【選書】サルでもわかる「デザイナーのための著作権ガイド」

フルタニ
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。

初めて映像制作を作る時よくあるのが著作権にまつわる悩み事です。一口に著作権といっても範囲は広く、最低限の知識を持たずに行動すると、思わず他人の権利を侵害してしまって痛い目に遭います。

トラブルを避けるにはわかりやすく書かれたガイド本を一読することをお勧めします。

デザイナーのための著作権ガイド

私が推薦するのが「デザイナーのための著作権ガイド」です。デザイナー向けとありますが、著作権がらみの問題は動画制作者にも関わりがあるものがほとんどです。だから知っておいたほうが得です。

  • 竹久夢二のイラストを広告に使いたい。
  • 本に掲載されている尾形光琳の複製写真を二次利用したい。
  • 他人の描いたイラストや絵画をアレンジして使いたい。
  • 出版物に掲載された風景写真を模写してコンテンツとして発表したい。
  • 市販の地図をそのままポスターに使いたい。

よくある質問を一問一答形式で説明しているため、関心のある事案だけ読み進むこともできます。上記の回答は次の通り。

竹久夢二は没後歳月が経過して保護期間が満了しているため使っても問題ありません。尾形光琳も同様です。複製写真は著作権が認められないので撮影者の許諾を得る必要はありません。

他人が描いたイラストは作者の著作権があるのでアレンジするにつけても許諾が必要です。出版物の風景写真は模写して別の作品を作るにせよ撮影者の許諾が必要です。

市販の地図は国土地理院が制作したものがほとんどです。国土地理院が著作権を持っているので許諾が必要です。

本書では、QAをさらに深めた解説や根拠となる判例なども示されているので知見を深めたい中級者にもおすすめです。

著者は放送局や出版社で著作権・契約関係を担当する三人の専門家や弁護士です。作る側の悩みを熟知した人が携わっているので視点も制作者に近く、説明もわかりやすいのが特徴です。

また、著作権を考える上でエポックメーキングとなった10の事件と判例をまとめた特集企画や、平成28年度版ではありますが著作権法、さらに契約書サンプル例が三例(イラスト作成、写真撮影、原稿の利用許諾)掲載されているので活用もできます。

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ABOUTこの記事をかいた人

元テレビ番組制作者。再就職→窓際→WEBコンテンツ制作で復活。64歳にして動画制作に自分の価値を見いだしました。目指すのは地域に根ざした"伝える系"の動画制作です。スキルアップと感謝の気持ちを持ちながら楽しく生きていきます。編集のお手伝いも始める予定です。