Premiere Proで16分割の画面を作成するには、複数の動画を一度に表示するための手順が必要です。今回は、初心者向けに分かりやすくステップごとに紹介します。
Premiere Proで簡単にできる 16分割画面の作り方
1. 動画素材の準備
まず16個の動画素材を用意し、Premiere Proに読み込んでください。すべての動画は同じサイズ(例えば1920×1080のフルHD)で統一するのが理想です。サイズが違う場合、画面のバランスが崩れる可能性があります。
2. プロジェクトパネルをフル画面表示
読み込んだ素材がプロジェクトパネルに表示されているのを確認します。リスト表示に切り替え、素材が確認しやすいようにしておきます。
ステップ1:シーケンスの作成
1. シーケンスを作成
任意の動画をドラッグ&ドロップし、シーケンスを作成します。このシーケンスに他の動画を並べることになります。
2. タイムラインを確保
タイムラインを広げて、動画を16本積み重ねるスペースを作ります。各動画は自動的に別のトラックに配置されます。
ステップ2:ガイド線の設定
1. ガイド線の表示
プログラムパネルをクリックし、「表示」から「定規を表示」を選択します。すると上部と左側に定規が表示されます。
2. センターラインのガイドを引く
• 水平方向のガイドを右クリックで編集し、単位を「パーセント」に切り替えます。「50」と入力して中央に引きます。
• 同様に垂直方向にもガイドを引き、センターラインを完成させます。
3. さらに分割ガイドを追加
• 水平方向に「25%」と「75%」の位置にガイド線を追加し、4分割します。
• 同じ手順で垂直方向にもガイド線を追加し、16分割の目安線が完成します。
4. ガイドをロック
ガイドを固定して動かないようにするため、「表示」→「ガイドをロック」を選択します。これで配置の際にガイド線がずれません。
ステップ3:動画を配置してサイズ調整
1. 動画のサイズを25%に設定
各動画のスケールを「25%」に設定します。これにより16分割のマスに収まるサイズになります。
2. 配置のコピー
1つ目の動画を設定後、コピーして残りの動画にペーストすることで、一括してサイズを揃えられます。
3. モーション設定で位置調整
動画をガイドに合わせて配置するため、エフェクトコントロールの「モーション」を使って動画をドラッグし、ピタッとマスに合わせていきます。各動画を順番に配置していきましょう。
ステップ4:ガイドのテンプレート保存
作成したガイドをテンプレートとして保存しておくと、次回から再利用が簡単です。
1. プログラムパネルで「表示」→「ガイドのテンプレート」→「ガイドをテンプレートとして保存」を選び、「16分割」と名前をつけて保存します。
2. 保存後、必要なときに再度呼び出せます。
注意点
• パソコンのスペック確認
32分割や64分割など高負荷の編集は、パソコンのスペックによっては処理が遅くなる場合があります。
• 再利用の簡略化
同じ設定での編集が多い場合は、ガイドテンプレートを活用して効率よく作業を進めましょう。
以上で、Premiere Proを使った16分割画面の作り方の手順が完成です。
チュートリアル動画
まとめ
今回の方法を使えば、均等な8画面、4画面でも利用できて、しかも、ガイド線の活用方法も同時に覚えることができます。
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 シン16分割画面の作り方 を書きます。