例えば、
- 映像が90秒なのに、BGMが70秒しかない!
- 逆にBGMが3分もあって、動画の最後でいきなり切れる…
こういうとき、BGMを無理やり引き延ばしたり縮めるとリズムがズレたり、音が不自然になったりしてしまうのが悩みどころでした。
そんな悩みを解決してくれるのが、DaVinci Resolve 20の新機能、「AI Musicエディター」です!
DaVinci Resolve 20の「AI機能」は、ほとんどSTUDIO版(有償版)の限定機能です。
🎬 DaVinci Resolve 20の「AI Musicエディター」って何?
✨ どんなことができるの?
AI Musicエディターでは、音の高さやテンポを変えることなく、音楽を自然に伸ばしたり縮めたりできます。
まるで音楽が「ゴム」みたいに、違和感なく長さを調整できるんです!
AIが、
- 曲のリズムやフレーズ
- 自然に切れるポイント(編集点)
を分析して、プロの音響スタッフのように、滑らかに音楽をつなぎ直してくれます。
🛠 使い方:たった3ステップ!
操作は超シンプルです!
ステップ1:音楽をタイムラインに置く
動画に使いたい音楽を、通常どおりタイムライン上にドラッグ&ドロップします。

ステップ2:音楽トラックを選んで「インスペクター」を開く
音楽トラックを選択した状態で、「インスペクター」を表示します。
ステップ3:希望の時間を入力して「変換」ボタンを押す

インスペクター内の「AI Musicエディター」項目には、使いたい音楽の実尺が表示されています。この実尺の数値を希望の長さ(例:1:30)に変更し「Adjust(変換)」をクリック!
あとはAIが自動で編集してくれます。
数秒〜十数秒ほど待てば、音楽がちょうどいい長さに変わります✨

元曲によってはピッタリ尺に合わない場合があります。
そんなときはAIは複数の編集案を提案してくれるので、切り替えて確認しましょう。

この曲の場合は、4本目に尺に合ったバージョンがありました。
🎼 編集後の確認も簡単!
編集された音楽には、AIがカットした場所に印(マーカー)が表示されます。
どこが編集されたか分かるので、気になるところがあれば、
- 再生して確認
- 他の候補に切り替える
こともできます。
💡 得意なジャンル・苦手なジャンルは?
AI Musicエディターは、以下のようなジャンルが特に得意です:
✅ ビートがはっきりした音楽(ポップス、エレクトロ、EDM など)
❌ クラシックやアンビエントなど、ビートが曖昧な曲はちょっと苦戦することも…
このような場合は、従来のように音声トラックを二つ用意して同じ音楽を置き、タイミングを合わせてクロスフェードさせることで解決をはかりましょう。
📌 まとめ
AI Musicエディターは、初心者でも簡単に使えて、映像にぴったりのBGMを自動生成してくれる夢のような機能です。
- 音質はそのまま、自然な長さ調整ができる
- ワンクリックで変換、すぐに反映
- カットポイントも見えるから安心
- 得意ジャンルに使えば完成度バツグン!
ぜひ一度、使ってみてくださいね!
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 DaVinci Resolve AI Musicエディターの使い方を書きます。