動画編集を爆速する手っ取り早い方法が、記憶メディアにSSDを使うことです。
でも、SSDっていろいろ種類があるので、結局何を選んだらいいのかよくわからないことありますよね。
最近注目なのが、パソコンのパーツとして売られているSSDを買って自作することです。
なかでもおすすめが、M.2(エムドットツー)という規格です。
M.2SSDはパソコンに内蔵するだけでなく、別売されている外付けケースに入れることで、高速メモリーとしても使えます。
そこでM.2 SSDの外付けケースをいくつかご紹介します。
- 最新SSD「M.2(エムドットツー)」とは
- SSDを外付けケースに入れて使う方法
- 動画編集に使えるM2SSD
- 動画編集に使えるM2SSD用 外付けケース 6選
- Yottamaster SSDケース
- UGREEN M.2 SSD 外付けケース SATA NVME両対応 M.2 SSD ケース USB3.2 Gen2接続 UASP対応 10Gbps高速転送
- ELUTENG M.2 SSD 外付けケース NVMe/SATA 両対応 M.2 USB SSD ケース RTL9210B高性能チップ USB3.1 GEN2 M.2 USB Type-C 変換 アダプタ ハードディスクケース
- 玄人志向 M.2 NVMe SSD ケース USB3.2 Gen2 接続 NVMe / SATA 両対応 GWM.2NVST-U3G2CCA
- ロジテック(エレコム) LGB-PNV02UC USB3.2(Gen2)対応M.2 NVMe SSDケース
- UGREEN M.2 SSD 外付けケース NVME/SATA 両対応 【USB 3.2 Gen2規格】 M.2 SSD ケース
- まとめ
- M.2 SSDに関するよくある質問
最新SSD「M.2(エムドットツー)」とは
高速のSSDを搭載した携帯SSDは製品としても売られています。
価格は2TBで5万円近くします。
お金に余裕がないときは「M.2(エムドットツー)」を使って自作することで同等の性能のSSDを手に入れることができます。
M.2SSDは最近値段が下がってきてるので、2TBで15,000円検討。
M.2SSDの速度はだいたい64Gbpsです。
・HDDの読込速度は新品で大体100~120Mbps。
・2.5インチタイプのSSDの読込速度は500~550Mbps。
・家電量販店などで見かける市販のSSDは2,000Mbps。
比較にならないくらいのぶっちぎりの速さですね。
別売のケースの価格は2~4千円程度で手に入るので、2万円あれば超高速の2TB外付けSSDを簡単に作成することができます。
SSDを外付けケースに入れて使う方法
M.2SSDを携帯メモリーにするのは簡単です。
剥き出しのSSDを専用のケースに入れるだけです。
SSDの端子をケースの端子に取り付けてロックし、付属のヒートシンクを貼り付けていくだけ。
PCに接続してフォーマットすると使えるようになります。
動画編集に使えるM2SSD
M.2が推薦ということは分かったけど、そもそもSSDの規格そのものがよくわかりません
初心者の方向けにSSDには形状から「2.5インチ」「M.2」「mSATA」の三つのタイプがあります。
「2.5インチ」は小型のハードディスクと同じサイズの旧タイプのSSDです。
「mSATA」は超小型パソコンのメモリーとして使われていたSSDでいずれも登場したのは少し前です。
M.2SSDは少し遅れて登場したSSDです。最新の規格のSSDとして様々な用途に使われるようになりました。
メリットは速度が速いことですが、デメリットは、タイプや形式がいろいろあって、初心者にわかりづらいことです。
なので、M.2 SSDを自作の外付けメモリーにする場合は、三つの点に注意しましょう。
- M.2 SSDには様々なタイプがある
- 端子形状が大きく三種類ある
- 用途によってSSDそのものの大きさが異なる
以上です。
M.2 SSDには様々なタイプがある
「M.2」には接続端子の違いからさらに四つの規格にわかれます。
この四つの規格で混乱してしまいますが、さらに長さの異なる商品がいくつも発売されています。
わけわからないですよね。
なので、高速なSSD”M2SSD”を外付けケースに入れて使おうと思ったら、中古のM2SSDを手に入れい、そのSSDに合うケースを時間をかけて探すのもあるかもしれませんが、一番汎用性の高い最新のSSDを選ぶのがいいです。
お勧めのSSDがわからない人は、外付けSSDのスペックを参考にしましょう。
■SATAタイプ
M.2とは…? M.2 SSDについてのストレージ向け解説 – 株式会社センチュリー
SATA3.0接続のSSDとなり、転送速度の理論値はSATA6Gbpsで約600MB/sとなります。
■NVMeタイプ
PCI-Express接続を用いており、SSD側に搭載されているNVMeコントローラによって高速なデータ転送が可能なSSDです。
転送速度は世代(Gen)とレーン数により異なるのですが、安価な1500MB/sぐらいの物から約4500MB/sを超えるような高速デバイスもあります。
■AHCIタイプ
PCI-Express接続で、PC側のAHCIホストコントローラを介して動作するSSDになります。
上記2種に比べると若干数が少なく見ることは少ないですが、互換性の無い別規格ですのでご注意ください。
