【2025年最新版】 VOICEVOX で読み間違いを減らす方法|カスタム辞書で自然なナレーションを作ろう!

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 VOICEVOX で読み間違いを減らす方法を書きます。

顔出しも声出しも勘弁してください。でも動画投稿はやりたいです。

そんな人多いですよね。私もその一人。

本人の顔出しすれば固定客が増えるのはわかりきっていますが、正直自信がないから。

でも助けになってくれるのが生成AIです。特に喋りの部分はシナリオさえしっかり書ければ録り直しなしでいける音声合成ツールは神の使い。しっかり使い倒しています。

今日はね、中でも秀逸の音声合成ツール「VOICEVOX(ボイボ)」でナレーションを作るときの“読み間違い問題”を、スパッと解決していきます!

【2025年最新版】VOICEVOXで読み間違いを減らす方法|カスタム辞書で自然なナレーションを作ろう!

VOICEVOXって、ほんと便利なんですよ。

無料で使えるのに、キャラクターの声のクオリティが高いし、商用利用もOK。

ゆっくりMovieMakerとの相性も抜群で、実況系とか解説動画をやってる人には欠かせないツールになってきてます。

でも!

そんなVOICEVOXにも、ちょっと困ったところがあるんです。

「それ、誰!?」——固有名詞の読み間違い、あるある問題

たとえば、あなたが動画でこんなセリフを入れたとします。

「今日は、鎌倉の小町通りにある“青山珈琲店”に行ってきました。」

で、再生してみると……

「今日は、かまくらのこまちどおりにある、“あおやまこうひーてん”にいってきました。」

……うん。悪くない。

でも「青山」の“やま”が妙に平坦で、「あお↑やま↓」じゃなくて「アオヤマ」みたいに聞こえる。

そういう「ちょっと違うんだよな〜」ってやつ、めっちゃ多いんです。

しかももっとやばいのは人名。

「槙(まき)」とか「畠(はたけ)」とか、辞書にない名字を入れると、だいたい変な読みになります。

僕の知り合いの「齟齬(そご)」さんなんて、毎回「そしょ」って読まれるらしい(笑)。

こういうときに頼りになるのが——

「カスタム辞書」っていう神機能があるんだよ!

VOICEVOXには、「カスタム辞書(読み方&アクセント辞書)」っていう機能があります。

これを使えば、どんな名前でも、どんな難読語でも、正しく読ませることができる!

しかも操作はめちゃくちゃ簡単。

ちょっと見ていきましょう👇

VOICEVOX(無料音声ソフト)とは

まずその前に、VOICEVOXはキャラクターの声が詰め込まれたサービスです。

「有料のAquesTalkは無理」という方にはお勧めの無料で使えて商用OKの音声生成ツールです。

ゆっくりMovieMaker との連携も簡単にできます。なので使わないと損ですね。

VOICEVOX公式サイトからインストール。

特に希望がなければ表示のまま先に進みます。

インストーラーを使うとセキュリティの警告が出ますが構わず先ら進みます。

利用許諾に同意するとホーム画面が表示されます。好みのキャラクターを選びましょう。

ずんだもんの音声は無料ソフト「VOICEVOX」で生成できます。

VOICEVOXにカスタム辞書を登録する方法

VOICEVOXにカスタム辞書を登録する方法はいくつかあります。

💡UIでサクッと登録する方法

  1. VOICEVOXを開きます。
  2. 右上にある「辞書」メニューをクリック。
  3. 「新しい語を追加」を選択。
  4. 単語(漢字)と読み仮名(ひらがな)を入力。
  5. アクセント(どこで声が上がるか)を調整。
  6. 「登録」ボタンを押して完了!

ね、シンプルでしょ?

初心者でも直感的に操作できるUIになってるんですよ。

しかも登録した瞬間から、読み上げに反映されるのが嬉しい。

たとえば、「青山(あおやま)」を登録してアクセントを“や”に置けば、もう完璧。

次からはずっと「ア↑オヤマ↓」って読んでくれます。

Q:「一回読み間違えた単語は、次からも間違えるの?」

A:「はい。登録しない限り、同じ間違いを繰り返します!」

だからこそ、カスタム辞書が超重要なんです。

💡CSVでまとめて登録する方法

もし大量に単語を登録したいなら、CSVファイルで一括登録もできます。

フォーマットはこんな感じ👇

表示名読み仮名アクセント型品詞
青山あおやま1名詞

これを表計算ソフトで作って、user_dictというフォルダに入れるだけ。

VOICEVOXを再起動すれば、自動で読み込まれます。

たとえば:

