Nano Banana で写真を線画にする方法

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 Nano Banana で写真を線画にする方法を書きます。

今日は、初心者でもわかる「写真をNano Bananaで線画に変換する方法」を、リアルに、具体的に、ステップバイステップでお伝えします。

Contents

Nano Banana（=Gemini 2.5 Flash Image）で「写真を線画にする」手順解説

まずは「手順＋ポイント」をしっかり抑えてから、応用や失敗しやすいところも見ていきましょう。

写真データ（線画にしたい元画像）
ブラウザでアクセス可能なNano Banana（またはGoogleのAI StudioでGemini 2.5 Flash Image）環境
- Google AI Studio のモデル欄から「Gemini 2.5 Flash Image」を選ぶことで線画変換が可能です。
出力解像度・後処理ツール（例えば Adobe Photoshop や Clip Studio Paint 等）もあるとさらにクオリティが上がります。

ポイント：元の写真はできるだけ被写体が明確、背景がゴチャゴチャしていないものを選ぶと「線画として読み取る」精度が上がります。

以下、写真を線画に変換する手順を整理します。

Nano Banana（またはGemini 2.5）にアクセス。

モデルに「Gemini 2.5 Flash Image」(＝Nano Banana) を選択。

アップロードボタンから変換したい写真を選択。（写真を直接プロンプト欄にドラッグアンドドロップしてもOK）

プロンプト（指示文）を入力（英語でも日本語でも）

“Convert this photo to a clean line drawing, black & white, no shading, no color, minimal detail, strong outlines”

この画像を線画にしてください。白黒、主線だけ、影・ハイライトを除いてください

※「線画にして」というシンプルな指示でも起動できます。

「生成・実行」ボタンを押す。数秒～数十秒で線画バージョンが出てきます。

出力された線画をダウンロードするだけです。

必要であればPhotoshop等で線をクリーンにしたり、背景を白にしたり、「線だけ残る」ように整えましょう。記事によると、出力直後は「線がややぼんやり」「黒が締まっていない」ことも多いので後処理を推奨しています。

せっかく変換するなら「ただ線画」ではなく、用途に応じて“漫画風”“ポスター風”“技術図面風”など変えられると応用力がグッと上がります。

上記の作業に引き続き、下記例文をプロンプト欄に入力すればＯＫです。

漫画風線画 “manga line art, detailed pen drawing, no screen tones, expressive strokes, black & white only”

技術図面風 “technical line drawing, minimalistic, consistent line weights, white background, no shading”

シンプルな線画（資料・プレゼン用） “clean vector-style line drawing, strong outlines, white background, minimal

せっかくなので、「漫画風線画」に色を付けてみましょう。続けてプロンプト欄に入力します。日本語でもO。

線画→アニメ塗りに変更　"この線画をアニメ塗りにして。時刻は昼です。"

雲の輪郭が残っているなど、未完成ですが、上記のような画像が出力されました。

背景のゴチャつきを省きたい場合、「remove background noise」「simplify background lines」などをプロンプトに追加すると効果的です。
線の太さや質感にこだわるなら、「bold outlines」「fine line work」「sketchy texture」を入れて調整。
日本語で指示しても使えますが、英語の方がモデルの反応が安定するケースあり。

出力された線画が「ぼんやり」している → 後処理でコントラストを上げ、線を強調すると良い。
背景のノイズ・細かすぎるディテールが残ってしまう → プロンプトに「no fine detail」「omit small background objects」など。
被写体の輪郭が曖昧 → 元画像で被写体をより明確に、背景と被写体のコントラストを上げておく。
印刷用途で解像度が足りない → 記事に「Google AI Studioでは幅1000px前後が限界」などの記載あり可能ならPhotoshop等で高解像度で出力できる設定を使いましょう。