動画編集を仕事にしていると、たまに心臓が止まりそうになる瞬間があります。
Instagramへ投稿した直後。
「Video Blocked」
……


え?
何?
著作権侵害?
いやいやいや。
ちゃんとお金払って買ったBGMなんだけど。
昔の私も、まさにこれでした。
今回は2026年版として、Instagramで突然「Video Blocked」と表示されたときの正しい対処法をまとめます。
結論から言います。
動画は削除しないでください。
まず知ってほしいこと
Instagramの著作権チェックは、
「違法だから止めた」
というより、
「AIが怪しいと判断したから、とりあえず止めた」
というケースがかなりあります。
最近のMetaはAIによる自動判定が中心です。
だから、
- Envato Elements
- Artlist
- Epidemic Sound
- Motion Array
など、ちゃんと契約している素材でも引っ掛かることがあります。(facebook.com)
つまり、
ブロック=違法
ではありません。
一番やってはいけないこと
昔の記事でも書きましたが、
これは今でも変わりません。
「動画を削除」
これだけは最後の最後です。
「削除してください」
というボタンが出ても、
慌てて押さない。
まず、
本当に権利侵害しているのか
を確認してください。
有料素材を契約して使っているなら、
堂々と異議申し立てできます。
2026年は申し立て方法が少し変わっています
昔は、
「スマホ版Instagramだけ」
という状態でした。
しかし現在は、
- Instagramアプリ
- PCブラウザ版Instagram
- Meta Business Suite(ビジネスアカウント)
から申し立てできるケースがあります。(facebook.com)
また通知も、
昔のように
Post removed in some regions
だけではありません。
日本語環境では
一部の地域で動画がブロックされました
という通知になることも多くなりました。(facebook.com)
画面デザインは頻繁に変わるので、
「通知に届いた著作権に関する案内から申し立てを行う」
という流れだけ覚えておけば十分です。
申し立てで準備しておきたいもの
有料素材なら、
ライセンス情報を用意しておきましょう。
例えばEnvato Elementsなら、
ダウンロード履歴から
- ライセンス証明
- Transaction ID
- License情報
などを確認できます。(Envato Support)
追加情報欄には
「正規ライセンスで利用しています」
だけでなく、
ライセンス情報も添えると審査がスムーズになります。
2026年は動画編集ソフト側にも落とし穴があります
ここ数年で一番増えた原因がこれです。
昔は
「自分でBGMを探して入れる」
時代でした。
今は違います。
CapCutも、
Canvaも、
Premiere Proも、
DaVinci Resolveも、
AIが
「おすすめBGM」や「おすすめテンプレート」
を大量に提案してきます。
ところが、
これらは
すべてInstagramで自由に使えるわけではありません。
例えば
- Pro限定素材
- 商用利用条件付き
- SNS利用条件付き
- クライアント案件利用不可
など、
ライセンス条件が素材ごとに違います。
「編集ソフトで使えたからInstagramでもOK」
とは限らないんです。
最近はここで引っ掛かる人が本当に増えました。
AI動画だからブロックされたわけではありません
最近よく聞かれるのが、
「AIで作った動画だからダメだったんですか?」
という質問。
これは基本的に違います。
問題なのは
動画そのもの
ではなく、
動画に含まれる
- 音楽
- 効果音
- 映像素材
の権利です。
AI動画でも、
すべて自分が権利を持っている素材なら問題ありません。
逆に、
AIが生成した動画に
無断利用された音源が入っていればブロックされます。
普段からやっておくと安心なこと
私が今おすすめしているのは、
動画を作るたびに
ひとつのフォルダへ
- 使用BGM
- 効果音
- 動画素材
- ライセンス証明
をまとめて保存しておくこと。
あとから
「この動画のBGM何使ったっけ?」にならなくなります。
仕事で動画制作するなら、これは本当におすすめです。
まとめ
Instagramの「Video Blocked」は、
かなりの割合でAIによる自動判定です。
だから、
有料素材を正しく使っていても起こります。
そんな時は、
慌てて動画を削除する必要はありません。
まず確認したいポイントはこちらです。
- 権利処理済みなら削除しない
- InstagramやMeta Business Suiteから異議申し立てを行う
- ライセンス情報を添えて送信する
- 使用した素材の利用規約を再確認する
- 今後のためにライセンス証明は動画ごとに保管しておく
昔は「なんでブロックされたんだ!」と腹が立っていました。
でも今は、
Instagram側も毎日何億本という動画をAIで判定しています。
多少の誤判定は避けられません。
だからこそ大切なのは、
「慌てないこと」と「ライセンスを証明できること」。
この2つさえ押さえておけば、多くのケースは落ち着いて対処できます。(facebook.com)
【参考】ここから下は過去記事の一部になります。何がどのように変わったのか確認できるようしばらく残置します。
インスタストーリーズで Video Blocked と警告された時の対処法
まず、一番やってはいけないのは画面左下にある【動画3件を削除】すること。
動画3件がブロックされましたこれらの動画のコンテンツの権利は他に帰属する可能性があります。使用権のないコンテンツが含まれている動画は、削除することもできます。
動画3件を削除 詳しくはこちら
動画を削除してはダメです。
自分が契約した有料素材を使った動画であれば問題なし、「問題はインスタ側にある」と開き直りましょう。
では、異議申し立てのフォームはどこにあるのでしょう。
「詳しくはこちら」をクリックしても答えは見つかりません。
実は、異議申し立て申請には条件があるのです。
異議申し立てができるのはスマホ版のインスタからしかできません。
PC版ストーリーズの警告文からは異議申し立てできません。
Video Blocked の対処方法
多分ここで躓いた人も多いのではないでしょうか。
異議申し立てはアクティビティに届いた英文の通知にあるリンクからしかできません。

英文の
ホームの右上に表示されるハートマークをタップして「Post removed in someregions」と書かれた英文の警告文を開きます。

ブロックされた動画を確認するをスクロールダウンします。

通知をクリックして、画面下にある、【申し立てを送信】をタップします。
すると「申し立てを送信」の画面が開きます。

有料素材サイトなど、著作権クリアしている場合は「権利所有者からコンテンツの使用許諾を得ている」を選択。
申し立て理由にチェックを入れ、追加情報欄にライセンスを張り付けて【申し立てを送信】をタップします。
ライセンスはテキストをコピペすることになるので、あらかじめ取得しコピペしやすい「ファイル」などに転送しておきましょう。
ちなみにenvatoelementsのライセンス情報はダウンロード時にマイコレクションに自動保存されます。

赤枠内にはenvatoelementsでダウンロードした素材の記録をマイコレクションから[ライセンスDownload Licence]をクリックしてライセンスをコピペします。

すると、5分もしないうちに「ブロック解除したよー」という通知が来ました。
インスタグラム側で投稿されたコンテンツ(とりわけ音源)にプラックリストのようなものがあり、これに引っかかるかどうか自動的に判断して疑わしきものはブロックする仕組みのようです。
「この動画に含まれる権利は処理済み」と投稿者本人が署名することで自動的にブロックが解除される仕組みです。
なんだったら、投稿時にチェックボックスでも作っておいて宣誓させれば済むのにバカじゃないのと思いたくなります。
YouTubeと違ってenvatoから権利証明をコピペする必要がない点は楽です。













こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 Video Blocked を書きます。