ゆっくり実況動画や解説動画で人気のキャラクター「ずんだもん」を動かしながら喋らせたい方いませんか。
上記の動画のように、著作権切れの作品をずんだもんに朗読させ2.1万 回視聴など、さまざまな展開が可能です。
この記事では、初心者でも簡単にできる「ゆっくりムービーメーカー4(YMM4)」を使った動画制作手順をわかりやすく解説します。
立ち絵の設定や音声の導入、口パクの作成などを順を追って説明します。
ゆっくりムービーメーカー (YMM)で「ずんだもん」の立ち絵を喋らせる手順
「ずんだもん」動画のメリットは三つあります。
- 動画が作りやすい(作っている人が多いので真似しやすい)
- 自動音声なのに人の喋りに近い自然な音声
- 無料の「ゆっくりムービーメーカー」と連携している
なので、動画制作初心者はまず触ってみて様子をみるのにもってこいです。
必要なツールを準備しよう
ゆっくりムービーメーカー(YMM4 Lite)
「ゆっくりMovieMaker4(YMM)」はゆっくり実況プレイ動画用の動画編集ソフトです。

ゆっくりMovieMaker4 | 饅頭遣いのおもちゃ箱からダウンロードできます。

Macでゆっくりムービーメーカー(YMM)を使いたい場合は、「Parallels」というソフトを導入すれば解決できます。
Parallels:Mac および Windows の仮想化、リモートアプリケーションサーバー、Mac 管理ソリューション
Parallelsとは、Mac上でWindowsやLinuxなどを動作できる仮想化ソフトであり、Chromebook版もあります。ゆっくりムービーメーカー(YMM)を使いたい場合は最初に無料版のTrialを試し、有料のStandardかProを選ぶことになります。
音声はVOICEVOXを使うことから今回は「ゆっくりMovieMaker4 Lite」をダウンロードします。
ダウンロードしたZIPファイルを展開します。

YukkuriMovieMaker.exeを起動すると、「ゆっくりMovieMaker4を起動中」という表時の後、プロジェクトが立ち上がります。(このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますかに、はいを選択)

ゆっくりMovieMaker v4.35.0.0.Liteが表示されればOKです。
ゆっくりMovieMaker4には音声サービスが付属したYMM4と通常のYMM4から、商用利用の際にライセンスの購入が必要になるAquesTalk1、AquesTalk2、AquesTalk10を取り除いた状態で配布しているYMM4Liteの二種類があります。AquesTalkがインストールされていないYMM4Lite本体は商用・非商用問わず無料でご利用できます。
キャラクター音声の作り方
キャラクターの音声部分を作ります。音声合成サービスは各種あります。ゆっくりムービーメーカー4(YMM4)は「AI VOICE」「CeVIO」「VOICEBOX」「COEIROINK」「CoeFont」「AivisSpeech」と連携可能なので、初心者はこの中から選びましょう。
VOICEVOX(無料音声ソフト)
VOICEVOXはキャラクターの声が詰め込まれたサービスです。「有料のAquesTalkは無理」という方にはお勧めの無料で使えて商用OKの音声生成ツールです。
ゆっくりMovieMaker との連携も簡単にできます。なので使わないと損ですね。

VOICEVOX公式サイトからインストール。

特に希望がなければ表示のまま先に進みます。

インストーラーを使うとセキュリティの警告が出ますが構わず先ら進みます。

利用許諾に同意するとホーム画面が表示されます。好みのキャラクターを選びましょう。

ずんだもんの音声は無料ソフト「VOICEVOX」で生成できます。
設定画面で「VOICEVOX.exe」のパスを指定して連携します。

「ゆっくりMovie Maker4 Lite」を起動して、「ファイル」→「設定」を選択します。

左メニュー「VOICEVOX連携」→アプリケーション一覧「SHAREVOX」→「実行ファイルのフォルダアイコン」をクリックし、SHAREVOX.exeを選択します。

