自分の動きでアバターを動かす初心者Vtuber体験ソフト Demo Creator の使い方

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 Demo Creator を書きます。

ゲーム実況やゆっくり系の動画で使われることが増えている高性能動画録画ソフト。

高性能動画録画ソフトを使うと高画質でキャプチャーできるので動画の二次利用が楽になります。

イチ押しソフトについては、別記事でBandiBandicam(バンディカム)を紹介しました。

今回はBandiBandicamとは方向性がやや違う、アバター機能を持ったソフトをご紹介します。

Demo Creator とは

WonderShare社「Demo Creator」

ご紹介するのは、動画編集ソフトFilmoraで知られるWonderShare社が提供する動画録画ソフト「Demo Creator」です。

いわゆるキャプチャーソフトです。

どんな使われ方をしているかというと・・・

【趣味】ゲーム画面のキャプチャ

【ビジネス】プレゼン資料のキャプチャ

つまり、PC画面に映し出されたものなら大抵の画像は収録できます。[1]NHKプラスは音声のみOK。画面は表示されません

ただし今回はキャプチャといっても撮影するのは自分の顔です。

顔を撮ってなにをするのかというと、キャラクターをアニメーションさせます。

動くキャラクターは、これからブームになると予感しています。

Vtuber時代に備える

ゲーム実況やユックリ系動画など、さらに「にじさんじ」の人気が裏打ちしています。

ということで、私が密かに注目したのは画面キャプチャーという本質部分ではありません。

機能の一つ、自分をアバターにしてくれる「バーチャルヒューマン」というものです。

Demo Creatorの「バーチャルヒューマン」は、自分をカメラで写すだけ。

読み取った仕草や表情を用意されたキャラクターに置き換えてくれるので、手間いらず。

諸般の事情から顔出しNGの人には超便利。

Vtuber動画を作るにはあると便利なソフトです。

仕草や表情を使ってキャラクターを動かす仕組みはAdobe Character Animatorなどがありますが、若干操作にプロの知識が必要でした。

ざっくりとした機能だけ使いたいと思っていたので利用してみたら結構イケます。

Demo Creatorの操作方法

用意するのは自撮りするためのWebカメラのみ。

カメラを接続したらDemo Creatorを起動します。

使うのは新たに登場した[バーチャルヒューマン録画]機能です。

ボタンを押すと、あらかじめ用意された背景を背に、カメラで撮影した自分の姿とデフォルト設定のキャラクターが表示されます。

今回はキャラクターだけ抽出したかったので、背景は無地のグリーンを選びました。

ちなみに、自分の映像が表示されるのは収録・編集中のみです。

キャプチャー可能な範囲はディスプレイ上に輪郭線のように表示されるので、枠をマウスで動かすことで設定します。

縦横比が決まっている場合は、下記の編集バーの中央にある画角の数値を変えることで設定できます。

使えるキャラクターは無料版なら二体まで。有料版を購入すると鍵マークが外れます。

[背景選択]の中には様々な背景画像が用意されています。

このキャラクターはカメラで撮影された自分の姿を読み取って動くのです。

キャラクターは上半身だけ利用できます。

カメラに向かってジェスチャーすると、横のキャラクターも同じ動きをしてくれます。

操作パネルをクリックするとカメラの映像を消すことができます。

キャラクターの位置や大きさもマウスで調整可能です。

音声はマイク入力のほか、パソコンの内部音声を録音することもできます。

[システムオーディオ][マイクロフォン][Webカメラ]から録画に含めたい要素を選択してスイッチを操作します。

キャラクターだけ切り出したい場合はグリーンバックを選択します。

間違えやすいのが、透過を選択してしまうこと。

透過を選ぶと、Demo Creatorが用意した背景ではなく、デスクトップ画面が合成されます。

準備ができたら[REC]ボタンをクリックすることで録画が開始されます。

録画が終わったら[高速エクスポート]をクリックすると書き出されます。

とりあえず動画の中で自分の分身に語らせたい。

そんな初心者ユーザーには使いながら慣れることができる便利なツールです。

しかしアバターだけ抜き出して編集するのが目的ならば、背景が単色ブルーやグリーンのものを選んで書き出しましょう。

グリーンバック付きで書き出した素材はグリーンバック合成ができる編集ソフトで編集すればOKです。

グリーンバック素材の編集方法DaVinci Resolve18

Demo Creatorにも簡単な編集機能がありますが、グリーンバック合成をマスターしたいのであれば編集ソフトを使うのが万全です。

多少スキルがある人はDaVinci Resolve18をおすすめします。[2]初心者はWonderShare社の動画編集ソフトFilmoraが安心です

OpenFX機能を使うことで凝った編集が簡単にできます。

エデイットページで グリーンバック合成 をする方法DaVinci Resolve18 | ぶいろぐ

①DaVinci Resolve18の[エディット]ページを開き、下のタイムラインに背景、上のタイムラインにグリーンバック素材動画を配置します。

②エフェクトの[OpenFX][フィルター][ResolveFXキー][3D Keyer]を選択し、トラック2のグリーンバック素材にドラッグ&ドロップします。

③するとレイヤーに【FX】のマークがつきます。

④グリーンバック素材の[インスペクター][エフェクト]を開ます。

すると[3D Keyer]が追加されています。

⑤プレビューモニターの左下にある井桁マークのアイコンをクリックして[OpenFX オーバーレイ]を選択します。

⑥井桁マークを再クリックして普通の状態に戻し、インスペクタの[3D Keyer]のスポイトアイコンの左端をプレビューモニターに映ったグリーンバック画面に触れます。

すると瞬時に色のついた背景の部分だけが透明になります。

実写の場合は輪郭部分に背景が映りこんでしまうので修正にひと手間かかります。

二次元キャラクターの場合は修正の手間はほとんど不要。

思ったより上々の仕上がりの動画を簡単に合成することができました。

インストール方法

公式ページからダウンロードします。

初めての人は「無料体験版」をインストールしましょう。

WonderShareのアカウントを取得しなくても「無料版」はダウンロードできます。

ただし、Windowsの場合はセキュリティに架かることがあります。

私の場合は数回ダウンロードが止まりました。

セキュリティを一旦止めるとうまくいきます。

以下の画面が表示されるとダウンロード完了です。

まとめ

時代を先取りしたいなら、YouTubeの次に来るVtuberに注目です。

Vtuverは基本キャラクターに憑依して活躍するものなので、キャラクター操作に親しむことが第一歩。

初心者でも簡単にキャラクターアニメーションが抱〆るソフトがキモなのです。

デモやチュートリアル、プレゼンテーション、ゲームプレイなどの画面を簡単録画、プロ並み編集できる画面録画&動画編集ソフトDemo Creator

[バーチャルヒューマン録画]はおまけ機能のように見えますが、個人の情報発信がます広がるWEB3.0時代のキーワードとして注目したい技術だと思います。

References

References
1 NHKプラスは音声のみOK。画面は表示されません
2 初心者はWonderShare社の動画編集ソフトFilmoraが安心です