例えばUGREEN M.2 SSD 外付けケースの場合、
「m.2 ケース 2230/2242/2260/2280 M key/B+M key SSD」と商品名に記載された情報から選ぶべきM.2SSDが読み取れます。
2230/2242/2260/2280はSSDの大きさのこと。幅22ミリ、高さ2,280ミリが最長なので、それ以内のM.2SSDならOKです。
M key/B+M keyはケースが対応する端子が二つあることを示しています。
M.2の端子形状はA~Mまで存在し、それぞれ端子の間の切り欠きの位置が異なります。
M.2とは…? M.2 SSDについてのストレージ向け解説 – 株式会社センチュリー
(表裏を間違えると勘違いしやすいのでご注意ください)
主にストレージで使われる端子はB KeyとM Key、B&M Keyの3種類です。
NVMe、SATA3.0、M.2SSDの速度比較
人気が高いのは最速のPCle4/NVMeタイプです。64Gbpsと高速です。ただし結構発熱するのでケースが必須です。SATA3.0は6GbpsとPCle4/NVMeタイプの十分の一の速度です。
転送速度は対応するUSBの仕様により異なります。スペックを比較し始めるとマニアの世界に突入します。
私のような動画編集者にとっては体感的に変わらないのでUSB3.0以上で5Gbpsもあれば文句ありません。
ゲームや動画ファイル用なら「1TB以上」
動画ファイルを多数保存しておく場合には、1TB以上の容量を備えたM.2 SSDが便利です。
1TBクラスのSSDは体感的にも標準価格帯といっていいと思います。
メーカーは名の通っているところならトラブルに遭いにくいです。
私は迷ったので、ウエスタンデジタル(Western Digital) PCIe Gen4 M.2-2280 NVMe WDS100T3X0E-EC のスペックを指標にして商品を比較しました。
HDD時代から愛用しているWesternDigitalを選びました。初めてのSDDなので他との比較はできませんが、まぁ、とにかくPCの動作が早いですね。
PS5用に購入しましたが、問題なく使えています。
ヒートシンクは別途必要になりますが、その分安いので満足です。
ブルーでも良いかなと思ってましたが、少し安くなっていたのでブラックを購入し正解でした。
今のところ、ストレスフリーです。
「1TB WD Black SN770 ゲーム向け PCIe Gen4 M.2-2280 NVMe WDS100T3X0E-EC」はAmazonでも一万円を切っています。(※ちなみに速度2000MbpsのSanDisk SSD 外付け 1TB USB 3.2 Gen 2×2の価格は約26,000円でした)
ネット上でも評価記事が上がっているので問題ないでしょう。
1TBが1万円台半ばで高コスパ!PCIe 4.0対応SSD「WD_BLACK SN770 NVMe」の実力を検証
【やじうまミニレビュー】1TBが1万円台半ばで高コスパ!PCIe 4.0対応SSD「WD_BLACK SN770 NVMe」の実力を検証 – PC Watch
謎の激安中華SSD
Amazonで見つけた激安のSSDが「TECLAST SSD」です。Amazon価格で7,999円のものがタイムセールでしょうか5,999円になっていたりします。
1TBで7,200円。メーカ知らんし、安すぎて怖いw
— グンマスター (@Gunma_saburo) April 17, 2023
TECLAST SSD 1TB M.2 内蔵SSD NVMe 2280 PCIe Gen 3.0 ×4 読取り速度3500MB/s 3D NAND TLC採用 日本語取扱説明書付き 3年保証 国内正規代理店品 SD1TBNP300-2280 https://t.co/Ywkjm7EF5g #Amazon @Amazonより
中華SSDはTECLASTで痛い目にあってからしばらく避けてたんだけど、スタメン外のマシンとデータが飛んでも問題ない外付けSSDには普通に使うようになった。
— 稚魚 (@kmh103_48) May 6, 2023
一番好きな銘柄はHanye。
システム用に使うのは正直不安で使えません。ですが、外付けドライブとして一時的に使用するには重宝します。
動画編集に使えるM2SSD用 外付けケース 6選
SSDが決まったら、ケースを選びましょう。
用途や規格、性能などによりさまざまな商品があります。
見分けやすいように商品名に特徴が書かれていることが多いので、SSDと見比べながら適正なものを選びましょう。
Yottamaster SSDケース
「Yottamaster 」という内部が透けて見える M.2 SSDケースを買ってみました。
NVMeとSATAプロトコル両方とも対応できるM.2 SSDケースです。
スケルトンの部分はアクリル製で、PCにつなぐと青いLEDがつきます。
Read/Writeは仕様通りでほぼ10Gbps出ます。
動作時の発熱はかなりのものです。
ー放熱性も十分です
薄い保護フィルムを剥がすのを忘れずに!w
・室内温度26℃
・アイドリング中は33℃
・通常使用中(動画再生、ファイルコピーや移動)の温度は34~42℃程度
・ベンチマーク中は最高瞬間温度は49℃(添付画像は直後の48℃)なのでCrucial P1の動作温度許容範囲内(Crucial P1動作温度範囲0~は70℃)
