【Ae】 After Effects のAI機能3選|動画編集が驚くほどラクに!

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 After Effects のAI機能3選を書きます。

はじめに

動画編集初心者の方にとって、「切り抜きがうまくできない」「不要なものを消したいけど面倒」「長い映像をどこから編集すればいいのかわからない」といった悩み結構ありますよね。

そんなときに大活躍するのが、Adobe After Effectsに搭載された3つのAI機能!です。

ロトブラシ3(被写体の自動切り抜き)

コンテンツに応じた塗りつぶし(不要物の自動削除)

シーン編集の検出(自動カット分割)

知ってましたか? After Effectsは操作が少しややこしいので敬遠されてきた人もいるかもしれませんが、ワンランク上の演出をしたいなら避けて通れないツールです。

この記事では、それぞれの機能を初心者でもすぐに使えるように、わかりやすく丁寧にご紹介します。

After Effects のAI機能3選|動画編集が驚くほどラクになる!

1|ロトブラシ3で「自動切り抜き」が爆速に!

▶ ロトブラシって何?

ロトといえば宝くじをすぐ連想してしまう人が多いかもしれませんが、動画編集では違う意味です。

ロトブラシとは、映像内の被写体(人物や建物など)を自動で認識・切り抜くツールです。

これは、アニメーションの「ロトスコープ」と呼ばれる手法をブラシ感覚で手軽にできることから名付けられました。

たとえば、歩いている人物の背景を削除したり、前景だけを強調したいときに便利。これまではフレームごとに手作業でマスクを調整する必要がありましたが…

🔶 ロトブラシ3ではAIがリアルタイムに被写体を追跡!

複雑な背景でも、驚くほど自然に切り抜いてくれます。

▶ 使い方(超シンプル3ステップ)

1. レイヤーをダブルクリック

2. ツールバーから「ロトブラシツール」を選び、被写体をなぞる

3. 自動で範囲を認識。プレビューして違和感があればブラシで微調整

📌 ポイント:フレームをまたいで自動追跡してくれるので、1カ所なぞるだけで数秒間の映像が一気に切り抜きできます!

2|コンテンツに応じた塗りつぶしで「不要なものを削除」

▶ どんな機能?

「コンテンツに応じた塗りつぶし」は、映像内の不要な物体やテキストを自動で消してくれるAI機能です。

たとえば…

• 車に書かれたロゴを消したい

• 背景に写り込んだ人を消したい

• 空に飛行機が写ってしまっている

こうしたとき、Photoshopのように周囲の背景に馴染ませて違和感なく削除できます。

▶ 使い方の流れ

1. 不要な要素をマスクで囲む(ペンツールなどでOK)

2. 「ウィンドウ」→「コンテンツに応じた塗りつぶし」を開く

3. 設定を確認(塗りつぶし方法や範囲)して「生成」をクリック!

🎥 生成されたフッテージが自動的に置き換えられ、元のオブジェクトがなかったかのように!

3|シーン編集の検出で「自動カット分割」

動画編集で超めんどくさいのが素材のシーンカットする作業。編集点つけるのに時間かかる。どうにかならないかな。

そんなお悩みもAIが解決。「自動カット分割」を使うと自動シーンの編集ポイントを検出してカットしてくれます。

▶ 編集済み素材や長尺映像の救世主!

「シーン編集の検出」は、映像内のカットの切り替わりをAIが自動で見つけてくれる機能です。

• 長時間インタビュー映像のカット探し

• 編集済みYouTube動画の再編集

• ドキュメンタリーや舞台映像の素材整理

📌 こんな用途で、手間なくタイムラインをカットごとに分割できる便利機能です。

▶ 使い方(かんたん)

1. レイヤーを選択

2. 「アニメーション」→「シーン編集の検出」を選ぶ

3. 「編集を検出」にチェックして実行!

すると、シーンごとに自動でレイヤーが分割され、編集効率がグッとアップします。

おわりに|AIでAfter Effectsがもっと使いやすく!

After Effectsというと「難しそう…」というイメージを持たれがちですが、AI機能を活用すれば初心者でもプロっぽい編集が簡単にできる時代になっています。

• ロトブラシで面倒な切り抜き作業を自動化

• 不要物はクリックだけで自然に削除

• 膨大な素材映像も一発でシーン分割

動画制作をもっとスムーズに、もっと楽しくしたい方は、ぜひこの三大AI機能を活用してみてください!