AI画像生成StableDiffusionの上位版 StableDiffusionXL が利用できるサービス2選

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 StableDiffusionXL を書きます。

話題の画像生成AI StableDiffusionですが、グラビア級の人物画像を生成するにはそれなりのコツが必要です。

StableDiffusion攻略のコツはいろいろありますが、基本は “best quality” や “high resolusion” など高画質を連想させる単語や、こうありたくないという単語を英語にして嫌というほど入れなくてはなりませんでした。

それは面倒と思っていた人に朗報。

StableDiffusionの上位版にあたるStableDiffusionXL(SDXL)。

2023年4月14日Stability AI社からベータ版が公開されました。

開発元のStability AI 社の日本公式Twitterによると、Stable Diffusion XLの機能は「23億パラメーター」にあたるのだそうです。

パラメーター23億とは、現在のStable Diffusion2.1が10億なので約2倍向上したことを意味します。

公式ではそのメリットとして次の点を強調しています。

  • 次世代のフォトリアリズム機能
  • 画像構成と人の顔の生成能力の強化
  • 豊かなビジュアルと目を見張る美学
  • 短いプロンプトで具体的なイメージの生成能力が向上
  • 画像内でのテキストの生成能力が向上

StableDiffusionXLが利用できるサービス

Stable Diffusion XLベータ版の登場にあわせ、サービスも早々登場しました。

現在二つのサービスで利用可能です。

これまで、Stable Diffusion を使い倒すにはGoogle Colabという開発者用のサービスを使うのが一般的でした。

サービスが登場したことで、初心者でも使いやすくなりました。

どんな違いがあるのでしょうか。

ClipDropはアカウント登録すると制限なく利用可能です。

現在はベータ版なので、試してみたい人はClipDropを利用することをお勧めします。

DreamStudioはアカウント登録すると100Cregit付与されます。つまり初回無料の有料サービスです。

Cregitを使い果たしたら、購入することで継続利用は可能です。

StableDiffusionXLはベータ版。つまり人柱版にあたるので、お試し利用が可能なClipDropから始めるのが鉄板です。

StableDiffusionXLをClipDropで利用する手順

利用方法は超簡単です。

アカウントをつくる

公式ClipDropホーム画面の中程にあるStableDiffusionXLの画像をクリック

生成画面に移動する

プロンプト枠にプロンプトを入れてスタイルを選択する

生成ボタンを押すと生成が始まります。

生成される画像は4枚です。

気に入ったものがあれば画像の上で右クリックして保存できます。

ClipDropでは、生成した画像の右下に小さくウォーターマーク(すかし)が入ります。

そのため、実用として使いたい場合はDreamStudioを試してみるといいです。

StableDiffusionXLをDreamStudioで利用する手順

DreamStudioの特徴は使いやすいレイアウトです。

操作パネルが左側に整理されている上、StableDiffusion2.1などのモデルの選択やプロンプト、ネガティブプロンプトのに有力欄などがあるためより細かな指示ができるのが特徴です。

DreamStudioではベータ版では使用できない枠もあります。

これは開発中の機能のための枠です。

内容をみると次の二つの機能が開発中であることがわかります。

・インペインティング機能とは、画像の中にある不要なものを消したりできる機能です。

・アウトペインティングとは、画像の外側に画像を追加して拡張する機能です。

不明な点

現時点で不明な点は、学習モデルの利用ができるかどうかわからない点。

StableDiffusionで生成する女性はほとんどが欧米系で、癖のある画像が多いのが特徴です。

日本人に馴染みの女性画像といえば「ChilloutMix」などを選んでおけばセーフです。

学習モデルの使い方がよくわからないこと。

学習モデルで利用したプロンプトをコピペできるかも要検証です。

まとめ

StableDiffusionXL(SDXL)の画質はぱっと見よくなっているように感じます。

手っ取り早く使ってみたい人。すかしがあっても構わない人はClipDropを。

お金に余裕があって、より細かく作り込みたい人はDreamStudioがいいかもしれません。

ともあれ、サービスは続々登場すると思われるので、新サービスを期待するのもいいかもしれません。