外付けSSDで動画編集すると、いつでもどこでもサクッと動画が編集できるので超便利。
素材やプロジェクトファイルを丸ごと外付けSSDに入れて運用している人も増えています。
自作の外付けSSDケースで40Gbpsという爆速の転送速度になる【Thunderbolt4/3、USB4対応】SSDの組み立て方法をご紹介します。
自作SSDを選ぶ理由
自作の外付けSSDケースを使う方法を一言でいうと、パソコンの内臓SSDなどとして使われる新型SSD【Thunderbolt4/3、USB4対応】を外付けケースに入れて携帯用のSSDとして使う方法です。
いわば目的外利用といった使い方といえます。
この方法を使うメリットは速度とコストです。
【メリット1】コストが安く済む
例えば、動画編集をMacでやっている人ならわかると思いますが、Macの内臓SSDって容量がない飢えに高いですよね。
たかが内蔵SSDを500GB増やすだけで三万円って高くないですか。
お金に余裕のある人は2TB内臓SSD付のMacを購入して使い倒すことができます。
でもお金に余裕がない人や、大容量の動画素材を編集する人には内蔵SSDだけではやっていけません。
【メリット2】転送速度が速い
なので、よく使われているのがSanDisk SSD 2TBのような外付けSSDです。
これならば、必要に応じてPCに差し込むだけで動画編集ができます。
上位機種のエクストリームプロは最大2000MB/秒の転送速度が出ます。
これはこれで使い勝手はいいのですが、注意したいのは速度です。
市販のSSDはどうあがいても転送速度に限界があります。
パソコン本体や、SSDの性能が高くてもインターフェイスが足を引っ張り、転送速度がそれほどでないこともあります。
普通、SSDを外付けするとき使うのはUSB3.2を使う人が多いと思いますが、USB3.2 Gen2x2インターフェイスでは、速度は10gbpsにしか出ません。
それと比較すると【Thunderbolt4/3、USB4対応】は破格のスピードです。
表記に「対応」とあるのは、Thunderbolt4にも対応しているという意味。
Thunderbolt3の転送スピードは最大40Gbpsだけど、ケースに使われているのは「PCIe Gen3」なので、実際は40Gbpsを出すことはできません。
商品説明のよくあるレトリックです。
ですが、Thunderbolt4/3、USB4対応ということは新規格に対応していることを意味します。
Thunderbolt4の持つパワーには及ばないものの、実測では3,500MB/s近くの速度を出すことができます。
M1_MacbookAirなどでできなかった負荷のかかる編集もオーライ。
使わない手はありません。
問題はお値段です
同等な環境がSSDとケース合わせて4万円程度はかかるので躊躇する人もいるかもしれません。
でも容量だけ大きなMacと価格差を比較するとそれほど割高ではないことに気づきます。
見栄でMacを選ばないのであれば、外付けSSDを自作した方が絶対お得です。
おすすめ外付けケース
そこで、動画編集メインで使う人にお勧めのSSD外付けケースをご紹介します。
Thunderbolt 3/4 のSSD外付けケースです。
SSDケースは、M.2 NVMe SSDを取り付ける前提で作られてるので、SSDの換装が非常に簡単です。
- M-Key、B&M-Keyの両方に対応している
- Thunderbolt 4、USB4に接続可能
- 付属するUSBケーブルは、USB C to AとUSB C to C(40Gbps)の2つの出力ポートがあり、複数のコンピュータポートで使える
Thunderbolt以外のケースでもいい。
とにかく安く使いたいという人には、別記事でまとめたような選択肢もあります。
ご検討ください。
おすすめSSD
ケースを選んだらSSDです。SSDを決めてからケースを選んでもOKです。
今回のポイントは
私の場合は、出先のシェアオフィスで変種をちょこっとやる場合が多いので、多少かさばってもOK。ごつい見た目でも大丈夫なのでケースから決めました。
SSD選びのポイントは最大転送速度です。
Thunderboltの転送速度を上回るものであれば基本セーフです。
SSDケースは仕事の中身と密接な関係があります。
大は小を兼ねるので予算があれば早くてデカい容量を選びましょう。
それでも純正Macの内臓SSDを選ぶより相当コスパがいいことが実感できます。
セッティング方法
取り付ける方は簡単です。
①フタを開ける
②M.2 NVMe SSDを端子に挿す
③ネジ留めする
④フタを閉じる
以上です。
注意したいのは発熱です。
動作中は高熱になるため、冷却対策はマストです。
放熱パネルなどのセッティングはしっかり行いましょう。
チュートリアル動画
クリエイターの間でもPC内蔵に使われるSSDを外付けSSDとして使うメリットに気づく人も出てきました。
まとめ
M.2 NVMe SSDと別売ケースThunderbolt 4対応USBを組み合わせることで、格安かつ高速な外付けストレージを作ることができます。
ポイントは【Thunderbolt4/3、USB4対応】を選ぶこと。
読込みの速さも活かして外付けのまま編集作業ができる上、容量の大きいデータを保存するときもスピーディに書き込めます。
自作の外付けSSD組み立て方法に関するよくある質問
- Thunderbolt 4とUSB4の違いがわかりません
- USB4とThunderbolt 4はどちらもUSB-Cインターフェースを使用しています。誤解しやすいのは、どちらの規格も同じType-C端子を使う上、接続する機器に応じて規格が自動的に切り替わることから違いが分かりにくくなっています。
データ伝送速度を見ると、どちらも最大40Gbpsに対応しています。
さらに、どちらも映像出力と最高100Wの電力供給に対応しているため、両者の違いは分かりにくく、ほとんどの人が同じものと勘違いします。
違いは対応帯域幅、充電電力、データ伝送速度、対応ディプレイなどです。
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。SSD を書きます。