
編集ソフトに付属しているテロップ機能がどんどん進化しています。
余裕があるときや、ちょっと力を入れた映像を作ろうとするときはアートさんにお願いしてデザイン系のソフトで作りこみます。
興味を感じたらチャレンジしてみることをお勧めします。
目次
テロップを別につくる意味
その理由は
- 使えるフォントが少ない
- 画面上の位置合わせに手間取る
- 1枚の画面に複数の文字をレイアウトできない
などです。ですから余裕があるときはデザイン系のソフトを使ってテロップ画像を別に作って、写真素材のように編集ソフトに読み込ませて使うようにしています。
メリットは
- 画面の好きな位置に、自由に文字をレイアウトできる。
- テロップ素材は別途つくるので編集ソフトを立ち上げる必要がない。
- ひな形を作っておけば、同じ位置、同じフォントで統一感のある文字素材が作れる。
- デザインを習得すれば、文字の背景に座布団のような装飾を置くなど凝った演出ができる。
などです。
オススメのデザイン系ソフトとは
文字スーパーを打つのなら、AdobeのIllustratorが使えると便利です。
ワープロ感覚で画面に文字を打ち出せます。Photoshopでも文字のレイアウトはできますがアートよりの表現に強いような気がします。
オススメのフォーマット
YouTube投稿は1920×1080サイズが基本です。したがってテロップ画像も1920×1080 ピクセルサイズで統一すると編集する際の位置合わせ簡単です。
イラストレーターで制作する際は、新規ファイルを下記のように1,920×1,080で最初から指定してしまうのが楽な方法です。

なぜ楽かというと、出来上がったテロップ画像は画像データにして書き出さなくてはなりません。
そのときショートカットキー(Ctrl+Shift+Alt+Sキー)を押すと 1,920×1,080のまま画像ファイルにしてくれるのです。

デザイン系のソフトを使うことで、好きな位置に好きなフォントやサイズで文字を組むことができます。
また、背景画像の明暗に合わせて文字色を変えたり、背景に影を付けるのも簡単です。
フォントは見栄えを左右します。デザイン系ソフトの多彩なフォントを使うことで映像の印象や効果を変えることができます。
フォントは種類を絞って使うと統一感が出ます。
反対に様々な種類のフォントを混在させると画面の締まりがなくなります。
ドキュメンタリー系なら明朝かゴシックなど決めておくと便利です。

見本のように、好きな位置に文字を配置することができる上、ロゴなどの画像も簡単に配置することができます。
完成したテロップはワンタッチ(Ctrl+shift+alt+s)で指定サイズにはき出すことができます。
形式は”Png”一択です
ここがポイントですが、JPEGなどではき出すと、文字以外の部分も白く塗りつぶされた画面になってしまいます。
これではスーパーとして機能しません。できあがった画像は文字部分以外を透明にするため、png形式で書き出します。
まとめ
動画にテロップをあてる方法はさまざまです。編集ソフトのテロップ機能を使う方法。Photoshopなどで作った画像を当てる場合。Vrewなどの字幕返還ソフトで作ったデータを編集ソフトに取り込む場合など、最適な方法はつくりたい動画によって変わります。
しかし、だからといって意味もなくいろいろな方法を使いすぎるとあとで苦労します。
最初のうちは、自分なりに基本となるテロップのルールを決めておいて、徐々にほかの方法を試していくのが迷わないコツだと思います。