「え、なにこれ…?ギザギザしてる…」
編集してる最中、ふとプレビュー画面を見た瞬間に出てくる――あの“映像のギザギザ”。
これ、地味にストレスなんですよね。しかも「書き出したら直るかな?」と思ってレンダーしても、直らない。むしろ、完成した動画を再生したときに「よりクッキリ出てるじゃん!」っていう地獄。
はい、僕も最初やられました。笑
特にね、海外のフリーフッテージサイトとかでダウンロードした素材。たとえば、古いフィルム風の映像とか、ちょっとビンテージな雰囲気の素材をDaVinci Resolveにポンッと突っ込んだら、いきなりギザギザラインが出る。
「え、解像度合ってるよな?フレームレートも揃えたのに?」
そんな風に原因がわからなくて、数時間ハマる人、少なくありません。
🎥 DaVinci Resolveで映像にギザギザのライン!? あの“謎のチラつき”をスッキリ直す方法
🧩 ギザギザの正体は「インターレース」
これ、実は映像の構造の問題なんです。
ギザギザして見える原因は「インターレース」と呼ばれる昔ながらの映像方式。
テレビ放送なんかで使われてたもので、1フレームを“奇数ライン”と“偶数ライン”に分けて表示してたんですよね。
で、それが今のプログレッシブ方式(1枚のフル画像として表示するやつ)と混ざると、あの“ギザギザ”が発生するんです。
たとえば――
- 海外サイトから拾ってきたニュース素材(1080iとか書いてあるやつ)
- VHSやMiniDVなど、昔のカメラで撮影した映像
- YouTubeで誰かがアップしてた古い映像素材
こういうのをResolveにそのまま突っ込むと、再生中や編集時に「動きのある部分だけギザギザ」ってなる。
人物の腕の動きとか、パンした時の背景の縁とか、まさに“チラチラ動くノイズ”みたいな感じ。
😩「せっかくの素材が台無し…」ってなる瞬間
たとえば、僕が昔作ったVlogのオープニング。
古い8mmフィルム風の映像を差し込んで、懐かしい雰囲気を出したかったんですよ。
BGMもいい感じ、テロップも完璧。
…なのに、プレビューで見たら、空の部分がギザギザしてる。
「いや、なにこれ!? 俺の感動のオープニング、なんか安っぽく見えるじゃん!」
しかも、書き出してYouTubeにアップしても直らない。
結果、コメント欄に「映像チラチラしてません?」って指摘されて撃沈。
あの瞬間のショック、今でも忘れられません。
💡 原因がわかれば怖くない!
でも安心してください。
DaVinci Resolveにはちゃんと、この“ギザギザ問題”を解消する方法があるんです。
操作は意外とシンプル。
Premiere Proでいう「フィールドオプション」にあたる設定が、Resolveにもちゃんとあります。
ここをいじれば――あのチラつき、スッと消えます。
🔧 対処法その①:「フィールドの順序」を確認!
まずは素材をタイムラインに置いて、右クリック。
「クリップ属性」→「フィールドドミナンス」っていう項目を見てください。
ここが「上フィールド優先」になってる素材、けっこう多いです。
これを「なし」または「プログレッシブ」に変更してみましょう。
フィールドの順序が間違っていると、映像が交互にズレてギザギザして見えるんですね。
ここを直すだけで、「あれ? 直った!」ってなることが結構あります。
🔧 対処法その②:「デインターレース(インターレース解除)」を使う!
もし①で直らなかったら、「デインターレース」処理を加えてみましょう。
Resolveでは、クリップを右クリック →「クリップ属性」→「デインターレース」を有効にします。
これで、インターレース素材をプログレッシブ映像に変換してくれるんですね。
つまり、1本化して“滑らかな映像”にしてくれるわけです。
ただし!
ちょっとだけ注意点があります。
デインターレースをかけると、ほんの少し映像がソフトになります。
シャープなラインが減るので、「くっきりさ」重視の人は微調整が必要です。
🔧 対処法その③:「ちらつき除去(Flicker Removal)」を試す!
もしそれでもまだ気になる場合は、「Flicker Removal」を。
これはResolveの「カラー」ページのエフェクトでも使えます。
映像全体に軽いブラーをかけて、フィールドのズレによるチラつきを目立たなくする処理です。
特に「ボーダー柄の服」とか、「細かい格子模様の建物の外壁」とか。
こういう素材でギザギザが目立つ場合には、めちゃくちゃ効果あります。
💬 現場感で言うとこんな感じです
実際、プロの現場でも「ギザギザ出てるけど、まあ小さいし大丈夫でしょ」って放置すると、納品後にクライアントから電話が来るんですよ。
「なんか動くとギラギラするんだけど…」
って。笑
本当に多いです。
だから編集者の間では、「インターレース警察」なんて言葉もあるくらい。
映像の品質って、視聴者が意識してなくても“違和感”で感じるものなんです。
だからこそ、こういう細かいところを潰しておくと、動画全体のクオリティがぐっと上がるんですよね。
🌈 まとめ:ギザギザのない映像で、見た目も気持ちもスッキリ!
一度ギザギザが出ると、めちゃくちゃ気になる。
でも原因と対処法さえわかっていれば、全然怖くない。
ポイントは3つ!
- フィールド順序を確認!
- 必要に応じて「デインターレース」をON!
- 細かいチラつきには「Flicker Removal」!
この3ステップで、あの不快なギザギザラインはかなりの確率で消えます。
編集の最終チェックで「あ、なんかチラついてるな」と思ったら、ぜひ思い出して試してみてください。
たった数クリックで、“映像がプロっぽく見える”瞬間がやってきます。













こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 DaVinci Resolve の映像がチラつくを書きます。