「動画編集って、結局は人がやるしかないでしょ?」
……と思っていたんですが、実は今は違います。
AIのClaudeを使えば、DaVinci Resolveを人間の代わりに操作して、面倒な編集作業を自動化できます。
しかもプログラミングができなくても大丈夫。
やることは、Claudeに「やりたいこと」を日本語で伝えるだけです。
ClaudeはDaVinci Resolveを操作できる
Claudeには、PC画面を見ながら人間と同じようにマウスやキーボードを操作できる機能があります。
そのため、
- DaVinci Resolveを起動する
- 動画素材を読み込む
- タイムラインへ配置する
- 編集メニューを操作する
- 字幕を作る
といった作業を、人間が操作するのと同じ感覚で実行できます。
つまり、「動画編集ソフトの操作そのもの」をAIが代わりにやってくれる時代になりました。
AIが得意なのは「人の判断がいらない作業」
もちろん、映像のテンポや演出、どのカットを使うかといったクリエイティブな判断は、まだ人間の方が得意です。
しかし、毎回同じように行う定型作業ならAIの方が圧倒的に速く、正確です。
例えば、
- 無音部分の自動カット
- 音声から字幕を自動生成
- タイムラインへの配置
- 字幕トラックの作成
- 毎回同じ編集フローの実行
こうした「人が判断しなくてもできる作業」は、自動化との相性が抜群です。
やり方は驚くほど簡単
難しいプログラムを書く必要はありません。
Claudeに、
トーク素材の音声を解析して、無音区間を検出し、無音を除いた部分だけをDaVinci Resolveのタイムラインへ並べてください。
あるいは、
カット後の音声を文字起こしして、日本語字幕をタイムラインへ追加してください。
とお願いするだけ。
するとClaudeが、
「その作業を自動で実行するPythonスクリプト」
を丸ごと作ってくれます。
つまり、人間が毎回クリックしていた作業を、1コマンドで終わらせる仕組みを作ってくれるのです。
実際に作ってもらったスクリプト
今回Claudeに作ってもらったのは、
「無音カット + 日本語字幕を自動生成するスクリプト」
です。
このスクリプトを実行すると、
- トーク動画を読み込む
- 無音部分を自動検出
- 無音をカット
- 新しいタイムラインを作成
- 日本語字幕を自動生成
という流れを一括で処理してくれます。
元動画は変更されず、新しいタイムラインが作られるので安心です。
必要なもの
導入に必要なのは次の3つだけです。
- DaVinci Resolve Studio(有料版)
- Python 3
- FFmpeg(無音検出用)
初回だけ環境設定を済ませれば、その後はスクリプトを実行するだけで同じ編集作業を何度でも自動化できます。
実行方法
DaVinci Resolve Studio を起動した状態で、ターミナルから:
python auto_jumpcut_subtitle.py "C:\path\to\talk.mp4"
実行すると AutoCut という新しいタイムラインが作られ、無音カット済みのクリップが並び、 日本語字幕トラックが生成されます。
調整も簡単
例えば、
- 無音をもっと多くカットしたい
- 会話の間を少し残したい
- 字幕だけ作りたい
といった調整も、オプションを少し変更するだけ。
例(無音カットを強めに、余白多め):
python auto_jumpcut_subtitle.py "C:\path\to\talk.mp4" --min-silence 0.35 --pad 0.12
毎回編集ソフト上で設定を変更する必要はありません。
AI編集は「アシスタント」と考えると最強
「AIに動画編集を全部任せる」
というより、
面倒な作業だけAIに任せて、人間はクリエイティブな部分に集中する。
これが現在もっとも効率的な使い方だと思います。
特にYouTubeのトーク動画や解説動画では、
- 無音カット
- 字幕生成
- タイムライン作成
だけでも何十分という作業時間を短縮できます。
まとめ
Claudeを使えば、DaVinci Resolveの編集作業をかなりの範囲まで自動化できます。
しかも必要なのは、複雑なプログラミングではありません。
「こんな編集を自動でやりたい」と日本語でお願いするだけ。
Claudeが、そのためのスクリプトを作ってくれます。
動画編集は、人間がすべて手作業で行う時代から、AIと分担して進める時代へ変わり始めています。
単純作業はAIに任せて、自分は企画や演出に時間を使う。
それだけでも、動画制作の効率は驚くほど変わります。
この記事の最後に、実際にClaudeが生成した「無音カット+日本語字幕」のスクリプト全文を掲載すれば、「本当に動く実例」として記事の信頼性がさらに高まります。
解説イラスト(ブログ用)

PythonとFFmpegって何?初心者向けに解説
「Python」や「FFmpeg」と聞くと難しそうですが、実際は今回の自動化を動かすための”裏方”のソフトです。
Pythonとは?
Python(パイソン)は、プログラムを実行するためのソフトです。
Claudeが作ってくれた自動編集プログラムも、Pythonが入っていないと動きません。
イメージとしては、
- Wordのファイルを見るにはMicrosoft Wordが必要
- Excelのファイルを見るにはExcelが必要
というのと同じで、
Pythonで作られたプログラムを動かすにはPythonが必要というだけです。
Pythonの入手方法
Pythonは公式サイトから無料でダウンロードできます。
Windowsなら次のページを開きます。
「Download Python」というボタンをクリックしてダウンロードします。
Pythonのインストール方法
ダウンロードしたファイルを開くとインストール画面が表示されます。
ここで一番大切なのが、
「Add Python to PATH」にチェックを入れること。
これを忘れると後から設定が面倒になるので、必ずチェックを入れてから「Install Now」をクリックしてください。
数分でインストールは完了します。
FFmpegとは?
FFmpeg(エフエフエムペグ)は、動画や音声を解析するための無料ソフトです。
今回のスクリプトでは、
- 無音部分を探す
- 音声データを解析する
という作業に使われます。
普段は画面に表示されることもなく、裏で動く便利なソフトだと思ってください。
FFmpegの入手方法(Windows)
Windowsなら一番簡単なのは「winget」というWindows標準の機能を使う方法です。
PowerShellを開いて、次のコマンドを入力します。
winget install Gyan.FFmpeg
インストールが終わったら、PowerShellを一度閉じて開き直し、
ffmpeg -version
と入力してバージョン情報が表示されれば成功です。
wingetが使えない場合
古いWindowsではwingetが使えないことがあります。
その場合はFFmpeg公式サイトからダウンロードできます。
ダウンロードしたファイルを解凍し、「bin」フォルダーをWindowsのPATHに追加すれば利用できます。
難しく考えなくても大丈夫
PythonもFFmpegも、一度インストールしてしまえば普段は意識することはありません。
最初のセットアップだけ済ませれば、あとはClaudeが作ったスクリプトを実行するだけで、自動編集ができるようになります。









