Photoshopの新機能 ニューラルフィルター って知ってますか。
動画編集のスキルを上げたい時、マスターしたい静止画の加工技です。
Photoshopの新機能を紹介します。
Neural Filters is a major breakthrough in AI-powered creativity and the beginning of a complete reimagination of filters and image manipulation inside @Photoshop 🤩: https://t.co/YQIGOFZ7Xt #AdobeMAX pic.twitter.com/TQFOKHqcUk
— Adobe (@Adobe) October 20, 2020
今回実証実験がはじまったサービスを見ると、Photoshopに誰もがあっと驚く新機能が加わったことがわかります。
ニューラルフィルターの衝撃
ニューラルフィルターとは、一口にいうとAI機能をフルに使って画像をいじくる新機能です。
写真に写された映像をAIが解釈して様々な画像に作り変えてしまうという恐ろしい破壊力を秘めた技術です。
ニューラルフィルターを使うにはPhotoshopの最新版のバージョン22.0が必要です。
[フィルター]のタグを押すと、メニューのなかほどに[ニューラルフィルター]という項目が追加されているのがわかります。選択するとメニューの一覧が現れます。[ベータ]とあるのがダウンロードすることでサービスを試してみることができる効果。書いていないのはこれから開始される予定のサービスです。
2020年11月時点では「スマートポートレイト」「メイクアップほ適用」「深度に応じたかすみ」「カラー化」「スーパーズーム」「JPEGのノイズを除去」の6つが利用可能です。
現時点で「完全機能版」「ベータ版」「近日リリース」のカテゴリがあり新しいフィルターが追加されたらダウンロードできます。
ニューラルフィルターのすごいところは非破壊編集であるという点です。
元の画像データには手を出さず、上にかけたフィルターで変化を可能にしています。
ですからふようになったらフィルターを外すだけで元通りになります。
モノクロ画像に色を付ける
「カラー化」を例にとってみてみましょう。なぜカラー化かというと、カラー化は効果が一目でわかるので記事にしやすいからです。
黒い丸をスライドさせるとプラグイン機能のダウンロードが始まります。
カラー化とは、モノクロームの写真に着色する技術のことです。
もとがカラーのデータであれば色の情報が残されています。
純粋にモノクロ映像には手掛かりになる色情報が残されていません。
そのため色を再現するには画像の特徴から類推して色を当てはめるという途方もない作業が必要になるのです。
使い方は簡単です。Photoshopにモノクロ画像を読み込ませます。
読み込ませた画像から[ニューラルフィルター][カラー化]を選択します。
すると、プレビューモニターに映ったモノクロ画像が一瞬でカラー画像に自動で着色されます。
シーンのカテゴリにあるスライダーを動かすことで自動着色された色味を調節することもできます。
人工着色したモノクロ画像。従来の色補正では手作業のため変な斑がでることもありましたが、まったく違和感のない仕上がりになっています。
表情を変えるスマートポートレイト
人物画像の加工にもっとも頻繁におそらく使われるであろう機能が「スマートポートレイト」です。
AIが画像の中から顔を認識し、視線や顔の向き、表情、年齢、照明の当たる向きなどの要素を、スライダーの調整だけで変えられる強力なフィルターといえるもの。
人物の顔写真をもとに、写った人物の顔の向きを変えたり、無表情な素材をもとに「笑顔」「驚き」「怒り」の表情を作り出したりすることができます。
カテゴリにある[年齢]のスライダーを動かすと、リアルなしわやたるみが表現されることでモデルの見た目の年齢まで変えてしまうことができます。
まとめ
いままで不可能と思われてきたような高度な静止画の加工が普通の環境でできるようになりました。
当然、この流れはとまりません。
静止画の集まりである動画でも同じようなことができるようになるでしょう。
AIは新しいチャンスを生み出します。
AIに仕事を奪われると嘆くより、このチャンスを活かす行動こそが未来を切り開くカギになるように感じます。
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 ニューラルフィルター を書きます。