これ、最近よく聞く質問です。

VEO3の動画ですが、2~3本作成するとすぐに制限が来てしまいます…
Googleの生成AI「VEO3」で動画を作ってみた人なら、きっと一度はぶち当たる壁でしょう。
僕も最初、「え、もう制限!?」って思いました。
1本目の動画をワクワクしながら作って、2本目を試して、3本目で「使用制限に達しました」って出る。
──あの瞬間の“スン…”とした感じ、分かりますよね(笑)
でも、実はこの制限をちょっとだけお得に回避できる方法があるんです。
それが、Canva Proとの連携なんです。
Canva Proで「 VEO3 」をお得に使う裏ワザ|無料枠を超えて動画を作る方法【初心者向け解説】
Canva × VEO3 の連携って何ができるの?
まず、VEO3はGoogleが開発した「文章から動画を自動生成できるAI」です。
たとえば「朝日の差す森の中を歩く女性」なんて入力すれば、AIがその情景をリアルな動画にしてくれる。
しかも最近はBGMやナレーションまでつけてくれるんだから、まさに“AI映像革命”ですよね。
一方で、Canvaはデザインツールとして有名ですが、
ここ最近、AI動画生成にも対応していて、
なんとVEO3と内部で連携できるようになっています。
つまり、Canvaの中で「VEO3を使って動画を生成する」ことができるんです。
そしてポイントはここ。
Canva Proユーザーは、VEO3の無料枠よりも多く動画を生成できるという仕組みです。
実際にCanvaでVEO3を使う流れ
最近の生成AI業界は限られた領土の奪い合いというか、サービス合戦の様相を呈し始めています。
ただし、サービスの多くはあまり大きな声では宣伝されていないため、知っている人が得をするような状態なので苦労します。
では実際にやってみましょう。
① Canvaを開いて「アプリ」からVEO3を選ぶ
現状使えるのがCanvaPro(有料版)で英語版のみになります。日本語でCanvaを使っている場合は、メニュー左下の自分のアイコンをクリックして、セッティングの【言語設定】を英語に変えてください。
ホーム画面または左側のナビゲーションメニューから【Canva AI】を選択します。すると動画生成ページに切り替わります。

一覧から【Video Crip】を選択します。プロンプト欄に生成したいイメージを英語で入力します。

数分で動画が生成されます。
② CanvaのProユーザー特典で動画生成がスムーズに
通常のGoogleアカウントでVEO3を使うと、2~3本作った時点で無料枠が終わります。
しかし、Canva Pro経由だと、月5本まで生成可能。
これはCanva Proの内部契約に含まれている「提携AI利用枠」によるものです。
つまり、VEO3を単体で有料化しなくても、Canva Proの料金内で使えるわけですね。
Google経由で生成する数を加えると月8本。この差デカく感じませんか。
③ Canva上で編集&BGM追加まで完結
生成されたVEO3動画は、Canva内でそのまま編集できます。
テキストを重ねたり、効果音やBGMを追加したり。
しかもCanvaの音源ライブラリには、商用利用可能なBGMがたくさん揃ってます。
僕が試したときも、
「朝焼けの街を歩く男性」のVEO3動画に、
Canvaの“Calm Morning”というBGMをのせたら、まるで短編映画みたいな雰囲気になりました。
編集が終わったら、もちろんそのままMP4でダウンロード。
YouTubeやInstagramにもすぐ投稿できます。
Canva ProでVEO3を使うメリット
- 無料枠を超えて動画を生成できる(月5本まで)
- Canva内でBGM・文字入れ・エフェクトまで完結
- VEO3を単体で有料化する必要がない
- チームメンバーと共同編集できる
- 商用利用も安心(Canvaのライセンス適用)
特にYouTube ShortsやInstagram Reelsで“AI動画ショート”を投稿している人には、
かなりコスパがいいです。
1本あたりの生成コストを考えたら、Canva Proの月額1,500円(年契約だともっと安い)は十分ペイできます。
Canva ProでVEO3を使うデメリット
- 月5本までしか生成できない(無制限ではない)
- 生成速度がやや遅め(AIの混雑状況による)
- 細かいプロンプト調整ができない(VEO3単体版よりカスタム性が低い)
つまり、「本格的にAI映像を量産したい」人はVEO3単体の有料プランを検討したほうが良いですが、
「月に数本、SNS用ショートを作りたい」人にはCanva Proの方が断然お得、という感じですね。
こんな人におすすめ
- AI動画を“お試し以上”に作りたいけど課金は最小限にしたい人
- Canvaでデザインも動画も一括管理したい人
- YouTube Shortsやリール動画を量産したい人
- チームでAI動画を共有・編集したい人
まとめ:VEO3を賢く使うならCanva Proが一番バランス良い
VEO3の無料枠はすぐに尽きてしまいます。
でも、Canva Proを使えば「ちょっと多めに」「ちょっとお得に」動画を作れる。
そして、BGM・テロップ・エフェクトもそのままCanva内で完結。
これはもう、「CanvaでAI動画を作る時代が来た」と言っても過言じゃありません。
もし今、VEO3で「制限が来ちゃった…」と困っている人は、
まずCanvaを開いてみてください。
ひょっとしたらその中に、あなたの次の“AI映画”が眠っているかもしれません。
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 Canva Proで VEO3 をお得に使う裏ワザを書きます。