動画編集ソフトが初心者に難しく感じるのは、パッと見意味不明な用語や複雑な操作手順が多すぎること。
その用語がどんな機能を持つのか。どんな順番で作業を行なったらいいか。
迷ったら自己責任で正解を見つけないことには先に進めません。
編集が趣味。編集が仕事という人は別として、なるたけ手間をかけず、余計な勉強もせずに編集したいのが人情ですよね。
超初心者でも、余計な負担をかけずに編集ができる編集ソフトがFilmora11です。
ダウンロードはWondershare公式ページから行えます。
経験ゼロでも大丈夫 簡単すぎる Filmora11 の使い方
簡単にFilmora11 を説明します。
Filmora11 は動画編集の知識がない初心者から中級の狙いを絞ってWondershareが開発した動画エディターです。[1]Wondershareは中国・深センに本社を持つ2003年創業のソフトウェア企業です
Filmora11には、色補正や音補正などプロの編集者が使うような機能は搭載されていません。
プロやマニアはターゲットにしていないのです。
Filmora11の設計思想はこれから動画編集を始めようという人や、理屈はともかく楽しみたいという人が対象です。
Filmoraは他のソフトと比べてエフェクトやトランジションの種類が多いのが嬉しいです。
曲がたくさんあって良かったです!効果音がもっとあればなと思いました。でも簡単でわかりやすかったです!
価格も安いので、iMovieで十分だけど文字パターンが少ない事が不満、という方はおすすめです。
直感的に作業ができ、初心者でもわかりやすいソフトだと感じます。また、公式のYouTubeサイトがあるので、そこでテクニックが学べるのはポイントだと思います。
基本的な動画の編集、音素材、エフェクトなどは必要最小限のパッケージとなっているがそこまで凝った動画を作らない人にはこれで十分。
初心者が迷いやすい部分にはビジュアルなガイド機能が置かれ、初めての人でも一時間もあれば動画の編集が楽しめます。
Filmora11 の使い方
Filmora11 は無料版と有料版があります。
無料版といっても有料版と機能は全く同じです。
違うのは書き出した動画にFilmoraのロゴが入るだけ。
私的用途には使えるけど、仕事には使えないというわけです。
編集ソフトの扱い方には自信がない。
不安だという人はWondershare公式ページからダウンロードした無料版を試してみましょう。[2]よければ有料版に契約を切り替えるだけで、それまでの編集でーたが継続して使えます

Wondershareのアカウント登録とFilmoraの手続きについては別記事にまとめました。
Wondershare の アカウント登録と Filmoraのインストール方法 | ぶいろぐ
有料版を購入すると『ID』と『パスワード』が発行されます。
それをFilmoraのインターフェイス画面に入力することで有料版への手続きが完了します。
有料版に移行すれば、先に紹介した『ロゴの透かし』が消えます。
簡単すぎる Filmora11 の使い方
今回は動画素材の一部をカットして書き出す一連の作業をご紹介します。
Filmora11 を起動します。
すると初期画面が開きます。

プロジェクト作成を選びます。
編集したい動画ファイルを編集画面にドラッグ&ドロップします。
編集したい素材が取り込まれた瞬間、アニメーションが表示されます。
サムネイル画面からタイムラインに矢印に沿って素材を動かせというサインです。

素材をタイムラインにドラッグします。
すると、Filmora11 が自動的に動画ファイルの情報を読み取って聞き返してきます。「メディアの解像度または・・・変更しますか」
書き出す動画の縦横比とフレームをどうしますか?という意味です。

一般の編集ソフトでは、編集を始める前にサイズや条件を決める必要があります。
この作業をプロジェクトというのですが、編集に先立って設定しなくてはならない上、自由に設定できるの初心者にはわかりにくい作業です。
Filmora11 の特徴は、自動的に素材のサイズを使うか、用意されたフルハイビジョンサイズで編集するかの二択に絞っています。
やることが限られている分だけわかりやすくなっています。1920×1080 25fpsの25という値は一秒間に25枚のコマを使いますよという意味。
それでも問題ありませんが、私の場合はYouTubeの投稿動画を基本にしているので1920×1080、30fpsを選択しました。
Filmora11 の使いやすさが実感できるのは、豊富なガイドです。
このようにFilmora11 では次にどうしたらいいかという手順を優しくガイドしてくれます。
この細かな配慮が他のソフトと決定的に違う部分です。
初めて編集ソフトを触ったことがある人ならわかると思いますが、編集画面は謎のかたまりです。
こうした操作方法があるだけで編集に悩むことがなくなるばかりか、楽しみが生まれます。

メディアプールの素材をドラッグ&ドロップすると、プレビューモニターに内容が映し出されます。
音声素材も同様に取り込んでみましょう。音声素材のサムネイルは別のイメージになっているので見た目の区別も簡単です。
タイムラインに配置すると再生ボタンにガイドが表示されました。ガイドはオンオフできるので、邪魔だと感じたらオフにすることができます。

カット点を決めるには、タイムライン上にあるシークバーをマウスで移動するだけです。
シークバーの上にはハサミのマークが表示されています。
カット点が決まったらクリックするだけでカットができるということをビジュアルに伝えてくれます。
画面上部のメニューアイコンには、テロップ用の文字アイコンや、各種エフェクト用のアイコンなどが並びます。

動画ファイルに書き出す場合は、画面上のエクスポートボタンをクリックします。

ウィンドウが開くので、どのような形式で書き出すか決めます。

書き出す先の選択肢は二つあります。自分のディスクに書き出す方法と、クラウド上に書き出す方法です。
Filmora11 を購入すると自動的にクラウド上のスペースも利用できるようになるので動画共有などするときに役立ちます。

全て設定して、スタートを選択すると書き出しが始まります。

書き出した画質の違いは、コーデックと呼ばれる変換機能によって左右されます。
今回は同じ内容をQuicktimeとmp4で比較してみました。
みてわかるようにQuicktimeとmp4では容量が違います。容量の違いは画質の差になって現れます。
下がQuicktimeで書き出したもの。
次がmp4で書き出したもの。
YouTubeの再生は、利用者の環境によってYouTube側でコントロールされることがあるので場合によっては再生した画質が悪い場合があるかもしれませんが、両者の違いが確認できると思います。
データ量の少ないmp4がブロックノイズが目立ちます。
画質は犠牲にしてでも軽い動画にしたいのか、それとも画質を優先に書き出したいのか。
好みに合わせて選べる点も Filmora11のわかりやすさと言えそうです。
Wondershare公式ページはこちら。
まとめ
初心者が編集ソフト選びで挫折する理由の一つがソフトの使いやすさです。
ソフトによっては工場の制御盤のような見た目であったり、訳のわからない技術用語が平気で出てくるようなものがまだまだ見受けられます。
仕事として稼ぐために使う訳ではないのですから、使っていてときめかないソフトは選ぶカツはありません。
困った時に手を差し伸べてくれる配慮が詰まった Filmora11は映像編集ソフト何にするか悩んでいる人におすすめのソフトと言えそうです。
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 Filmora11 を書きます。