DaVinci Resolveで左右の音声を別々に編集する方法| ステレオ 音源を自在にコントロール

動画の音声左右別々
フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 ステレオ 音源を自在にコントロールを書きます。

最近問い合わせが多いのが、音の編集について質問です。

動画の音声編集についての質問
  • Q1 Youtubeなどで左右別々の曲を同時に流している動画がありますが、どうやってつくっているのでしょうか?
  • Q2 動画編集ソフトで左右別々(イヤホンでいう右耳左耳別)に音量調整できるフリーソフトを教えてください
  • Q3 歌手を比較するため左右からそれぞれの歌手の歌が聞こえるような動画を作りたいのですが、どのようなソフトを使えば良いか教えてください
  • Q4 イヤホンで左右違う音を出せるソフトを探しています。片耳は曲、片耳はゲームの音を出したいです。
  • Q5 iMovieで左の耳と右の耳で、別々の音声を流したいんですが、どうやってやればいいですか?

動画編集をしていて「左右の音声を別々に調整したい」というお悩み。実はけっこうあります。このお悩み、編集解決できます。

DaVinci Resolveでは、左右チャンネルごとの音声編集が可能です。特に、インタビューや対談動画などでマイクを左右に振り分けて録音している場合に非常に有効です。

二つの方法を解説します。

ステレオ 左右の音声を別々に編集する方法

■ 方法1:左右どちらかのチャンネルだけを使うシンプルな編集方法

【手順】

1. ステレオ音源(音源AとB)をResolveに読み込む

2. タイムラインに配置

3. クリップを右クリック → 「クリップ属性」

4. 「オーディオ」タブでMono(モノラル)に変更

5. 「チャンネル1 → 左」「チャンネル2 → 右」に割り当て

6. 左右チャンネルごとに別のトラックとして編集可能に

7. 必要に応じてパンや音量を調整し、書き出し

ポイント:不要なチャンネルをミュートすることで片方のみ使用可能。片側にピンマイク収録音声などが入っている場合に便利です。

■ 方法2:モノラル変換して左右に再振り分けする方法

左右それぞれの音声をそのまま活かしたいときは、ステレオ→モノラル変換→左右に割り当ての手順を使います。

【手順】

1. 音源AとBをモノラルでそれぞれ取り込む

2. タイムラインで左右に振り分けたい音源を配置

3. 各トラックを選択し、「オーディオミキサー」でパンを調整(L100またはR100)

4. それぞれの音声が左右どちらかから再生されるようになる

応用編:BGMとセリフを左右に分けたい場合や、ASMR的演出にも使えます。

■ 音声のみの書き出し方法

映像を含まない音声ファイルとして書き出すには:

1. デリバーページへ移動

2. フォーマットで「WAV」や「MP3」など音声形式を選択

3. 映像のチェックを外す

4. 出力名と保存先を指定して書き出し

■ よくある質問(FAQ)

Q:ステレオ音声が片方からしか聞こえません。なぜ?

A:クリップの「属性」でチャンネル割り当てが正しく設定されていない可能性があります。

Q:片方のチャンネルをミュートしたいです。どうすればいい?

A:オーディオミキサーまたはフェーダーで音量を0にする、もしくはそのトラックをミュートしましょう。

Q:左右のバランスを微調整したい

A:「パン」設定を使って、L80 / R20などバランス調整が可能です。

まとめ|DaVinci Resolveで左右チャンネルを自在に操ろう

DaVinci Resolveは映像だけでなく、音声編集にも強力な機能が搭載されています。

左右別々に音声を編集することで、より細かい演出や音響効果を加えることが可能です。

ぜひこの記事を参考に、ワンランク上の音声編集にチャレンジしてみてください!

使い方はこの動画が詳しいので参考にしてください。

チュートリアル動画