After Effects を使っていたらいつの間にかハードディスクの容量が少なくなった経験はありませんか。
ハードディスクを買い換えなきゃと思いがちですが、それは早合点です。買い換える必要はありません。
見直したいのはキャッシュです。
キャッシュがハードディスクを圧迫していたら削除してダイエットしましょう。
キャッシュファイルは編集作業を早くするために作られています。削除しても自動で作成させるため、削除して構いません。
不要キャッシュ を削除する方法
どこを削除するかというと、表示設定で【隠しファイル】にチェックを入れると見つかります。
【Media Cache】 と【Media Cache Files】の二つのフォルダです。
ちよっと編集しただけでも7GB溜まってました。このキャッシュをソフトの 消し方は[編集][キャッシュの消去][すべてのメモリ&ディスクキャッシュ]を選択して削除します。
キャッシュって何?
プレビューの再生を行うとディスクキャッシュがつくられます。
ディスクキャッシュとはプレビューをスムーズに行うためにつかわれます。
つまり影武者のような役割ですね。
再生をスムーズにしてくれるキャッシュですが、容量が不足したPCではキャッシュの管理を間違えるとトラブルの原因になります。
なぜかというと仕様だから。
Adobe製品のPremiereとAfterEffectsとAdobeEncoreはキャッシュが消えることなく溜まり続けるのです。
キャッシュの保存先と削除
保存場所は[編集][環境設定][メディア&ディスクキャッシュ]です。
普通は[ディスクキャッシュを有効]にするにチエックを入れて使います。
最大ディスクキャッシュに達するまでキャッシュは増え続けます。
プレビューの再生を数回行うと、その分だけキャッシュが作られます。
ほっておくとその分だけキャッシュが削除されずにたまるのです。
キャッシュはハードディスクを圧迫します。
制作が完了したプロジェクトについてはディスクキャッシュを削除して保存しましょう。
パソコンのデトックスです。
扱いに慣れていない方は、削除すると不具合があるのではと心配になるかもしれません。
作業が一段落したのならば削除してもなんら問題ありません。
むしろディスク容量が少なくなるとパソコンの調子がおかしくなったりすることもありうるので消した方がいいくらいです。
消し方はキャッシュを削除したいAfter Effectsのプロジェクトファイルを開き、[編集][キャッシュの消去][すべてのメモリ&ディスクキャッシュ]を選択するだけです。
最適化されたメディアキャッシュ に注意
注意するのは、キャッシュという名前がついている「最適化されたメディアキャッシュ」です。
こちらは作業中に削除してしまうとプロジェクトに不具合が起きてしまう恐れがあります。
「データベースとキャッシュをクリーン」はなるべく避けましょう。
キャッシュはなるべくC:ドライブには保存しないほうがいいです。
システムを入れたディスクとは別の内蔵ハードディスク(もしくは外付けHDD)を用意するのがベター。
このディスクにキャッシュ専用のフォルダを作成するようにしましょう。
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