  • 学校で生徒全員の名前をまとめて登録
  • アニメ作品の登場人物を全キャラ分入れておく
  • 企業のブランド名・製品名を一気に登録

……なんてときに超便利です。

実際に使ってみた感想(リアル)

僕自身、動画のナレーションをVOICEVOXで作ることが多いんですけど、最初はほんと大変でした。

たとえば「Adobe(アドビ)」を「アドベ」と読まれたり(笑)。

「YouTube」を「ゆうちゅーべ」って言われたときは、さすがに吹き出しました。

でもね、カスタム辞書を使い始めてからは、もう別世界。

一度登録しておけば、次からは絶対に間違えない。

案件動画とか、企業名が頻出するやつにはマジで必須です。

アクセントを制する者が、自然さを制す!

もうひとつ大事なのが「アクセント調整」。

これをサボると、読みは合ってるのに「棒読み感」が出てしまいます。

たとえば「鎌倉」は、「か↑まくら↓」が自然なんですけど、VOICEVOXだと「かま↑くら↓」って読まれることも。

この1音の違いで、めちゃくちゃ印象が変わる。

アクセント調整は、辞書登録画面で“山”の位置を変えるだけ。

最初は感覚でOK。

聴きながら、「あ、ここで声が下がった方が自然だな」と思ったら、その位置を選べばいいんです。

ちょっと職人気分になれる作業で、結構楽しいですよ(笑)

読み間違いを減らすワークフロー

  1. 原稿を完成させる  途中で文章を変えると、登録した読みが消えちゃうことがあります。  なのでまずは全文を書き上げましょう。
  2. 難しそうな単語をピックアップ  人名・地名・会社名・専門用語などをリスト化。
  3. カスタム辞書に登録する  UIでもCSVでもOK。とにかく正しい読みを登録。
  4. 実際に読ませてチェック!  おかしいところがあったら、アクセントをちょっと直す。
  5. OKなら書き出し!  ナレーション完成! 動画に乗せるときはBGMとのバランスも意識するとより自然になります。

メリットとデメリットをまとめておこう!

✅ メリット

  • 固有名詞や難読語の読み間違いを防げる
  • アクセント調整で“自然な声”が出せる
  • 一度登録すればずっと使える(資産化)
  • 聴きやすい音声で視聴者の信頼度が上がる

⚠️ デメリット

  • 登録作業はちょっと地味で面倒
  • 間違って登録すると逆に変な発音になる
  • 長い複合語は完璧に読ませにくい
  • 優先度の設定を忘れると反映されないことがある

とはいえ、これらのデメリットを差し引いても、カスタム辞書の恩恵はデカいです。

だって、もう「間違った名前で呼ばれる」悲劇から解放されるんですから(笑)

まとめ:あなたの“声”を、もっと自然に。

ナレーションって、たかが読み上げじゃないんですよ。

一語一語のイントネーションやテンポで、聴く人の印象がまるっきり変わります。

せっかくいい内容を話してるのに、「名前が間違ってる」「イントネーションが変」ってだけで、伝わらないのはもったいない。

VOICEVOXの「カスタム辞書」を使えば、その“もったいない”を全部なくせます。

たとえば、あなたが作る動画のナレーションが、もう少しだけ自然に聞こえる。

それだけで、作品の完成度はグッと上がります。

読み間違いを減らすこと。

それはつまり、「あなたの言葉を正しく届ける」ってことなんですよね。

おまけ ゆっくりムービーメーカー (YMM)と連携する方法

設定画面で「VOICEVOX.exe」のパスを指定して連携します。

「ゆっくりMovie Maker4 Lite」を起動して、「ファイル」→「設定」を選択します。

左メニュー「VOICEVOX連携」→アプリケーション一覧「SHAREVOX」→「実行ファイルのフォルダアイコン」をクリックし、SHAREVOX.exeを選択します。

設定を閉じて「ファイル」→「キャラクターの編集」を選択します。

最後に「新しいキャラクター」をクリックして「ずんだもん」に入れ替えれば完了です。

実行ファイル欄右側のフォルダアイコンボタンをクリックし、VOICEVOX.exeのパスを選択します。
(VOICEVOXをインストーラーを使ってインストールし、インストール場所をデフォルトから変更していない場合、設定する必要はありません。)

以上で音声キャラクターの設定ができました。