機能てんこ盛り DiffusionArt ディフュージョンアートの使い方!

フルタニ

こんにちは、フルタニです。放送局で番組作りをしてました。 DiffusionArt を書きます。

生成したいと思っても、どんな指示文を描けばいいかわからなくて挫折する人いませんか。

プロンプトを作るのが面倒という人にお勧めなサービスがDiffusionArtです。

注目される点は三つあります。

  • 登録不要で無料
  • 初心者にはすぐに使えるWEBツール
  • 機能てんこ盛り テキストやイメージ、将来は音声や映像も可能

アプリのインストールやメールアドレスの登録をすることなく、ブラウザ上で画像生成することができます。

DiffusionArt にあるすべてのモデルはテスト、レビューされており、個人および商業プロジェクトに無料で使用できます。

利用条件は創作活動や研究開発、教育や報道などはOKですが、収益化されているYouTubeなどのコンテンツへの使用はNGです。

DiffusionArt

DiffusionArtはウェブツールなので、ブラウザからすぐに利用が可能です。

DiffusionArt」をクリックするとPicasso Diffusion 1.1 Demoのページが現れます。

プライバシーポリシーを承諾し、右下の利用国から日本JAを選びます。

するとパネルが日本語表記になります。

Picasso Diffusion 1.1はaipicassoによるAIアートに特化した画像生成AIです。約7000GPU時間をかけ開発されました。日本語で書かれた詳しい使用方法はaipicasso/picasso-diffusion-1-1 · Hugging Faceから確認できます。

Picasso Diffusion 1.1 の特徴はカテゴリーが画面左に整理されていること。

利用目的によりタブから作業画面を選びます。

プロンプト
インスピレーション
即時翻訳者
ピカソの拡散デフォルト画面。text to imgやimg to imgの生成ができる。
クールジャパンの普及
カルロ
夢のような拡散
夢のようなアニメ
夢のような写真
日本の普及
プロトゲンモデル
安定拡散1.5
安定拡散2.1
安定拡散XL
多彩な拡散
アートジェンミニ
フォトジェンミニ
ハイレゾアート
ハイレゾアニメ
上位20モデル
全モデル
トップモデル

デフォルトでは「ピカソの拡散」が設定されています。

「ピカソの拡散」では「text to img」と「img to img」が利用できます。

この画面をロールダウンすると「画像編集プロ」という編集画面が現れます。この機能はAI生成技術を使って、画像にエフェクトをかけるもの。画像編集ソフトがなくてもこの機能だけで各種のフィルターをかけたり輝度や明度の調整ができます。

text to imgの画像生成方法

まず、作りたい画像のイメージを[Realistic][Animetic]から選びます。リアル系画像であれば[Realistic]を選びます。

[your prompt]に生成したい画像の単語を入力し、[generate]をクリックします。

すると生成が始まります。生成時間は右に表示されます。

生成が終わると[image]枠に画像が表示されます。

画像を作り直したい場合は、そのまま[generate]をクリックすることで作業が繰り返されます。

生成される画像の品質を上げたり、参照画像をもとに生成する場合は、画面下の[option]から調整します。

試しに、既存の画像で使われたプロンプトを使って生成してみましょう。

「女の子1人、成熟した女性、ベスト、弓、写真、現実的、最高品質、採用、詳細な顔、オフィス、窓からの建物、詳細な背景、拡散太陽光、被写界深度、ボケ」

プロンプトのみを使って[Animetic]モードで生成した画像です。

プロンプトは日本語でもOKということがわかりましたが、見事に作画が崩壊してしまいました。

次に「おすすめのネガティブプロンプトまとめ」から

low quality, worst quality, out of focus, ugly, error, jpeg artifacts, lowers, blurry, bokeh

以上のネガティブプロンプトを入力して生成してみます。

クオリティを上げるには[Negative prompt]に必要事項を入力しましょう。

多少改善されました。

以上で分かるように、起動は簡単ですが高品質の画像を生成するにはプロンプトなどの習熟がカギであることがわかります。

生成する画像は[Portrait][Landscape][Square][Highreso]を選択することで目的別に指示することもできます。

スケールやステップ、シード値の調整も可能です。

その他の機能

DiffusionArt には様々な機能が搭載されています。使い方はイマイチよくわかりません。

プロンプト

「プロンプト」を生成してくれるツールのようです。文章を書いて「送信」すると、右に作例が生成されます。

「20代女性孤 seventies giallo by ilya kuvshinov ross tran range murata artgerm katsuhiro otomo norman rockwell, highly detailed intricately sharp focus mystically trending deviantart, pinterest, vogue italia, unreal engine 5,」

試しに提案されたプロンプトを使って画像生成すると以下のような画像が生成されました。

画面下にある汎用プロンプトアドオンは使い道がわかりません。

インスピレーション

同時翻訳者

クールジャパンの普及 cool japan diffusion

Cool Japan Diffusion はStable Diffsionをもとにaipicassoが制作したアニメやマンガ、ゲームなどのクールジャパンを表現することに特化したモデルです。

aipicasso/cool-japan-diffusion-2-1-2 · Hugging Face

プロンプトに「富士山」と入れてネガティブプロンプトを加えて生成するとこんな絵ができました。

チュートリアル動画

旧レイアウトのチュートリアルです。

まとめ

使ってみての感想はStable DiffusionとMidjourneyの中間的な機能の生成AIサービスです。

自分が意図する画像を生成するにはプロンプトの精度が鍵を握るので、それなりの勉強が必要です。

しかし、使い方そのものは簡単なので初心者にとっては頼れるツールと言えそうです。