・ベンチマーク後10分程度で通常使用温度にまで下がる
・GB単位の大容量ファイルもしくは数分間連続した一括複数ファイルコピーだとベンチマーク中の温度と同じようになることがある
見た目を重視したエンクロージャーを探してるならアリ
放熱性も気になるが、しょせんUSB3.1 Gen2の転送スピード程度なので、ごっつい放熱性重視デザインは不要で本商品のアルミバックプレートで十分でしょう。
良かったのは、片側が金属性で排熱もある程度期待できそうというところ。
良くなかったのは、SSDの換装が極めて面倒だったこと。
SSD交換は本体のネジを専用ドライバーで外し、中の基盤にコネクターの向きに合わせてSSDを溝に合わせてスライドしてセットします。
最後に蓋を閉めたら、ネジで止めます。
SSDの換装はけっこう面倒なので一回セットしたらなるべく換装せずに使い続けた方がよさそうです。
UGREEN M.2 SSD 外付けケース SATA NVME両対応 M.2 SSD ケース USB3.2 Gen2接続 UASP対応 10Gbps高速転送
アルミボディをシリコンで覆ったケース。デザインが特徴的です。価格は3,000円とお手頃です。
放熱性能劣ると思いますがSSDは70°Cくらいまでは大丈夫なので問題ないかと
それよりも分厚さと長さが結構ネックかも。
性能対値段は勿論ですが、MacBookと一緒に置いても負けない存在感。昔のヤノ電器の周辺機器並みのカッコ良さがあると思います。大陸の会社が見た目を意識し出したら、国内メーカーは太刀打ち出来なくなると思います。
使えました。見た目も、転送速度も申し分なかった。
何よりやりたかったSSDの複製が出来たので不満はない。買ってよかったと思う。
ELUTENG M.2 SSD 外付けケース NVMe/SATA 両対応 M.2 USB SSD ケース RTL9210B高性能チップ USB3.1 GEN2 M.2 USB Type-C 変換 アダプタ ハードディスクケース
インジケーターの位置が特徴的なケースです。
玄人志向 M.2 NVMe SSD ケース USB3.2 Gen2 接続 NVMe / SATA 両対応 GWM.2NVST-U3G2CCA
人気で選ぶなら玄人志向です。玄人志向は秋葉原でよく見かけるマニア向けブランドなので手に入りやすいのが特徴です。
ネジを外したら基盤がポロッと落ちてきてびっくりしました
ネジ側ではなくてその裏側にスロットがあります、基盤は固定されていません。
中身のSSD交換にプラスドライバーではなく特殊なドライバーが必須です。
ドライバーは付属しているので最初こそ問題ないですが、それ以後に中身のSSDを取り出したい時に間違いなく面倒です。その他の品質は良いです。
本体基盤が見た限りでは、どこの馬の骨とも分からないメーカーのOEMではなさそうなのと、外装にプラ部品が全く使われておらず耐久性が高そうなところが気に入っています。
ロジテック(エレコム) LGB-PNV02UC USB3.2(Gen2)対応M.2 NVMe SSDケース
価格で選ぶならロジテックです。家電量販店などでも手に入りやすいのが特徴です。
UGREEN M.2 SSD 外付けケース NVME/SATA 両対応 【USB 3.2 Gen2規格】 M.2 SSD ケース
UGREEN M.2 SSD 外付けケース は取り外し可能な保護ラバーがついています。
コントローラーのRTL9210BはASPMを有効にできるため消費電力が低い。
低消費電力な上に筐体の放熱性が高いことから高温になりにくく安定して長時間使える。
SSD側の最高速度は出ていませんが、USB 3.2 Gen2の最高速度近くまで出ているので狙い通りで満足しています。
キオクシア KIOXIA 内蔵 SSD 1TB NVMe M.2 Type 2280 PCIe Gen 3.0×4(SSD-CK1.0N3PG2/N)との組み合わせだと固定用ゴムがSSDのパーツに接触ギリギリです。
まとめ
“M2SSD”はPCの内蔵用SSDとして使われることが多いので、ケースなしの剥き出しで販売されています。
自作するには専用ケースが必要で手間がかかる分だけ市販のSSDよりも割安で導入できます。
ケースを選ぶ際のポイントと注意点は以下の4つです。
外付けSSDを選ぶ時のポイント
M.2 SSDには様々なタイプがある
端子形状が大きく三種類ある
SSDそのものの大きさが用途によって異なる
以上の点を踏まえ、SSDを選びましょう。
最強のノートPCに接続すれば出先の喫茶店で4K動画の書き出しも自由自在にできるようになります。
M.2 SSDに関するよくある質問
- M.2 SSDはWindows 7でも使えますか
- M.2 SSDは新しいNVMe(Non-Volatile Memory Express)ドライブです。Windows 7には、NVMeドライブのサポートはネイティブでは含まれていません。
- 新しいM.2 SSDを組み込んでWindows10PCへ接続したが認識されません
- SSDがWindowsで使える状態に初期化されていないとエクスプローラにドライブアイコンは表示されません。新規購入したSSDを使用するには一連の初期化作業が必要です。
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 外付けSSDケース を書きます。