Midjourney画像を After Effects で動画化する方法【初心者でも簡単】

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 Midjourney画像を After Effects で動画化する方法を書きます。

「いや〜Midjourneyで作った画像って、マジで一枚の絵だけで物語が始まっちゃう感じありますよね?」

僕も最初に出力したときに、「これ…どうにか動かせないかな?」ってめちゃくちゃ考えました。静止画なのに、頭の中では風が吹いてて、鳥が飛んでて、時間が流れてるんですよ。でも、画像は止まったまま。

そんなときこそ、After Effectsの出番です。

この記事では、Midjourneyで生成した一枚絵を「映像作品」っぽく変える方法を、僕の実例を交えて解説します。もちろん初心者でもOK!「いや、こんなに簡単に動画になるの?」って驚くと思います。

Midjourneyで作った画像をAfter Effectsで動画にする方法【初心者でもできる映画風アニメーション】

実際に使った画像

今回はこちらの素材を使いました。

朝霧に包まれた原野に、ひとりの人物がぽつんと立っているシーン。これだけで映画のワンカットみたい。だけど止まってる。そこで、背景をパンさせて映像的な“時間の流れ”を足すことにしました。

ステップ1:Photoshopでレイヤー分け

After Effectsに直接持ち込む前に、まずはPhotoshopで画像をレイヤーに分解します。

人物を切り抜きレイヤーにする
  1. Photoshopで画像を開く。
  2. 「オブジェクト選択ツール」で人物を選択して切り抜く。
  3. 「人物レイヤー」と「背景レイヤー」に分ける
  4. 背景に空いた穴は「生成塗りつぶし」で自然に補完。

👉 これで、「人物は静止」「背景は動く」という構成が可能になります。

ステップ2:After Effectsに読み込み

PhotoshopファイルをそのままAfter Effectsに持ち込みます。

  1. 「ファイル > 読み込み > ファイル」からPSDを読み込む。
  2. 読み込み設定で「コンポジション(レイヤーを保持)」を選択。
  3. すると「人物レイヤー」と「背景レイヤー」が分かれた状態でAEに。

この時点で、もう「アニメーションの準備OK!」です。

ステップ3:背景をパンさせる

いちばんシンプルで効果的なのが、背景のパン。

  1. タイムラインで背景レイヤーを選択。
  2. 「P」キーでポジションを開く。
  3. 0秒にキーフレームを打ち、例えばX座標を -2000 に。
  4. 5秒後にキーフレームを打ち、X座標を +2000 に。

これで背景が左から右へゆっくり流れます。

👉 ポイントは「背景をちょっと拡大(120〜130%)」しておくこと。そうすればパンしても余白が出ない。

ステップ4:人物を固定

人物はあえて動かしません。そのまま静止。背景だけが動くことで、「人物がその場に立っている」感が出ます。

これ、めちゃくちゃ簡単なのに映像っぽくなるんですよ。

ステップ5:仕上げのエフェクト

「いや、ただパンさせただけじゃ物足りないな〜」って人は、仕上げにちょい足ししてみましょう。

  • カメラ揺れ:ポジションに wiggle(0.3,10) を加えると、手持ち撮影の雰囲気が出ます。
  • カラー補正:トーンカーブで赤やオレンジを強めると、夕暮れっぽさUP。
  • ブラー(レンズぼかし):背景に薄く被写界深度を入れると、「人物にピントが合ってる感」。

こういう小技を積み重ねると、「あ、ただの静止画じゃない!」って一気に変わります。

動画のポイントは

  • 人物は動かない。
  • 背景の山と空が、ゆっくり横に流れる。
  • カラー補正で朝の霧をほんのり青くして、時間が進んでいる感じを演出。

完成映像を見て思わず「おぉ…映画のワンシーンだ」って声が出ました。

応用編:別の動かし方

「横パン」以外にも、いろいろ遊べます。

  • 上下にパン → 雲が流れている感じ。
  • スケールを少しずつ拡大 → カメラがズームインしてる雰囲気。
  • 3Dカメラレイヤーを使う → 奥行きをつけてパララックス効果

パララックスとは、背景と前景が異なる速度でスクロールすることで、奥行きや立体感を生み出す視差効果のこと。「背景の山・中景の木・前景の人物」と分ければ、一気に映画的になります。

まとめ

Midjourneyで出力した一枚の画像でも、After Effectsでちょっと工夫するだけで「動画」になります。

  • Photoshopで人物と背景を分ける
  • After Effectsで背景をパンさせる
  • 仕上げにカラーやブラーを加える

たったこれだけで、「一枚絵が映画のワンカット」に変わるんです。

最初にやったときね、僕ほんとに“え、これだけで動画になった!”って声出しました(笑)。

難しいプラグインとかエフェクトは一切なし。とりあえずパンさせるだけで初心者でも“映像作品を作ったぞ!”って言えるので、騙されたと思ってやってみてほしいです。」