新型コロナの影響でデジタルカメラの出荷台数が激減したというニュース。
- ことし6月までの半年間に国内と海外向けに出荷されたデジタルカメラの台数は351万台で、去年の同じ時期より51.9%減少
- 世界各国で外出や移動の制限が強化されて観光需要が落ち込み、カメラの販売が伸び悩んだのが主な要因
- ミラーレスと呼ばれるタイプのカメラの販売もマイナス
しかしカメラ業界は底を打ったと見ており
「デジカメの売り上げは各社とも前年を超えている。消費落ち込みの反動もあるかもしれないが、需要が戻っていることは間違いない」(キャノン・戸倉剛常務執行役員)
という声も聞かれます。
はじめたばかりの人が迷うのは使うカメラの選び方です。
機能や価格、使い勝手に人気など、選択肢に迷いがち。
8K動画撮影機能をもつハイエンドやウェブカメラのように用途を特化したもの以外に、屋外でも屋内でも使えるオールマイティーな製品の展開も出てくるとみられるのでユーザーの関心は高まりそうです。
カメラガイドは山のようにあるので今回は角度を変えてトップユーザーが選ぶ動画カメラの視点で見てみます。
テレビマンが使うカメラ
取材系や創作系の動画制作向きなのが、テレビ局などがよく使う動画撮影専用のカメラです。ハイエンドといってもいいこのカメラの特徴は何でも撮れること。
カメラに複数の記録メディアを入れることができること。長時間録画でも自動的に切り替えながら録画できるので撮影を失敗するミスが減るのです。
プロの使い方は過酷なことがままあるので耐久性に優れていること、修理を前提に作られていることでしょうか。
テレビでよく見かけるニュース撮影用のごついテレビカメラ。価格は2,000万円近くするのだそうです。うちレンズの価格が400万円というのですから、高級車が変えるくらいの値段というのも嘘ではありません。
小さな制作プロダクションでは手が出ない価格です。そのため使うのはレンタル品です。二泊三日で二万円近くの値頃感を高いとみるかどうかは成果物次第です。
業務用カメラの泣き所は重いこと。上記のケースでは重さは7キログラム近くあるというのは、家庭用小型ビデオカメラ20台分近い重さに相当します。
これだけの自重を支えるためには三脚は頑丈で重くなります。特に雲台の部分が頑丈でないとカメラが傾いて倒れてしまいます。動画用カメラはズームやパン撮影をすることが多いので雲台の取り回しはなめらかさも求められます。
カメラは重い。三脚も重い。動画撮影専用カメラは高額な上にすごく重いというのがカメラマン共通の認識だと思います。
YouTuberが使うカメラ
動画専用の業務用機材の特徴はズームとパンができることでしたが、個人が発信する動画のほとんどはカメラを固定したまま撮れる動画です。
一眼レフのメリットはなんといっても発色の良さ。スチールカメラで鍛えてきた技術があるのですから映像を切り取ることにかけては任せておいて大丈夫です。
人気YouTuberは基本室内・固定カメラで撮影する人が多いので、ズームやパン撮影の機能を必要としません。一眼レフのカメラが好まれているようです。
価格帯は一般的な一眼レフで数万~20万円といったところでしょうか。幅があるのはカメラの性能とYouTuberの実力は比例しないと言うことかもしれません。
デメリットはスチル撮影を前提に設計されるカメラなので、音声とか照明など動画系のパワーは専用機に比較すると力不足ですが、用途を限定することで必要なカメラを絞り込むことができます。
人気YouTuberが使っているカメラ
人気YouTuberはいったいどんな機材を使っているのか気になりますよね。YouTuberの中にはネタの一つとして使用中のカメラを積極的にレビューしているので比較してみるとどんなカメラを選んだらいいか参考になります。
Panasonic GH5
ヒカキンが動画で紹介していカメラです。中古を含めた流通価格帯は20万円程度。
Panasonic GH5S
はじめしゃちょーが動画で紹介していたのは、パナソニックのGH5S。GH5の新機種にあたるカメラです。中古を含めた流通価格帯は35万円程度。
Canon M100
ゆうこすが動画で紹介していたキャノンのM100。中古を含めた流通価格帯は3.5万円程度。
SONY α6600
ゆきりぬが動画で紹介していたソニーのα6600。中古を含めた流通価格帯は17万円程度。
SONY RX100M7
ないとーが動画で紹介していたソニーのRX100M7というカメラです。中古を含めた流通価格帯は11万円程度。
SONY RX100M5A
のがちゃんねるが動画で紹介していたソニーのRX100M5A。中古を含めた流通価格帯は12万円程度。
まとめ
これからカメラを選ぶ際、知っておきたいのが判断の基準となるカメラです。カメラ選びのポイントは見た目やおまけ機能ではありません。動画を撮影するに際し基本となる性能に優れていることです。
- 2160p(4K)対応
- 軽量
- 手振れ補正
Vlog関係者から評判がいいカメラを三つご紹介します。この三つを抑えておけばまず間違いはありません。
動画撮影には動画専用カメラ、一眼レフ(コンデジ含む)のほかにスマホという選択肢があります。
スマホの画質は機種によってばらつきがあるので一概にはいえませんが、携帯の持つ利便性がなんといっても魅力です。
私のようにコンパクトなジンバル付きカメラという機種も使いようによっては威力を発揮します。
まとめ
機種選びをする前に、自分はなにを表現したいのかざっくり考えてから情報収集を始めるとうまくいくと思います。
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 YouTube撮影 を書きます。