動画を編集していると、
「この人物に名前をつけて追いかけたい」とか、
「アイテムに説明テキストを添えて、それが動きに合わせてついてきたらカッコいいのに…」って思うこと、ありませんか?
実は、DaVinci Resolve(ダヴィンチリゾルブ)なら、無料でそれができちゃいます。
しかも、めちゃくちゃ精度が高い。最初にそれを知ったとき、僕は心の中で叫びました。

えっ…これ、無料でできるんですか?!
というわけで今回は、DaVinci Resolveで「被写体にテキストを追従させる方法」を、初心者向けにめちゃくちゃ丁寧にお伝えします。
DaVinci Resolveで「被写体にテキストを追従」させる方法|初心者でもできた感動の瞬間!
Step 1:素材を読み込む
まずは、追従させたい被写体が映っている動画をタイムラインに配置します。
DaVinci Resolveの「Edit」ページでも可能ですが、今回は正確な追跡ができる「Fusion」ページを使います。
Step 2:Fusionページに移動
動画クリップを選んだ状態で、下のメニューから「Fusion」ページへ。
ちょっと見慣れないUIにびびるかもしれませんが、大丈夫です。
必要なノードはたったこれだけ:
- MediaIn(元の映像)
- Tracker(追跡用)
- Text+(文字入れ)
- Merge(合成)
- MediaOut(出力)
Step 3:Trackerで被写体を追跡する
- ノードグラフで「MediaIn」を選択した状態で、「ツール」>「Tracking」>「Tracker」を追加。
- プレビュー画面に丸いトラッカーが表示されるので、追いかけたい部分(例:人物の顔や手)に合わせます。
- 上の「Track Forward」を押すと、フレームごとに被写体を追いかけてくれます。
※ここでうまく追えないときは、コントラストのはっきりした部分を選ぶのがコツ。
Step 4:Text+でテキストを追加
- 空白部分で右クリックして「Add Tool」→「Text+」を選択。
- Mergeノードを使って、Text+とTrackerの出力を合成します。
- Text+ノードで好きな文字を入力(例:「この人が編集者!」とか)。
Step 5:トラッカーにテキストをくっつける
ここが一番感動するポイントです。
- Trackerノードの「Operation Mode」を「Match Move」に変更。
- さらに「Match Move」の設定で「Foreground」にText+ノードを割り当て。
- 再生してみてください。
テキストが、まるで磁石みたいに被写体にくっついて動き出します。
Step 6:仕上げと書き出し
あとはフォントやサイズ、位置を微調整して、Editページに戻ればOK。
被写体に名前や解説が自然に追従して、グッと「プロっぽい動画」に仕上がります。
最後に:初心者でも「動くテキスト」が作れる感動
正直、最初は「Fusionって難しそう…」って敬遠してたんですが、
一回やってみたら「え、これだけ?」ってくらい簡単で。
今では、テロップを動かすだけで「なんかすごい動画感」が出せるので、
クライアントワークでもめっちゃ重宝してます。
「動くテキスト」、一度試してみてください。
きっと動画づくりがもっと楽しくなりますよ!
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。
DaVinci Resolve で被写体にテキストを追従させる方法を書きます。