サイネージ用の動画を作る際、静止画をよく使います。
DaVinci Resolveは少しクセのあるソフトなので、初心者が静止画を取り込むとき手順を間違えるととまどうので注意しましょう。
静止画を取り込む手順
DaVinci Resolve17 に取り込む画像を三枚、任意のフォルダの中に格納します。※この場合は[testpatern]です。
DaVinci Resolveを起動し、一番左にある[メディア]ページから取り込みます。まずメディアストレージをクリックし、ディレクトリを表示します。すると画像を保存しているフォルダが見つかるのでクリックします。
もし上のような状態になった場合は、画像ではなくフォルダが表示されている状態です。このままでは個別の画像を取り出すことができないので、フォルダから出してやる必要があります。※初心者が躓く場面ですね。
[…]マークをクリックし[個々のフレームを表示]にチェックを入れます。すると重なっていた画像が個別にばらけて表示されるました。
私もはじめはそうでしたが、たいていの初心者はこれでDaVinci Resolve17 が画像を読み込んだと思ってしまいます。でもそれは間違いです。これはDaVinci Resolve17 独特のファイル管理画面です。
まちがって削除してしまうとオリジナルの画像も永久消去されるので注意しましょう。
DaVinci Resolve17への取り込みは、個々のファイルを範囲指定して、ドラッグ&ドロップで下の欄に登録しなければなりません。
※フォルダのままでも取り込むことはできますが、編集画面では個別の画像に分割できないので注意しましょう。
画像の尺をそろえて編集する方法
取り込んだ画像を編集しましょう。左から三番目の[エディット]ページを開きます。するとメディアプールに画像がそれぞれ表示されていることが確認できます。
この静止画像は初期設定ですべて5秒の長さになっています。
選択した画像をすべて2秒にしてタイムラインに並べたいとします。このようなケースでは画像ごとに設定するのも大変です。そんなときは、初期設定の値を5秒から2秒しておけば一括して2秒に そろえることができます。
[DaVinci Resolve][環境設定]をクリックすると[システム|ユーザー]の設定パネルが現れます。 [ユーザー][編集]を選択すると[新規タイムライン・自動スマートビン・一般設定]の画面に切り替わります。この一般設定に動画や静止画の初期設定が書かれています。この数字を変えることで尺の長さをそろえることができます。
静止画の場合は[標準スチルの長さ]の数値を変更します。日秒数、フレーム数いずれかを選択して数値を変え保存します。
編集画面に戻り、タイムライン上に載せたい静止画を指定してドラッグ&ドロップしました。
タイムラインにならんだ静止画はすべて2秒になりました。
まとめ
静止画を使った編集作業は初心者から上級者まで楽しめる世界で、練習台としても役に立ちます。さまざまな技の習得に役立ててください。
[システム|ユーザー]の設定は上級者向けの仕組みなので、わからないところはさわせないようにしましょう。
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 静止画を取り込む を書きます。