Adobe CCを起動したところ謎のサーバーエラーが起きました。
解決した後から振り返ると実に単純なことが原因でしたが、エラーの現場にいると大混乱してしまいます。
忘れないうちに原因をメモします。
Adobe CCで 謎のサーバーエラー が起きました。原因はアカウントの重複でした
Adobe CCは大変頑丈なシステムなので、最近めったなトラブルに巻き込まれたことはありません。
ところが、起動するとAdobeクラウドに接続できません。おまけに聞いたこともないエラーメッセージが表示されます。
いろいろ約庫裡してようやく自分の問題であることがわかりました。
Adobe CCで起きた謎のサーバーエラーの原因は Adobe アカウントの重複でした。
特殊な環境でおきた事案ですが、何かの参考になると思い、いきさつを公開します。
AdobeCCは、ユーザーに与えられたAdobeアカウントを認識して動作します。
なんのことかわからない人もいるかと思いますが、一台のPCで使えるアカウントは限られているようです。
そのことを知らずに、私は一台のPCを複数のWindowsOSを切り替えて使いました。
それだけなら問題はなかったのですが、それぞれのOSで異なるAdobeアカウントを使ってしまい、それがエラーの原因になったのです。
教訓:Adobeアカウントは一つに統一して使う
詳しく解説します。
私が使用しているWindows10マシンでは、システム用SSDを抜き差し可能なカートリッジにして、2.5インチスロットに装着しています。
さらに、SSDは丸コピーしてバックアップ用のシステムディスクを作り必要に応じて抜き差しして使っています。
動画編集用のシステムSSDと、日常に使うSSDの二本体制です。
当然丸コピーしているので両方にAdobeCCは入っていて、通常入れ替えても正常に動作します。
問題が起きたのは、片方のAdobeアカウントを職場のアカウントにして作業して終了し、SSDをバックアップ用に差し替え、起動した AdobeCC のアカウントを個人用に契約したアカウントに切り替えたときでした。
なぜ異なるIDが使えるかというと、Adobeのライセンスは会社と自宅で使うことを想定していて、1契約について2台のPCまで利用することができます。
その切り替えはユーザーが自由に操作できます。
今回の現象は二つのAdobeアカウントの使い分けがうまくいかなかったため起きたのです。
Adobeからみると、「本来なら一つのPCに一つしか登録できないはずのアカウント情報が、このパソコンには複数ある。おかしい」と見えたのです。
Adobeとしては、同一のシステムに異なるアカウントが混在した使い方をする奴がいるということ自体を想定していなかったのかもしれません。
契約は二つ別々に結んでいるため権利侵害行為はしていませんが、あまり変な行為をするとAdobeの逆鱗に触れるかもしれないので会社のアカウントを凍結することにしました。
今回はAdobeからなんのリアクションもありませんでしたが、Adobeは利用者のパソコンの中身を丸ごと遠隔操作することだってできます。
人に見せたくない情報がある場合は要注意。取り扱いには注意しましょう。