モーショングラフィックスを作っていて、「その背景、何か薄っぺらくない?」って感じたことありますか?
今日はね、そんなときにグッと世界観を上げてくれる、背景アニメーションの基本パターン3つを紹介します。
- キラキララインが辺りを彩る「キラキラパターン」
- スイスイ流れる「リキッドパターン」
- ポップな幾何学模様の「メンフィスパターン」
「わー、かっこいい!」ってなる背景ですね。ほんの数ステップで雰囲気が変わる、魔法みたいな仕組みです。
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背景アニメーションで世界観を操ろう!After Effects超入門
■ ① キラキラパターン:光のビートが背景で踊る
これはもう、「きらっ…!」って瞬間的な余韻を残す、オープニングシーンやエンディングクレジットに最高。
作り方(初心者でも安心ステップ):
- シェイプレイヤーを作る(ペンツールで縦ライン、Strokeのみ、幅5px)
- 「パスのトリミング」を追加 → 出現アニメーションをキーフレームで設定
- グラフエディターでイージーイーズを使って、柔らかく流れるように
- 「リピーター」を追加してコピー → 複数ラインで放射状やジグザグ模様に
- ループ用のエクスプレッション loopOut(“cycle”) で永遠にキラキラ
これだけで、まるでライブ会場のライトみたいな背景が完成!
■ ② リキッドパターン:流体のように滑らかに揺れる背景
優雅な動きで、落ち着いた印象を与えたいときにぴったり。
料理紹介、ナチュラルブランド、カフェ系YouTubeに大人気!
手順:
- シェイプで曲線を描く(塗りあり・線なし)
- グラデーションを設定(線形、明度差をつける)
- 「パスのウィグル」を追加 → サイズやディテールを調整して滑らか動きに
- 複製してズラす → 奥行き・立体感を演出
- さらに色や配置を調整 → 柔らかい印象を強調
この流れる背景に文字がのると、まるで高級広告みたいな雰囲気になります。
■ ③ メンフィスパターン:ポップでエネルギッシュな幾何学背景
原宿系やファッションVlog、カラフルな広告によく合います。「映え」たい時の王道パターンです。
やり方:
- 長方形シェイプを作成 → サイズを縦長にセット
- リピーターを追加 → コピー数と位置を設定して格子状に
- 複製・グループ化して丸角などを追加
- 反転&トラックマット → 重なりを生かした柄に
- 塗りや回転をリンク → ダイナミックな印象に変化
これを背景に入れると、一瞬で“クリエイティブ感”がぐっと上がります。
■ さらに応用された背景アニメーションの世界(最新チュートリアルより)
YouTubeチュートリアルでは、「豪華なライン背景」「反射風UI風背景」「ポップな幾何模様背景」などが人気です 。
たとえば、ラインが流れつつ回転する背景や、グラデーションと形状を組み合わせた動的背景など、簡単に映像のクオリティを格上げできます。
中にはプラグイン不要でシェイプだけで再現可能な方法もあり、とにかく初心者でもチャレンジしやすい内容です 。
動画で視覚的に見たい方は、こちらが参考になります:
■ こんなシーンで特に効果的!
シーン例 | おすすめ背景 |
---|---|
YouTubeオープニング | キラキラパターン(刺激的な印象) |
商品紹介スライド | リキッドパターン(柔らかさと温度感) |
ファッション・音楽動画 | メンフィスパターン(ポップとエネルギッシュ) |
たとえば、料理系のYouTubeならリキッド背景+手描きフォント、
ファッション系ならメンフィス+大胆カラーで世界観をブチ上げる、
というように映像目的に合わせて背景を選ぶとグッと良くなります。
■ まとめ:背景アニメーションは“感情”を伝える裏方トップバッター
背景アニメーションは、ただの飾りではありません。
映像のテンポや感情、世界観の深度をグッと引き上げる副音声のような存在。
- キラキラは「期待と緊張」
- リキッドは「やわらかさと温度」
- メンフィスは「遊び心とテンション」
最初は怖いかもしれないけど、ぜひまずは1パターンから挑戦してみてください。
シェイプレイヤーとエクスプレッションさえあれば、あなたの映像がブレイクする可能性があります!

🎁 おまけ提案
次回は、背景アニメの色をトーンに合わせて変化させる方法や、
透過的な背景+動画素材を組み合わせた高度な応用編も紹介できますので、気になる方はぜひ声かけてください!
それではまた、背景で“魅せる”世界を一緒に作りましょう!
こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。After Effects 初心者向け!モーショングラフィックスでよく使われる背景アニメーションを書きます。