無料でアバター読み上げ動画がつくれるスマホアプリ Kn1ght の使い方

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 Kn1ght を書きます。

顔出しは勘弁してほしいけど、読み上げ動画が作りたい人いませんか。

動画を作る時、自分の顔をカメラで撮影したり声の録音をすることになりますが、面倒だし顔出ししたくない人もいます。

そんなお悩みを解決してくれるのが、自分の代わりにアニメキャラに読み上げてもらうこと。

テキスト入力だけでアバターがテキストを読み上げてくれる動画が簡単に作成できるアプリが登場しました。

アバター読み上げ動画がつくれるアプリ Kn1ght とは

「Kn1ght(ナイト)」はQrow Pte. Ltd. (本社: シンガポール 支社: 東京新宿区 )がリリースしたiOS専用のスマホアプリです。

Kn1ghtはテキストを入力するだけでアバターに読み上げてもらうことができるアプリです。

YouTubeでよく見るこんな動画もこのサービスで作ることができます。料金は有料版で月900円になりますが、簡単なものでよければ無料版でも十分作れます。

スマホでつくるショート動画との相性もよく、取り扱いもわかりやすいのが特徴。

初心者でもすぐに読み上げ動画をつくって発信することができます。

アプリのアバターだけでなく、別途作画した画像から自分のオリジナルアバターも使うことができます。

編集ソフトCapCutと連携することもできるので、動画の上にKn1ghtで作成した読み上げ動画を重ねると、実況中継風の動画も作れます。

今回は背景動画の上にアバターを重ねた動画の作り方を解説します。

ブラウザ版・モバイル版アプリはKn1ght – AIアニメ動画生成からインストールできます。

Kn1ghtの使い方

背景動画の上に読み上げ動画を載せて編集するには、次の手順で行います。

  1. iPhone内にインストールしたKn1ghtを使って読み上げアバター動画を作成
  2. iPhone内にインストールした編集アプリCapCutに素材共有
  3. クラウド経由でPC内に別途インストールしたCapCut(デスクトップ版)で背景透過と合成

以上です。

一見複雑そうに見えますが、素材をバトンタッチ風に別のアプリに手渡すだけなので、慣れればあっという間に作れます。

使ってみたデメリット感は、音声のイントネーションが微妙なところ。「登場」が「頭城」のように聞こえます。

専門のソフトではイントネーションの調節ができますが、Kn1ghtではムリです。

CapCutはあらかじめiPhoneとPCにそれぞれインストールしてください。

iPhoneに Kn1ghtをインストールする手順

まずiPhoneに下記のリンクからKn1ghtをインストールしてください。

App Storeからダウンロード

Kn1ghtの体験版にはクレジットが付与されているので基本無料で体験できます。

アカウントの取得は自分のやりやすい方でOKです。私はGoogleを使いました。有料版を使う予定であるならAppleが楽かもしれません。

これで登録完了です。

続いてすぐに「アバターを作らないか」と勧誘されます。

アバターのテンプレートの中から下記のモデルを選択しました。

特徴を選びます。

髪の毛、目の色、服装ほ変えました。

続いて音声を選択します。

Kn1ghtの画期的なところは、声色選択画面が色を混ぜ合わせるパレット状になっていること。

ユーザーは音を聞きながら自分の好みの声色を探すことができます。

ストーリーボードにはアバターに喋らせたい内容を入力します。

最大300字(およそ1分)まで入力できます。

プレビュー画面では、音声が自動的にループされて聞こえます。

右側のメニューからは上から順に

  • 背景
  • アスペクト比
  • BGM
  • フォント

を調整することができます。

背景を透過させることは生成動画の特性上できないので、あとから抜きやすいグリーンバックに[四色パレット]から変更しておくといいでしょう。

アスペクト比はショート動画で投稿するなら9:16を選択

ナレーションのみ利用したいのであればBGMのチェックマークをタップするとOFFになります。

アバターほ変更したくなったら[アバター]をタップして別のキャラが選択できます。

声色を変えたいときは[ボイス]をタップします。

すべて調整が済んだら[Generate]をタップすると書き出しがはじまります。

無料版で保存はできません。

シェアからCapCutにインポートはできるようなので生成した動画をCapCutに送ります。

CapCutから書き出すことができました。

グリーンバックの透過方法

CapCutを使って背景の緑を透過させます。

まず背景の動画をタイムラインのV1に配置し、その上にKn1ghtから読み込んだ素材を配置します。

このままでは緑が邪魔して背景画見えません。

タイムライン上にあるKn1ghtから読み込んだ素材をクリックすると画面右のコントロールパネルが開きます。

[カットアウト]タブをクリックし、[クロマキー]にチエックを入れます。

つづいて[カラーピッカー]の横にあるスポイトをマウスで選択して、画面上の緑の部分をクリックします。

これで「緑の部分を選択した」ことになり、[強度]のスライダーを左右にすることで透過することができます。

画面上の吹き出しの部分を消すには、[マスク]タブを選択します。

この場合は四角形を選んで画面の程よき位置をトリミングします。

サイズを変えるには、モニター上の人物の境界線をマウスで操作します。

調整が終わったら画面右上の[エクスポート]をクリックすることで書き出しが始まります。

書き出された動画は【C:\Users\名前\AppData\Local\CapCut\Videos】に保存されているので適宜取り出して使用しましょう。

簡単なお知らせ程度であれば、ウォーターマークがあっても目立ちません。

手間のかかるリアル系人物アバターをわざわざ使わなくても実用に耐えそうです。

有償版について

有償版は左上のメニューから[マイプラン]を選択すると詳細情報が見られます。

App Storeからダウンロード

まとめ

超ゆるいキャラクターはショート動画に相性抜群。

ChatGPTを使ってシナリオをつくり、そのシナリオをアプリに読ませれば完全自動で読み上げ動画ができちゃいます。

少し慣れれば量産も可能なので、キャラクターを使ったショート動画が流行しそうな気がします。