設定を閉じて「ファイル」→「キャラクターの編集」を選択します。

最後に「新しいキャラクター」をクリックして「ずんだもん」に入れ替えれば完了です。

実行ファイル欄右側のフォルダアイコンボタンをクリックし、VOICEVOX.exeのパスを選択します。
(VOICEVOXをインストーラーを使ってインストールし、インストール場所をデフォルトから変更していない場合、設定する必要はありません。)
以上で音声キャラクターの設定ができました。
台本作成
音声部分の準備ができたら、キャラクターに喋らせるセリフを用意します。YMM4には台本機能がついているので直接セリフを入力することができます。
台本はカンマ区切りの csv データとして保存されるので別のエディタでも編集できます。
ただし、Excel形式にすると文字化けします。そのためスプレッドシートで編集することをお勧めします。
スプレッドシート形式はGoogleの表計算などを使います。作成したセリフデータは、インポートからマイドライブにアップロードを使って取り込み、ダウンロードはメニューのファイルから csv 形式でダウンロードしたら[台本機能]で読み込みましょう。
読みにあたる部分の素材さえできれば、動画編集に取り掛かることができます。
下記の動画はFilmoraで編集したものです。インスタやXに投稿することでそこそこのインプレッションを稼ぐことができました。。
「このミステリーがすごい!2025」国内部門ランキング1位に輝いたのは、青崎有吾さんの『地雷グリコ』でした。主人公の女子高生が持つ心理戦と推理の妙技が読者を引き込み評価されました📷
— ふるたに@狸穴図書館 案内人 (@kenfru1) December 6, 2024
ランキングは 👇https://t.co/6oQEIqZxf3 https://t.co/YrXkJPkh8Q pic.twitter.com/kkzftn7vRJ
ずんだもんの立ち絵をダウンロード

「坂本アヒル ずんだもん」公式サイトから立ち絵素材(PSDファイル)をダウンロードします。パスワードはコピーして認証ランに貼り付けます。
ずんだもん立ち絵素材2.3.zip (ずんだもん立ち絵素材2.3.zip) ダウンロード | アップローダー | uploader.jp

ZIPファイルを解凍し、立ち絵フォルダを保存します。

PSDファイルはとりあえず触らずに、readmeファイルを開きます。

赤枠のURLからPSDツールが開くので、

枠内にPSDファイルをドラッグアンドドロップします。

するとずんだもんのイラストが表示されます。左にある各種表情のボタンを選択すると表情を変えることができます。決まったら画面上の[PNG]ボタンを押すことで画像が素材としてダウンロードされます。

このツールを使うことで様々な表情をしたずんだものの立ち絵を作ることができます。
YMM4で立ち絵と音声を設定する
立ち絵の導入
- YMM4を開き、「キャラクター編集」→「新規作成」からずんだもんを追加。
- 名前や声質を設定し、立ち絵に解凍したPSDファイルを指定。
・ゆっくりムービーメーカーを開き、「キャラクター編集」を選択。
・セリフ入力欄左側のキャラクター設定ボタンをクリックする。
・新規作成ボタンをクリックし、キャラクターを追加する。
・全般→名前欄に任意の名前を入力する。
・ボイス→声質欄で、利用する声質を選択する。
・タイムライン下のキャラクター一覧でキャラクターずんだもんをを選択。
・セリフを入力し、追加ボタンをクリックする。
・リスト内の「立ち絵」項目でZIPファイル内にあるPSDファイルを指定して適用。
音声の導入
- VOICEVOXで「ずんだもん」を選択し、セリフを入力。
- WAV形式で音声ファイルをエクスポート。
- YMM4に戻り、タイムラインに音声ファイルをドラッグ&ドロップ。
ボイス→声質欄で、利用する声質を選択する
タイムライン下のキャラクター一覧でキャラクターずんだもんをを選択後、セリフを入力し、追加ボタンをクリックする
表情と口パクの設定
- 口パク設定: 「立ち絵素材マネージャー」から、口のパーツを「口パク」に設定。
- 表情変更: セリフごとに目や口の形を調整。
- ポーズ変更: 腕の位置や細かい動きを加えてリアルさをアップ!
動画を完成させよう
- 背景とBGMの追加: フリー素材サイトからダウンロードしてタイムラインに配置。
- 動画出力: 完成した動画を「ファイル」→「動画出力」で保存。
チュートリアル動画
「ずんだもん」の音声はさまざまなサービスで提供されています。その違いを知りたい人はこちらの動画をご覧ください。
まとめ
これで「ずんだもん」が喋る可愛い解説動画の完成です!動画を編集する際は、背景やBGM、演出を工夫してオリジナル作品を目指しましょう。ぜひ挑戦してみてください!質問があればコメントでどうぞ!
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 ゆっくりムービーメーカー (YMM)で「ずんだもん」の立ち絵を喋らせる手順を書きます。