【保存版】 取材許可願い の書き方!初心者向けテンプレート&メール例文付き

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 取材許可願い の書き方を書きます。

動画制作を始めたばかりの方が戸惑いやすいのが、「取材の許可願いの書き方」。

特に個人で取材・撮影を行う場合、信頼を得る第一歩として丁寧な許可願いが重要です。この記事では、実際に使えるテンプレート付きで、分かりやすく解説します。

取材許可願いを書くときの基本ステップ

取材許可願いを書くとき特に重要なのは「ねらい」です。企画者の思いやメッセージの強さが取材先の気持ちを揺さぶります。

  1. 件名を明確にする
     例:「【取材ご依頼】◯◯についての動画制作に関して」
  2. 自己紹介と取材の目的を簡潔に
     例:「YouTubeで地域の魅力を紹介している個人制作者の〇〇と申します。今回、貴施設を紹介する動画を制作したく、ご連絡差し上げました。」
  3. 撮影内容・方法・日程の提案
     例:「施設外観・インタビュー風景などを、6月15日午後に30分程度撮影させていただきたく存じます。」
  4. 公開範囲や使用媒体を説明
     例:「撮影した映像は、YouTubeチャンネル『〇〇チャンネル』にて無料公開予定です。」
  5. ご協力のお願いと連絡先の明記
     例:「お忙しい中恐れ入りますが、ご検討いただけますと幸いです。ご不明な点がありましたら、以下までご連絡ください。」

件名:【取材ご依頼】〇〇動画制作に関して

〇〇株式会社
広報ご担当者様

はじめまして。YouTubeにて動画配信を行っている〇〇と申します。
このたび、貴社の〇〇に関する取材動画を制作したく、ご連絡いたしました。

【撮影目的】〇〇の魅力を広く紹介する地域紹介企画の一環
【撮影日時】〇月〇日(〇)午後1時〜1時間程度(ご希望に応じ調整可能)
【撮影内容】施設の外観、スタッフ様への簡単なインタビュー

動画はYouTubeチャンネル『〇〇チャンネル』にて公開予定です。
何卒ご検討のほど、よろしくお願いいたします。


〇〇(フルネーム)
電話:090-XXXX-XXXX
メール:xxxxx@example.com

【参考】写真素材などの借用を依頼するときの定型文


〇〇様
突然のご連絡失礼いたします🙇‍♂️〇〇をコンセプトに情報を発信するメディア、「〇〇」の運営担当の〇〇と申します。
すごく素敵な投稿でしたので是非公式アカウント内で、〇〇好きなフォロワーさんにこちらのお写真をご紹介させていただけないでしょうか?・タグ付け・アカウント名を明記して投稿させていただきます✨
まだまだ立ち上げ段階のアカウントではありますが、かなり順調にアカウンが伸びており、今後は「〇〇さまの露出が増える」という観点でもお役立ちできるかと思います。
ぜひご協力いただけますと幸いです。ご連絡お待ちしております

このように、礼儀正しく、内容を簡潔にまとめるのがコツです。

断られないようにするには

  • 依頼者の肩書き、連絡先などの情報はもれなく記載する。
  • 依頼文は熱意が伝わるように書く。

ある程度場数を踏むと、取材許可が取れそうな相手かそうでないかは顔色や態度でそれとなくわかるようになります。しかし、取材経験が浅いうちは相手の感触がわからないと思います。

それでも粘り強く熱意を示しながら交渉を続けることが大切です。

許可願を作る際、謝礼についてどう考えればいいか

許可願を作成するときに「謝礼」をどうするか迷うのは当然です。以下のポイントを押さえると安心です。

  1. 相手との関係性を考慮する
     取材先が友人や知人であれば、謝礼なしでも失礼にあたらないことも。ただし、社会的立場がある方(公的機関、企業、専門家など)の場合は、形式的でも「謝礼」の記載をするのが礼儀です。
  2. 「謝礼あり/なし」は明記する
     トラブル防止のため、謝礼の有無・金額・方法(例:現金、商品券)をはっきり書いておきましょう。例文:
     「なお、ささやかではございますが、謝礼として○○をご用意させていただきます。」
  3. 予算が厳しいときは別の形で感謝を示す
     金銭を渡せない場合は、動画内での紹介、完成動画の共有、記念品など「非金銭的な謝意」も立派な謝礼になります。
  4. プロジェクトの趣旨を誠実に伝える
     「営利目的でない」「地域貢献の一環」など、謝礼が難しい背景を丁寧に説明すれば、理解を得やすくなります。
  5. 相手の意向を最優先にする
     断られたら無理に謝礼を渡そうとせず、相手の気持ちに配慮を。逆に「謝礼は不要」と言われても、記念品などで気持ちを伝えるのは良い印象につながります。

謝礼の相場観について

謝礼の相場は、商用目的の有無など、目的や方法によって大きく異なります。以下に主なケースごとの相場をまとめます:

  1. アンケート調査の場合
     - 郵送アンケート:300円〜1,500円程度(手間がかかるためやや高め)
     - 電話・オンラインアンケート:300円〜1,000円程度
  2. ユーザーインタビュー(1対1の深掘り調査)
     - 対面(60分):5,000円〜
     - オンライン(60分):3,000円〜(交通費不要のため安め)
  3. お見舞い金など個人への気遣いとしての謝礼
     - 一般的に3,000円〜5,000円程度が多く、4,000円や9,000円など縁起の悪い数字は避けるべきとされています。

用途や対象によって相場感が変わるため、丁寧な配慮が必要です。特にインタビューや調査においては、謝礼が参加者のモチベーションにもつながります。

まとめ 許可願いはなぜ必要か

取材される側になるとわかります。

どんな相手が何を聞きに来るのか、どのメディアに紹介されるのか。期待と不安がいりまじります。

その不安を一瞬で解決するのが取材依頼書なのです。

依頼書に取材の趣旨や条件が簡潔にまとめられているだけで、取材される側はどう言う振る舞いをしたらいいか判断することができます。

あらかじめ取材を内諾していた場合も、文書にまとめられていると間違いを避けることができます。

口約束で済ました場合あとあとトラブルの原因となる場合があります。

事前に聞いていたことと放送された内容が食い違っていたなどのトラブルは、だいたいが取材する側のあやふやな説明やされる側の思い込みが原因です。

許可願いには完成した動画の内容があらかじめまとめられています。

取材される側は許可願いに書かれた内容を元に情報を発信する場合もあります。

取材される側の情報発信を助ける広報媒体としての役目も担っていることを忘れないように書きましょう。