見やすいテロップ の作り方DaVinci Resolve17

見やすいテロップ
フルタニ
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。

ニュース動画や広報動画、YouTube投稿動画を作る際に欠かせないテロップ。

見やすいテロップを作ることが高評価につながるので身に着けたい技の一つです。

DaVinci Resolve17でテロップを作る際の注意点についてご案内します。

フォントを選ぶ

動画編集でフォントを追加する方法

見やすいテロップとは一瞬で何が書かれているかわかること。まずはじめに使うフォントを選びましょう

動画編集でフォントを追加する方法【DaVinci Rresolve16】 | ぶいろぐ

エンタメ系の動画などに使うようなよほど特殊な演出でないかぎりテロップはわき役です。

視聴者が映像に集中できるように一度決めたフォントは変えないことをお勧めします。

最適なのはゴシック体で、太さを表す単位・ウェイトが太いものの中から選びます。

参考までに私がよく使うフォントはUDデジタル教科書体のウェイトBです。

「UDデジタル教科書体」は、デジタル教科書をはじめとしたICT教育の現場に効果的なユニバーサルデザイン書体です。ロービジョン(弱視)、ディスレクシア(読み書き障害)に配慮したデザインで、リーダビリティについてのエビデンス(科学的根拠)も取得しました。また、2016年度より施行された障害者差別解消法の理念にも基づき設計されています。

文字数とサイズを決める

テロップはワンカットに一枚表示するのが一般的です。

リポート番組などの場合、ワンカットの長さはおおよそ7秒~8秒です。

このタイミングで読み取れる一行の文字数は15字程度なので、文字数を基準に画角に収まるサイズを決めます。

ポイントはカットが表示される時間内にテロップが二度見できるような分量です。

視聴者がストレスなく読み取れるように配慮することが重要です。

チラ見でも書かれていることが理解できれば視聴者はストレスを感じません。

そのため、文章もわかりやすい表現にするのが吉です。

原稿内容に目を配り、読みにくい言葉や映像で見てわかる内容など整理します。

テロップを配置する位置にもこだわります。

画面下に適度なゆとりを持たせて配置すると見やすくなります。

テレビでは編集画面で表示された8割しか表示されません。

そのため編集ソフトには「セーフエリア」という表示ガイドがあります。

DaVinci Resolve17の「セーフエリア」を表示させることができるのでテロップの位置を決める目安にするといいでしょう。

見せ方を工夫する

フォントや文字数など動画の基本が固まったところでテロップの加工をはじめます。

見やすいテロップを作る演出上のポイントは4つあります。

見やすいテロップ 4つのポイント
  • ドロップシャドウをつける
  • 文字の輪郭を強調する
  • 文字のバックにザブトンとなるシェイプ(形)を当てる
  • 背景の映像にグラデーションをつける

テレビのバラエティ番組などではテロップの演出に徹底してこだわります。

一瞬たりとも視聴者を逃さないためですが、制作者としてはできればやりたくない仕事の一つがテロップともいわれます。

テロップづくりに費やす仕事量は膨大なので、どこまでなら時間を割けるか考えた上で取り掛かりましょう。

DaVinci Resolve17で バラエティ風 のテロップをつくる方法 | ぶいろぐ
text+バラエティテロップ
Text+でできる バラエティ風テロップの作り方 DaVinci Resolve | ぶいろぐ

DaVinci Resolve17の機能を使いこなす

シャドウや輪郭線、背景などの加工はテキストごとにできますが、慣れないうちはツールを使うことをお勧めします。

ドロップシャドウをつける

見やすいテロップ

DaVinci Resolve17にはあらかじめテキストにドロップシャドウをつける機能が設定されています。

[テキスト+]でタイムライン上にテロップを書きます。

インスペクタの[Shading]から[Shading Elements][Select Elements]にある数字を3に変えると[Priority][Black Shadow]という項目が現れます。

[Enabled]にチェックを入れると自動的に影が入ります。

影の濃淡を変えたければ[Opacity]を、色を変えたければ[Type]を[Solid]にして色のスライダーを適宜変えると変わります。

輪郭線を強調する

文字の輪郭線を強調する場合は、[Shading Elements]を2にして[Enabled]にチェックを入れると輪郭線の加工ができるようになります。

輪郭線の太さを変えたい場合は[Thikness]の値を変えます。

さらに太い線にしたい時は右の数字を適宜変えると変更できる範囲が広がります。

文字の背景にザブトンを敷く

背景にシェイプを当てたい場合は[Shading Elements]を2にして[Enabled]にチェックを入れ、[Appearance]にあるアイコンを左から3番目のマークを選択します。

すると文字の背景に長方形のシェイプがザブトンにように配置されます。

背景にシェイプを入れる

テキストなどの情報を際立たせるため動画そのものに手を入れる奥の手があります。

背景とテロップの間にシェイプを入れる方法です。

シェイプを半透明にしたり、グラデーションを入れることで従来にない演出ができます。

例としてDaVinci Resolve17で画面下半分を暗くグラデーションさせる方法を解説します。

背景にする画像の上のレイヤーにジェネレーターから[単色]をくわえます。

[単色]の配色は黒にします。

[単色]を選択したまま[Fusionページに移動]で移動します。

ノードの[MediaIn]に[長方形Rectangle]を接続します。

[長方形]のインスペクタから[Width]を2.0にして、[Soft Edge]を0.2にするとグラデーションができあがります。

グラデーションを画面下に持っていくため、[Center]のY軸の値を小さくして調整します。

カットページに戻って確認すると画面下が薄暗くなったグラデーションになっていることがわかります。

[不透明度]の調整はカットページのインスペクターの[合成]の下にある[不透明度]のスライドバーを使います。

まとめ

派手に飾り付けることを混同する人がいますが、派手にすれば見やすくなるわけではありません。

ポイントは背景と文字との境界を明確に分けることです。

明暗や配色などに注意してメリハリをつけることがわかりやすさにつながります。

見やすいテロップの作り方DaVinci Resolve17

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