIのおすすめアルゴリズムに優遇されやすくなります

特に TikTok では、60%以上が合格ライン。70〜80%以上でバズる可能性が高まると言われています。

改善のコツ:無駄なカットを削除し、間延びを防ぐ

③ 視聴完了率

視聴者が動画を最後まで再生してくれた割合のことです。TikTokでは「視聴完了率」が動画の評価・拡散に直結する最重要指標の1つとみなしています。

完了率は、短時間で「質」を判断できる強力なシグナルとなるため、非常に重視されています。理由は、最後まで見られる=飽きられていない=価値ある動画と判断しているからです。

動画を最後まで見た人ほど、コメント・いいね・フォローといった行動を起こす可能性が高く、エンゲージメント率も向上します。つまり仲間を増やす可能性が高まると考えているのです。

完了率が高い動画は、ユーザーの関心を強く引き続けている証拠です。

改善のコツ:ラストに“オチ”や“変化”を持ってくると◎

④ いいね数

何を表す?:ユーザーの第一印象と共感度

改善のコツ:内容に共感できるストーリー性、思わず「いいね」したくなる演出を

⑤ コメント数

何を表す?:ユーザーの関与度の高さ

改善のコツ:「あなたはどう思う?」と問いかけを入れるなど、コメントしたくなる仕掛け

⑥ シェア率

何を表す?:ユーザーが他人にも見せたくなったか

改善のコツ:驚き・面白さ・感動・学び要素のある内容が◎

⑦ 保存数

何を表す?:あとで見返したいほど価値がある動画かどうか

改善のコツ:豆知識系・ハウツー系・テンプレ素材など、実用性を意識

⑧ プロフィール遷移率

何を表す?:あなたに興味を持ってプロフィールを見に来た人の割合

改善のコツ:シリーズ投稿や「続きはプロフ」などの導線づくりが効果的

⑨ フォロー率

フォロー率とは、

動画を見たユーザーのうち、何%がそのアカウントをフォローしたかを示す指標です。0.5%〜1%以上であれば良好なフォロー率とされています。 1%を超えれば「高フォロー率」と言える水準です。

TikTokでフォロー率の重要度が「比較的」低い理由は、TikTokはフォロワーでなくても動画が表示される設計上の理由があるからです。動画の再生数や拡散は、フォロワー数に依存しません。極端な話、「フォロワー0人」でもバズることが可能です。

TikTokのAIは、リアルタイムのユーザー行動に重点を置いており、フォロワー数やフォロー率は二次的な評価基準なのです。

改善のコツ:投稿テーマの一貫性や、価値の継続性を示すプロフィール作成をする。

Tiktokではインプレッション率をどう評価しているのか。

YouTubeなど他のプラットフォームでは、動画が表示された回数を示す「インプレッション数」や、そのクリック率(CTR)を重視する傾向があります。一般的に、インプレッションのクリック率は 4〜5%程度 が平均とされています。

一方、TikTokでは「インプレッション率」や「クリック率」といった明確な指標は公式ツール上では提示されていません。代わりに、「表示回数」と「再生回数」や「エンゲージメント(視聴後の反応)」の関係性をもとに、AIがコンテンツのパフォーマンスを総合的に判断しています。

たとえば、

• 表示回数が多くても、再生やいいねが少なければ評価は下がる

• 表示後すぐにスワイプされれば、「質の低い表示(インプレッション)」と判定される

• 表示 → 再生 → 最後まで視聴 → 保存・コメントといった一連の行動が揃うことで高く評価される

このように、TikTokでは単に表示された回数よりも、表示後の視聴者のアクション=エンゲージメントが重要視されているのです。

そのため、TikTokでのパフォーマンスを高めたいなら、YouTubeやInstagramなどとは異なる「AI評価基準」を意識した動画制作が必要になります。単なる再生回数やインプレッション数にとらわれず、ユーザーの心を動かす構成・編集・導線設計が鍵となります。

■ 分析は“点”ではなく“線”で見る!

各指標は単体で見るのではなく、複数を組み合わせて傾向を掴むことが重要です。

たとえば、

• 「視聴完了率は高いのに保存数が少ない」→ 実用性が低い

• 「平均視聴時間は短いがフォロー率が高い」→ 自分に興味を持たれている可能性あり

■ よくある質問(FAQ)

Q:初心者でも分析ツールは使えますか?

A:TikTokの「プロアカウント(無料)」に切り替えるだけで、インサイト(分析画面)が使えます。

Q:どれくらいの頻度で分析すればいい?

A:週1〜2回を目安に見直しましょう。短期的な変化と、長期的な傾向の両方を見るのがポイント。

Q:分析しても伸びません…

A:動画内容だけでなく、投稿時間・ハッシュタグ・キャプション・サムネなど全体を見直しましょう。

■ まとめ:数字を知ることが“バズ”への最短ルート!

TikTokでは、フォロワー数よりも動画1本ごとのデータが重視されます。

つまり、「なぜ伸びないのか」も「なぜバズったのか」も、すべて数字が教えてくれるのです。

まずは今回紹介した9つの指標から、自分の動画の“強みと弱み”を見つけ、改善のヒントにしていきましょう!