■「この動画、ちょっと暗くない?」問題
さて、今回はですね、Premiere Proを使い始めた初心者さんの中で「あれ?なんか暗い…」って感じる人がけっこういます。なぜなのでしょうか。映像の明るさ調整問題について語らせてください。
編集始めたてのころ、僕も何度もありました。
スマホで撮った映像、GoProで撮った映像、雰囲気は良いんだけど、「うわっ…くらっ…」みたいな。
友達に見せたら、「…なんか暗いね?」ってボソッと言われるアレです。
心にグサッと刺さるんですよ、あれ。
でも大丈夫。Premiere Proなら明るくできるんです。しかも意外と簡単。
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Premiere Pro で暗い映像を明るくする方法
■Step 1:素材を読み込もう
まずはPremiere Proを起動。
素材を読み込むには、「ファイル」→「読み込み」か、ドラッグ&ドロップでもOKです。
タイムラインに動画を並べて編集を始めましょう。
■Step 2:調整レイヤーでまとめて補正!
ここが初心者さんに激推しポイント!
「調整レイヤー」を使うと、カットごとに明るさ調整する必要がなくなります。
めっちゃ便利!
🔧 やり方
- タイムライン左下の「新規項目」→「調整レイヤー」をクリック。
- V2(動画の上のレイヤー)に配置。
- 下のV1の動画全体に影響が出ます!
クリップ1個ずつ調整するのは、心が折れる作業なので…調整レイヤー、ぜひ使ってみて。
■Step 3:「レベル補正」で明るくしよう
さあここからが本題。
「エフェクト」→「レベル補正」を検索
調整レイヤーにドラッグ&ドロップ!
そしたら、「エフェクトコントロールパネル」に「レベル補正」って出てきます。
ここで、RGBの黒出力レベルをちょっとずつ上げてみてください。
…どうです? 画面が少し明るくなってきたでしょ?
ただし、やりすぎ注意!
白い部分が真っ白に飛んじゃう「白トビ」ってやつ、戻せません。マジで。
■Step 4:「Lumetriカラー」で色味も調整
ここからちょっとステップアップ!
使い方:
- エフェクト→ビデオエフェクト→カラー補正→「Lumetriカラー」
- これも調整レイヤーにドロップ!
「露出」「ハイライト」「シャドウ」「彩度」などが調整できます。
映像が暗いだけでなく「なんか色がくすんでる…」ってときはここ!
🌈ポイント
- 「露光量」をちょっとずつ上げていくと、明るさが自然にアップ
- コントラストを強めにすると、映像がパキッと引き締まる!
- 「自動調整」機能もあります(ちょっと味気ないけど、楽)
■リアルなシーンで考える
たとえば…
📹「カフェで友達を隠し撮り」したら…
照明がオレンジっぽくて、全体が暗〜い…。
レベル補正で明るくしつつ、Lumetriカラーで「白バランス」を青っぽくして調整。
📹「夕暮れの公園」映像が、思ったより黒すぎたら…
シャドウを軽く上げて、彩度を落とし、フィルムっぽい落ち着いた映像に!
■初心者がやりがちな明るさ調整ミス
- 明るくしすぎて、顔がのっぺり真っ白になる
- 彩度を上げすぎて、色がケバくなる(テレビショッピングみたいになる)
- クリップごとに設定してて、全体のバランスがバラバラになる
これ、全部やりました…。泣
■まとめ:明るさ調整は「盛りすぎ注意」
動画の明るさ調整はメイクみたいなもの。
自然な感じがいちばん!
暗いままよりはずっといい。けど、やりすぎると…「あれ?」ってなる。
調整レイヤーとLumetriカラーのコンボは、本当に最強なので、
まずは「ちょっと暗いかも?」って感じたら、試してみてください!
Premiere Pro初心者でもできる。
僕ができたんだから、あなたにも絶対できます!
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こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 Premiere Pro で暗い映像を明るくする方法を書きます。