いや〜、やってしまいました。
映画「アイアンマン」すごいですね。何がというと、あのホログラム。出てくるじゃないですか。トニー・スタークが手をフワッと動かすと、空間に3Dのディスプレイがブワッ!と。あれ見て、
「うおお!俺もホログラム作ってぇぇぇ!」
ってなったんですよ。で、気づいたら夜中の3時にAfter Effects(Ae)開いてました(笑)。
今回は、そんな僕みたいな“勢いだけはある初心者”でも、ホログラムを作れるようになる記事を書きます。
難しい用語はほぼナシ。全部、実際に僕がつまづいたポイントをリアルに書いてます。初心者目線で書くから、安心してね。
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まず「 ホログラム ってなに?」ってところから行こうか
ホログラムってのは、要するに「空間に映像が浮かんでる風な表現」です。実際に浮いてるわけじゃないけど、「浮いてるように見える」んです。
よくあるパターンは:
- 映画のSFシーン
- プレゼン中のバーチャル操作
- 謎の機械のインターフェース
そんな感じ。
で、After Effectsでホログラム作るってことは、
「実際にある映像素材を、SF風に加工する」ことなんですね。
After Effectsで ホログラム を作る方法
Step1:素材の準備。これがすべての鍵
たとえば、自分がカメラの前でしゃべってる動画があるとしましょう。
📷 背景はグリーンバック(緑の布)を用意すると最高です。
じゃないと後がめちゃくちゃ大変になります…。
で、その素材をAfter Effectsに読み込んで、最初にやるのが「切り抜き」。
▼使うエフェクトは「Keylight(1.2)」
「エフェクト&プリセット」から「Keying → Keylight(1.2)」を探して、動画にポンと当てます。
次に、スポイトで背景の緑色をポチッと選べば、背景が透明になります!
でもね…
ここで「うわ、ちょっと周り残ってるな」ってなることあるんですよ。画面の端とか、髪の毛とか。そういうときは、微調整。
- 「Screen Gain」→少し上げる
- 「Screen Balance」→ちょっと下げる
- それでもダメなら「マスク」でカット
これで人物だけが残った“透明背景の映像”になります。
Step2:プリコンポーズは初心者の味方
ここ、最初わかんなかった…。
「プリコンポーズってなに?プリンとコンポ??」ってレベルだったけど(笑)
でもこれは超大事。
要するに「まとめて箱に入れしちゃう」みたいな感覚。
複数のエフェクトをかけるときに、レイヤーをごちゃごちゃにしないための整理術です。
レイヤーを右クリック → 「プリコンポーズ」→「すべての属性を移動」でOK!
名前は「Footage」とか「Hologram元素材」とか、自分でわかりやすければなんでもOK。
Step3:ホログラムっぽく加工していこう
ここが一番楽しいところ!
💡ブラー(ガウス)をかける → ちょっとボケ感で「スクリーン越し感」を演出
💡色かぶり補正 → グレースケールになる。SF感アップ!
💡レンズフィルター → 青っぽいフィルターにするだけで、まさに未来っぽい感じ!
おすすめは「フィルター寒色系(80)」
以上の三つを使うことでそれっぽさ、爆増します。
Step4:デジタルノイズの追加!ここで一気に化ける!
ここが本気ポイント。
初心者の僕も「うわ、これは…急に“それっぽい”!」ってなったのが以下のエフェクトたちです:
✅ブラインド:方向90°にして、走査線みたいな線を出す。ちょっとレトロで未来っぽい。
✅波形ワープ:ノイズを入れて、動きに“ブレ”を与える
ここで、After Effectsのちょい高等テク「エクスプレッション」登場。
noise(time*5)*15
って入れると、時間に合わせてちょっとずつ揺れてくれる。生きてる感じになる!
Step5:グロー(発光)させろ!ホログラムは光ってナンボ!
エフェクト「グロー」をかけて、
- グローしきい値 → 85%
- グロー半径 → 45pxくらい
にすると…
うおおおぉぉ!!ホログラムじゃん!!!ってなります。
僕はここで、1人でガッツポーズしました(笑)
Step6:立体的にしたい?じゃあカードダンス!
ここでちょっと上級編。
「カードダンス」というエフェクトを使うと、映像をパネル状に分割して、奥行きのある動きができるんです。
これ、ほんとにホログラムっぽい。
- 行と列を「500」にする
- Z位置を「強度1」に
- X/Yスケールを「オフセット1.00」に
すると…立体感爆増!
Step7:動きに「グリッチ」感を追加
最後の仕上げ。調整レイヤーを追加して、さらに動きを加えます。
✅タービュレントディスプレイス → グニャっと歪ませて未来感!
time*360
って展開に入れると、常に動く感じになるよ。
Step8:背景と合成して完成!
背景が動いてるなら、そこにホログラムを“固定”する必要があります。
「3Dカメラトラッカー」で背景に追従させて、ホログラムがちゃんと「そこにある」ように見せよう!
【シーンの例】こんな映像、作れます
- カフェの机にホログラム時計が浮いてる
- 自分の手のひらにニュースフィードが出る
- ドローン映像に「SCAN中…」みたいなSF演出
全部、同じテクニックで作れます。

【まとめ】ホログラム、やってみると超おもしろい
僕も最初は
「え、難しそう…」
「プロしか無理じゃないの?」
って思ってました。でも、作ってみると意外と簡単。ポイントは:
- シンプルな素材を使う
- 一個ずつ確認しながらやる
- わからなくても諦めない
特に、エクスプレッションのとこでつまずいたら、「After Effects エクスプレッション 入門」ってYouTubeで検索してみて。めちゃ助かる動画、いっぱいあります。
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 ホログラム の作り方 を書きます。