縦書きテロップ の作り方 DaVinci Resolve 17

縦書きテロップ
フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 DaVinci Resolve を書きます。

動画編集していてテロップを縦書きしたくなったことありませんか。

特に良く使うのが人名テロップ

こんな感じに、だいたい画面右に表示することになります。

この縦書きテロップの書き方探してみると意外に手間取ります。

DaVinci Resolveは17.4で縦書き(垂直レイアウト)に正式対応しました。

この記事では、縦書きテロップの作り方を紹介します。

縦書きテロップ の作り方

「テキスト+」のインスペクタで「Direction」で「Vertical」を選択します。

たったこれだけです。

Trackingで文字間、Line Spacingで行間を変更できます。

過去記事 縦書きテロップの方法

古いバージョンのDaVinci Resolveをお使いの方がもしいらっしゃいましたら、過去記事も残しておきますので参照ください。

FunkyFocus / Pixabay

DaVinch Resolve16ではエディットページの[エフェクトライブラリー]から[タイトル]に進み[テキスト]という機能を使うことで文字を操作します。

  1. [テキスト]にマウスを当てタイムラン上にドラッグ&ドロップする
  2. タイムライン上にテロップ枠が現れる
  3. inspectorをクリックしてテロップを編集する

画面右上にあるinspectorをクリックして現れた編集枠で 文字のサイズや位置、影の配置など を編集することができます。

しかし、このテキスト機能ではできることが限られています。装飾性の高いタイトルテロップなどの編集は不向きです。

そのため最近になって[Text+]というタイトル作成に特化した機能が追加されました。

縦書きテロップは [Text+]を使って作ります。

設定方法

Free-Photos / Pixabay

エディットページから画面左上の「エフェクトライブラリ」を開き、ツールボックス>タイトル>「Text+」をドラッグしてタイムライン上に追加します。

インスペクタを開いて情報を入力します。[1]文字化けする場合は、日本語フォントであるかどうか確認してください

縦書き表示をするためにはインスペクタの設定にある「Direction」と「Line Direction」設定する必要があります。

文字を上から下に表記するTop Down、画面の両サイドに配置するDown-Up or Right-Leftです。

Direction > Top Down

Line Direction > Down-Up or Right-Left

つぎに 上詰めにするため、 V Anchorを3つのうち一番右にします。(もしくアイコンの下にある数値レバーを「1」にします)

これで上詰めの本文が並びます。

このままでは、テロップは画面中央のままです。[Fujion][Layout]の中にあるCenterのX軸を操作し水平方向の位置を決めます。

中央揃えの場合にはこのV Anchorの項目はスキップ可能です。

調整方法

man sitting inside wooden cubicle with red bicycle parked outside

位置合わせ

ちょっと複雑ですが、文字が入りきらない場合や表示位置を変更する場合はエディットページではなく、フュージョンページで修正作業します。

フュージョンページへ移動して、プレビュー画面から文字の位置を調整します。

画面左上の4つのアイコンから、左から2番目にあるアイコンをクリックします。

すると縦に並んだテロップの文字が個々の文字ごとに移動できるようになります。

文字の中央にある赤い丸と矢印の表示をドラッグして任意の位置に移動します。

縦書きにつた文字列を任意の場所に移動できるようになりました。

句読点

外国製のソフトなので日本語に弱いところがあります。

特に本来文字の右下にあるべき句読点は左下に配置されてしまいます。

放送番組を見ているとわかるように、動画のテロップは句読点を省略する場合があります。

どうしても使う必要がある場合は、文字ごと個々に移動する細かな作業を行います。

フュージョンページへ移動して、テキストのノードを選択します。

上の画面にドラッグもしくは「1」「2」で表示させます。

画面左上、左から2番目のアイコンをクリックします。

クリックをすると、各テキスト一文字ごとに小さい四角が出現するので、動かしたい文字の四角をドラッグして選択します。

これで句読点を右に配置することができます。

最後に文字列を任意の場所に移動させれば完成です。

グラフィックソフトを使う荒技

操作がめんどくさい。グラフィックソフトが操作できる。

という人は、DaVinch Resolveの編集機能を使わず、縦文字テロップを画像として作ってしまう方法があります。

動画と同じ画角。illustratorやphotoshopなどを使って1920×1080サイズのフレームを作り、その中に縦書きでテロップスーパーをつくります。

文字色は白。フォントは動画と同じものを使うのがコツです。

できあがったらpngファイルで書き出し、動画素材が入ったフォルダに格納し、DaVinch Resolveに取り込みます。

この画像をタイムライン上の動画ファイルの上に配置するとできあがりです。

まとめ

動画制作に正解はありません。

視聴者から見て違和感がなければ全て正解です。

いろいろ試してみて自分が最も使いやすい方法を見つけましょう。

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References

References
1 文字化けする場合は、日本語フォントであるかどうか確認してください