編集で動画を きれいに見せる 4つの小技

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 きれいに見せる を書きます。

 編集で動画を きれいに見せる方法知ってますか。

今はその性格が変わりましたが、毎年秋幕張で行われる二つの展示会によく通いました。民間の電気製品の動きがわかるCEATECと、放送の新技術が見えてくる放送機器展です。

中でも参加者の目を奪ったのが大画面モニターでした。クジャクの羽を思わせるきらびやかな色彩。迫力ある大自然の映像。放送技術者に言わせるとこうした映像は展示会用にきれいに見せるため、映像を”盛った”ものだといいます。

投稿動画でもこの技術を応用することで高画質風に描き出すことができます。

編集で動画を きれいに見せる 三つの小技

どんなにくすんで見える映像でもある程度見栄え良く仕立て直すことができます。

なぜこんなことができるのかというと、目で見てきれいと思えるかどうかは見る人の心理的差にもとづくからです。

美しいと感じる映像とは、画面の広さつまり画角や、画面の情報量つまりビットレートといった映像が持つ品質と無関係なのです。

教えてくれたのは放送番組を電波に変えるポジションで働く放送技術の人です。

業界ではビデオエンジニア VEという仕事にあたります。

色彩や色調を左右する要素は照明の技術が大きく関係してきます。

つまり、明暗があると人間は「綺麗」「美しい」と感じやすくなります

きれいな映像に見せるためには心理的に心地よい色彩や色調に調整すればいいと言うわけです。

①基本は照明

撮影をする際カギを握るのは照明です。照明をきっちり計算して当てることで映像の質が決まります。被写体の前後に照明を配置するなどして明暗の差をつけます。カメラやレンズの性能が違っていても陰影をつけることで見た目に優れた映像が撮れるのです。

撮影した素材を編集つまりポスプロ段階で調整することもできます。テレビ局では技術さん、ビデオエンジニアが波形を見ながら行う作業です。

なぜビデオエンジニアが付いているかというと、プロ用のカメラでも機種によって記録された信号に機体ごとのクセが残るからです。どのカメラで撮影した映像であっても基準信号に合わせた映像に統一しなくてはいけません。

※映像の調整はDaVinci Resolveではフュージョンの工程で行います。DaVinci Resolveはプロも使うソフトなのでこうした機能が付いています。

しかし特殊加工をしたいのでなければ、私たちのような一般ユーザーが最優先で取得する技術ではありません。「少しでも綺麗にしたいのであれば」程度で覚えておけばいいと思います。

②コントラストを調整する

よく使われるのはコントラストを調整する方法です。

人間の視覚では、輪郭線や色のメリハリの利いた映像はわかりやすく見えます。

わかりやすいことは美しいと感じることに近いので、コントラストを調整するのが綺麗に見せる近道になります。

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次のポイントになるのは彩度です。彩度とは鮮やかさのことです。

混ぜ物のない原色、ケミカルな色といったらいいでしょうか。

記事の冒頭で紹介した展示会用のでも映像のほんどは、よく見るとコントラストを少し強めて、彩度を高めて作られています。

③ぼけ(ブラー)を入れる

輝度や彩度を高め、コントラストを強めると、鮮やかな見栄えの映像になります。

しかし、こうした映像はネオンサインを見ているようで長く見続けると疲れを感じます。

心理的にも付かれを感じさせずに綺麗と思わせるテクニックに「ぼかし」があります。

水墨画のようなにじむ感じ。グラデーションのような溶け込む感じは目に優しく感じます。

少しボワっとさせるだけでもかなり印象が変わってきます。

④シャープにする

逆にちょっとカチッとさせたいときは、シャープにします。

人の顔に適用すると皮膚の皺などがくっきり見えるようになるため一見画素数が増えたような錯覚を感じます。

DaVinci Resolve では【カラー】に機能があります。

②から④の使い方は下記のチュートリアルで詳しく説明されています。

まとめ

映像の画質調整は専門の技術者がいるほど奥が深く、極めようとすると難易度の高い世界です。

映像の質と作品の質とはおたがい補完し合うものです。足し算というよりかけ算に近い関係だと思います。

どちらか一方だけ突出して一方がゼロになると解はゼロになりかねません。

企画段階で狙いを絞り込んで作業に入りましょう。