DaVinci Resolve初心者からよく聞く悩みの1つが、オブジェクトの切り抜き方法です。
「画像の余白いらないんだけど…」「必要な部分だけ四角く切って使いたい!」
こんな時ありますよね。
実はこれ、DaVinci Resolveならすっごく簡単にできます。
ここでは、最もシンプルで確実な方法を紹介します。
🎬 DaVinci Resolve で画像を四角く切り抜く方法
✂️ 方法①:Inspector(インスペクタ)の「クロップ」を使う
まずは一番スタンダードな切り抜き方法!
👉 手順
- 編集(Edit)ページで画像クリップを選択
- 右上の Inspector(インスペクタ) を開く
- 「Video」タブ → 下にスクロールして Cropping(クロップ) を探します
- 「Left / Right / Top / Bottom」を動かすだけ!
👉 ポイント
- 左右上下を調整するだけで、キレイな四角で切り抜けます
- Feather(フェザー)を触るとフチがふわっとぼけて映画っぽい演出になります
- 元画像は破壊されず、安全!
🎥 具体的なシーン例
「不要な背景を切り落として、スマホ画面だけ四角く見せたい!」
→ Left/Right/Top/Bottomを調整するだけでスマホ画面だけの四角トリミングが完成。
✂️ 方法②:Fusionで「Rectangle(四角形マスク)」を使う
もっと細かい形にしたい人向け。
でも安心して、ぜんぜん難しくない!
👉 手順
タイトルのpng画像から左右の余白を切り取ります。

画像クリップを右クリック → Fusionページで開く
ノードが「MediaIn → MediaOut」になってる

MediaInを選択した状態で
Shift + Space を押して「Rectangle」検索 → 追加

MediaIn → Rectangle → MediaOut とつなぐ

Rectangleノードで大きさや位置を調整!

👉 ポイント
- 「Soft Edge」スライダーでフチをふわっとできます
- 四角形のサイズを自由に変えられる
- マスクのアニメーションも可能(動く切り抜き)
🎥 具体的な使い道
「画像の中のキャラクター部分だけ四角で切ってスクロール演出したい」
→ Rectangleにキーフレームを打つだけで簡単に動くマスク演出が作れます。
✂️ 方法③:カラー(Color)ページの「四角マスク」を使う
ちょっとマニアックだけど超便利。
👉 手順
- Colorページを開く
- ノードを選択
- 右側のウィンドウから Window(ウィンドウ)アイコン(マスク) を押す
- 四角形のマスクを選び場所を調整
- 追加で「Outside Node(外側ノード)」を作れば外側を消せます
👉 何がすごい?
- カラーグレーディングと一緒にマスクを扱える
- モーショントラッキング(追跡)も可能
- ダイナミックなビジュアル表現ができる
🧩 おすすめはどれ?
初心者で「とりあえず四角く切りたい」なら 方法①(クロップ)が最速!
凝った演出をしたいなら
→ 方法②(FusionのRectangle)
カラー調整とまとめたいなら
→ 方法③(Colorページの四角マスク)
✨ まとめ
DaVinci Resolveで画像を四角に切り抜く方法はこんな感じ:
- Edit → Inspector → Cropping(いちばん簡単!)
- Fusion → Rectangleマスク(自由度が高い)
- Color → Windowの四角マスク(追跡も可能)
どれも一度やるとめちゃくちゃ簡単なので、慣れてきたら応用問題にも挑戦してください。
✔ 四角じゃなくて円形マスクのやり方
✔ くり抜いたあとに影や縁を付ける方法
✔ 動く切り抜き(アニメーション)
✔ 複数枚の画像を同じサイズで切り抜く方法










こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 DaVinci Resolve で画像を四角く切り抜く方法を書きます。